みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2.26 道連書道展表彰式!

 道場連盟の書道展の表彰式が2月26日、東京・科学技術館での日本剣道少年団研修会の席上行われ、甲斐直心館から毎日新聞社賞を受賞した小林駿太さん(中学2年)、剣道時代賞を受賞した宮本源太郎さん(小学6年)が出席し、表彰を受けました。

 二人とも何度も特別賞に選ばれていますが、4年前には宮本君が毎日新聞社賞、小林君が剣道日本賞に選ばれ、一緒に授賞式で撮った写真がありましたので、併せて紹介します。2人の表情から、時の流れを感じます。

 おめでとうございます。

宮本先生に、佳作以上の作品はすべて持ち帰っていただきました。ありがとうございました。




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2.26 峡中地区スポーツ指導者研修会!


 山梨県スポーツ指導者協議会峡中支部(天野俊之支部長)は2月26日、甲斐市竜王北部公民館で令和4年度峡中支部スポーツ指導者研修会を開きました。

 甲斐市、南アルプス市、昭和町から剣道、テニス、ソフトボール、バレーボール、ソフトバレーボール、地域総合型スポーツクラブなどの競技、団体の指導者が集まり、「新型コロナウイルス禍の指導について」をテーマにワークショップを行いました。

 全体会で各班のワークショップの結果を報告し、さらに質疑応答などをしました。

 屋内競技、屋外競技ではマスクに対する認識の違いが大きいこと、また球技はボールの消毒などに絶えず気を遣うことなども特徴的なお話でした。

 始めと終わりに、市村一司前県スポーツ指導者協議会長からあいさつ、現状報告、まとめなどをいただきました。

 市村前会長は、甲斐直心館館長が高校時代、甲府西高で体育局長を務めたことから、間接的にご指導をいただいたことがある恩師です。

 また、アストレの花輪和志さんとも久しぶりにお会いでき、情報交換などもでき、有意義な機会となりました。



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2023/02/26 8:40:07|稽古日誌
2.26 甲斐直心館女子稽古会!


 甲斐直心館の女子稽古会を居合道稽古会の後、2月26日、道場で開きました。室温は1度、湿度55%、参加者は8人でした。中学生の多くが定期試験前、また、別の稽古会に参加のためお休みでした。
 
 女子稽古会初参加の保護者もいました。号令は小3雨宮さん。目標を設定し、準備体操、素振りのほか、すり足鬼ごっこのほか、専修大学の齋藤先生直伝のラダーを使った足さばきの稽古、基本打ち、技の研究などをしました。

 メニューは次の通りでした。

●目標の設定
●素振り(大素振り、正面、左右、跳躍)各20本
●すり足鬼ごっこ
●ラダー

●切り返し
●面
●小手
●面の応じ
●小手の応じ
●技の研究
●地稽古
●目標の振り返り

 参加者のうち剣道の強豪校へ合格内定の報告がありました。早速、先輩との稽古となりました。

 
 次回は1週空けて3月12日(日)午前8時から行います。


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2023/02/26 8:38:50|居合道稽古日誌
2.26 甲斐直心館道場 居合道稽古会!


 甲斐直心館道場に丹澤孝之居合道教士七段を指導者にお迎えしての居合道稽古会の12回目を2月26日(日)午前6時から行いました。道場室温は1度、湿度55%で、3月が近づく中、寒の戻りです。

 剣道三段の初参加者、甲斐直心館の館生の保護者ら6人が参加して丹澤先生からご指導をいただきました。

 この日は、1本目の「前」、2本目の「後ろ」、3本目の「受け流し」、4本目の「柄当て」まで修錬しました。

特に3本目の「受け流し」を集中的に行い、仮想敵が斬りかかってくるギリギリまで待つ形を丹澤先生が木刀で斬りかかってくる状態で再現しながらの稽古を行いました。「鞘引きがポイント」などのアドバイスや「3本目が居合道の神髄だ」などのお言葉もいただきました。

 3本目の受け流しでは左横に座っていた相手が突然立って、切り下してくる場面を実際に想定し、実際に木刀を受け流す理合を学び、しかも一連の動作が止まることのないよう意識しました。

 ぎりぎりまで相手の打ちを我慢して受け流すご指導をいただきました。
「3本目の受け流しは、居合道の神髄です」と丹澤先生が毎回おっしゃいます。

 4本目の柄当てでも、実際に至近距離にいる相手を想定し、柄を胸に当てて、刀が抜きづらい状況を体感しながら、修錬しました。居合道の実際の動作が頭に浮かぶと、動きの理由がわかります。居合道は想像力の武道だとあらためて感じます。

  次回は1週空き、3月12日(日)午前6時から13回目稽古会を行います。



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2023/02/25 19:06:00|訃 報
守破離〜古屋博正先生のこと

 山梨県小中学校体育連盟会長も務められた古屋博正先生の訃報に接しました。2月23日ご逝去、享年81歳。25日のお通夜も駐車場になかなか入れないほどの参列者でした。先生の気さくなお人柄、交友関係の広さを物語ります。

 先生は竜王中学校校長、田富中学校校長などを務められ、甲斐直心館道場の水曜稽古の会場としても使用させていただいている玉幡中学校武道場の「守破離」の扁額も揮毫されています。

 甲斐直心館館長は中学校時代、中巨摩支部大会などで古屋先生から試合の後に褒めていただいたことが何度かあり、所属の生徒でない生徒を褒めてくれる古屋先生のご配慮に感動したことや、大きな励みとなったことを思い出します。稽古で直接のご指導をいただいたことは大人になって一度あったかどうかですが、古屋先生に褒めて育てられた一人だと感じます。

 通夜式で飾られていた思い出の写真の中に、1999(平成11)年5月24日付の山梨日日新聞「顔」がありました。24年前の記事ですが、古屋先生のお考えは今も色褪せないと感じましたので、内容を紹介します。

 
理論研究と実技が両輪 チャレンジ精神で多くの経験を


 
 県小中学校体育連盟会長に就任した 古屋 博正さん
 
1999(平成11)年5月24日付 山梨日日新聞「顔」

 七月の県中学総体夏季大会は第五十回の大きな節目を迎える。「結果として勝ち負けはあるが、普段の練習の中から多くのことを学び、記念大会にふさわしい盛り上がりを」と期待する。
 「感じて、信じて、行動する子供のことをチャレンジャーという」が持論。「チャレンジャーにはもちろん失敗が許される。チャレンジ精神を持って多くの経験を積んでほしい」
 「小中体連というと部活動ばかりを重視していると連想されがちだが、理論研究と実技が両輪」と強調する。実技は部活動のほか、体育の授業も大きなウエートを占める。「スポーツの中で一番楽しい技術は何か、本質をきちっと授業で教え、生涯楽しめるスポーツとの出合いにしたい」と力を込める。
 高校時代から始めた剣道は五段の腕前。日体大を卒業して最初の赴任校となった秋山中で剣道部を作った。現在も地元・田富スポーツ少年団員らと竹刀を交え「六段を目指して修業中」の身だ。
 座右の銘は、剣道などの修業の過程を説いた「守破離」。「最初はみんなに教わる『守』、それをもとに自分なりに努力工夫していく『破』、『離』は古屋カラーを出していくことかな」と説明する。
 校長室の机は校庭に向かって置かれている。「子供が好きだから、いつも子供を見ていたい」。部活動にも積極的に参加し、野球のノックも買ってでる。周囲は「人の長所を見つけて伸ばすのがうまい」と言う。「良いところを褒めると悪いところが減ってくる。ひとそれぞれ花がある」 〈鷹野 裕之〉

 ふるや・ひろまささん 竜王中校長。県小中体連剣道専門部長を歴任。中巨摩郡田富町東花輪。57歳。
 
 取材をさせていただいたのが偶然、今の私と同じ古屋先生57歳の時でした。古屋先生の境地に追いついているのか、と自問自答しています。

 ご冥福をお祈りいたします。合掌