甲斐直心館の水曜通常稽古を5月28日、玉幡中学校で行いました。参加者は体験入門者1人を含む31人で、体調不良によるお休みが目立ちました。
中2雨宮さんの号令で正座。準備体操、素振りを行い、各年代に分かれて稽古をしました。
4〜6年生は体験入門者も含めて12人、指導者は3人でした。素振りを行ったところまでで胴紐がほどけている人が数人いたため、胴紐の結び方を確認しました。この日の稽古内容も示しました。
日本武道館の錬成に向けて基礎体力づくり、足さばきに始まり、前進5本−後退5本の正面打ちからの左右面(切り返し)を木刀で行いました。自分に向かって右側の左面は角度もまずまずですが、特に4年生は右面が縦振りになってしまう傾向が見られます。左手は縦に上下、右手の返しで左右対象の角度で、刃筋が通った左右面を目指します。木刀による剣道基本技稽古法も修錬しました。
面手拭いのつけ方、面のつけ方を確認した後、切り返し、面打ち、小手打ち体当たり、小手面打ちを行い、4年生は8月中旬の大会に向けた予選会を行い、この日参加の4人でリーグ戦を行いました。動きが小さく、打っても抜けない、まだまだ中途半端な打ちが多く、有効打突が少ない印象を受けました。打つ機会などをこれから一緒に学んでいきましょう。
また、できるだけ構えを崩さず、打ち込んでくる相手を竹刀で押えたり、足さばきでかわす稽古も行いました。これは守る稽古でなく、相手をよく見て、打つ機会をつくる稽古です。6年生を元立ちにして行いましたが、今後交代で行っていきます。
日本武道館錬成に向けた切り返しからの打ち込み稽古を行いました。今後、残り稽古でも行っていきます。最後は100本跳躍面素振りを行いました。1本目と100本目を同じように振れている人はまだ少数です。どこまで成長していくか伸び代に期待です。
終わりの会では5月24日の本部審査会での級位合格者に証書を伝達、5月25日の聖心剣友会主催少年剣道大会の出場者に参加賞の手拭いと各チームの敢闘賞(賞状)を贈りました。帯同した先生方が選んだ敢闘賞は次の皆さんです。▷中学生 伊藤龍▷小学生(A、B、C)雨宮明、勝村実、清水智(敬称略)
聖心剣友会の大会は県内最古級の歴史を持ち、会員の先生方の篤志によって継続されている大会です。感謝の気持ちを忘れず、大会に出られた感動をこれからの稽古に生かしてください。