みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2012/01/02 8:08:00|随想・雑観
小論文と私

 高校入試や入社試験で小論文が課されることは珍しくなくなりました。二十数年前、大学入試の小論文で痛い目にあった私にとって、「小論文」の3文字は今でも頭のどこかに常に存在しています。

 大学生の時に文章の勉強をしました。とはいっても、「てにをは」を教わったわけではありません。多岐にわたる「ものの見方」を学び、「名文」といわれた文章を片端から読みあさりました。

 自分の呼吸と合う文章がいくつかみつかり、そのリズムは自分の血となり肉となっているような気がします。

 小論文で「水」「ふるさと」「土」などの出題がなされたとします。ここで大上段に振りかぶって、大げさな書き出しで入り、最後の結論で読む人をあっといわせるような文章を書けるでしょうか。

 少なくとも小中高校生では、人生経験からいっても、そういう文章を書くことは至難の業だと思います。

 私が学生時代、文章の専門家や大先輩からアドバイスされたのは、たとえば「水」という題だったら、「水(と私)」というように、「題+と私」のつもりで書くと、肩の力が抜けた読みやすい文章になるということでした。

 「水」という題から「H2O」を思い浮かべる人もいるかもしれません。山梨県が生産量全国一となっているミネラルウオーターを思う人もいるでしょう。ラグビーをしている人だったら、やかんの水をかけられて息を吹き返すあの力水のシーンを思い浮かべるかもしれません。剣道をしている人だったら、あの厳しい夏合宿で飲んだ水のおいしさについて書きたい、と思うかもしれません。

 良い文章の要素として@面白くてAためになりBしかも知的だ−という見方をする人がいます。私自身もこの3要素が必要だと思っています。諸外国ではスピーチにユーモアを交えることは常識となっていると聞いたこともあります。

 難しい論文は最初の3行で読む気を起こさせないと、せっかくの力作も多くの人に読んでもらえないことになりかねません。

 だからといって、話し言葉からの書き出し、擬音語の書き出しなども、大半がそうなってしまうと、読む側は辟易(へきえき)してしまいます。かなり以前、中学生の交通安全弁論大会で、「キキー、ガッシャーン」「ガシャーン」などの交通事故の場面の擬音語で始まる弁論が相次いだのには驚いたことがあります。

 試験などで小論文が課される場合、まず「この題だったら多くの人はこう書くのではないか」と予想した上で、あえてそれを外して、自分に引き寄せて書くことも時には必要かもしれません。

 ただ、出題者の意図することについて最低限のことは書かなければならないので、奇をてらったものは空回りしてしまう恐れもあります。

 当たり前の事柄でも、自分だから感じられた、自分でしかできない形で表現できれば言うことはありません。そこに前向きな姿勢や、自分の体験が盛り込めれば、自分という人間を見ていただけることになります。

 新聞記事が5W1Hを網羅していることは必要条件ですが、そのほかに新聞の文章は逆三角形と言って、最初の段落を読めば、その記事の大まかな内容がつかめるように工夫されています。

 「起承転結」が文章の基本といわれていますが、新聞の文章と同じで、小論文の書き出しに結論がきていいと思うのです。

 「AはBです。なぜならCだからです。以前、Dということがありました。そのときにBの必要性を感じたのです」は極端な例ですが、結論を先に言いきってしまい、補足をしていく。その結論の裏付けをしていく。たとえ、Bという結論が意外なものであったなら、読者は「なぜBという結論に至ったのだろう」と疑問点を抱きながら、引き込まれていくと思います。Bという結論がごく当たり前だったとしても、筆者がその結論を導き出すまでにどんな考えがあったのかを知りたいと考えながら読み進めてくれると思います。


 
 今朝、小川忠太郎先生の言葉を集めた「刀耕清話」「剣道講話」を読み返していたら、

 剣道の修行で一番邪魔になるのが、修行の始めから終わりまでついてまわるこの「私」である。仏教では「煩悩無尽」、「私」は尽きないと言っている。この「私」を去る修行は骨が折れるのである。

 というお話の部分がでてきました。


 「水と私」と、剣道でいう「私」の意味は大きく違いますが、同じ言葉、漢字でも、こんなに文字の持つ意味、その包含する内容の広がりは違います。

 「私」を加える作業と、「私」を取り去る修行。日本語は、そして人生は実に深いものだと感じさせてくれます。



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2012/01/01 19:24:07|稽古日誌
白州正心館 元旦稽古!


 公私ともに、24時間を自由に使えるのは年間で唯一、元日しかありません。

 8時半から山縣神社での古村区参賀式に出席して、区長さんや育成会役員時にお世話になった方々にご挨拶をし、宮司さんとも3日の甲斐直心館初詣の打ち合わせを済ませて、10時からの白州正心館の元旦稽古に参加しました。

 ここ5年ほど、元日は正心館での元旦稽古に参加するのが習慣となっています。甲斐駒ヶ岳の麓での稽古は心が洗われるという表現がぴったりです。

 自主的な稽古会ですから、参加する方はやる気のある、しかも全員が気持ちの良い稽古をする方ばかり。参加者も例年以上の30人に上りました。1時間たっぷり元立ちを務めさせていただき、汗もたっぷりかきました。14人の先生・幼児・小高校生と竹刀を交えることができました。

 昨年11月に剣道八段に昇段された山田雅士先生も初めて元旦稽古に参加されましたので、元日から新八段の胸をお借りすることができました。山田先生とは7、8年前に東京剣道祭で対戦して以来、稽古をいただいていますが、やはり以前より圧力が増していることを体感しました。実に勉強になりました。

 蓑輪勝館長からは昨年12月23日の納会以来、約1週間で2度目の稽古をいただくことができました。そのほか、新七段の東郷博志先生、新六段の小清水利幸先生ら、乗ってる先生方にも稽古をつけていただき、「一年の計は元旦にあり」という通り、剣道の面で前年以上に恵まれた一年になる予感がします。

 年末の自主強化稽古から通算して4日連続の稽古となりました。

 昨年は年間で200回以上稽古をすることができました。甲斐直心館を発足させる以前と比べて自分の稽古回数は2倍ほどに増えており、ある八段の先生がおっしゃっていた「剣道をするのは食事をするのと同じ感覚」に近づきつつあります。

 稽古前、甲斐駒ヶ岳に一礼して正心館に向かいました。この山の神々しさはどの季節でも変わりません。
 


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2012/01/01 8:05:35|随想・雑観
2012年始動!


 新しい年を無事に迎えることができました。

 甲斐直心館の番犬クッキーの散歩に出掛けてきました。体調も良いようです。一歩一歩に力強さもありました。

 初日の出は7時20分ごろでした。山の端が高いので、なかなかご来光を拝めません。富士山と初日の出をパノラマで見られるのは贅沢です。

 元日付の山梨日日新聞は100ページの分厚さで、チラシを含めると結構な重量です。新聞配達の方も大変だったろうと思います。

 第3部の県民アンケートには昨年の東西対抗で最優秀選手に選ばれた剣道の先生や、甲斐直心館発足時にご指導いただいた方も登場されています。山梨県剣道連盟などの年賀名刺は第4部に掲載されています。

 元日の新聞は、いろいろな意味でお買い得です。わが家では山日と日本農業新聞しか購読していませんが、元日付だけは各紙を購入しています。



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2012/01/01 5:21:32|随想・雑観
謹んで新年のご挨拶を申し上げます

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 自然の脅威をまざまざと見せつけられた昨年でした。

剣道をできる喜びをあらためて感じさせられた年でもありました。

今後も大地震はやってくると予測されています。

常に気構え、心構えは怠らないようにしていきたいと考えています。

その中で、当たり前のことが当たり前にできるよう、今を真剣に過ごしていきたいと思っています。

 本年は中学校で武道が必修化され、県内でも剣道を採用する学校があると思われます。

 その一方で、山梨県内でも剣道人口の減少が大きな課題となっています。

地域の皆さまのご理解もいただき、おかげさまで甲斐直心館に入門する幼児・小中学生は着実に増えています。

高校生、大学生、指導者・一般も含めて50人規模の団体に成長しています。

甲斐市のそして、山梨県の、全国の剣道を盛んにするお役に立てればこの上ない喜びです。

 剣道だからこそ世の中に発信できる力がある、剣道だからこそ内面を磨ける部分もあると信じています。


 本年も甲斐直心館、甲斐直心館剣道スポーツ少年団、そしてこのブログに変わらぬ叱咤激励をお願いいたします。

甲斐直心館発足4年目に入る今年は、発足以来の正念場の年になると覚悟しています。

                     平成24年元日

             甲斐直心館館長 鷹野裕之

※なお、山梨県剣道連盟の年賀名刺が元日付の山梨日日新聞に掲載されています。そのほかにも剣道関係者が役員を務めるなどの関係・その他関連では「日本武道学会山梨支部」「ケイビイワイ」「サイトウ看板店」「法政大学校友連合会山梨県支部」「山梨県ゴルフ協会」などの年賀名刺が掲載されています。



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2011/12/31 12:39:12|稽古日誌
甲斐直心館 年末自主強化稽古納め!

 甲斐直心館の年末自主強化朝稽古最終日の12月31日、この3日間で最多の14人が参加しました。久先生親子、栞さん、高校生の晃介君もきてくれました。出稽古の中高校生兄弟は体調不良にもかかわらず足を運び、見学をしていきました。その姿勢は来年にきっとつながることと思います。

 稽古はいつも通りの素振りの後、面を着けて50本切り返し、小手打ち、胴打ち、相面、短時間の地稽古、掛かり稽古で締めくくりました。

 先生方から指摘されたところをしっかり自覚し、来年も着実に一歩一歩成長していってほしいと思います。

 甲斐直心館の年始の行事は1月3日午前7時40分山縣神社集合での初詣からスタートします。

 学問の神様、文武両道に秀でた山縣大弐先生に新年の文武両道への精進を誓います。その後、小瀬武道館での山梨県剣道連盟鏡開き稽古に直行します。

 通常稽古は1月4日(水)19時開始 鷹野道場
      
      1月7日(土)朝7時開始 鷹野道場

 の予定で行います。お正月のお餅で体重が増えてしまうことがないように、元旦から体を動かしていきましょう。

 今年一年、甲斐直心館に多くのご支援、ご声援をいただき、ありがとうございました。

 今年も多くの人との出会いがあり、別れがありました。

 東日本大震災・原発事故に伴う計画停電などで諸行事に影響がありましたが、おかげさまで誰一人大きなけがをすることもなく、30人超の館生に恵まれ、大勢の指導者・一般の先生方のお力をいただいて、発足当初に理想とした体制以上のものが構築されつつあり、心の底から感謝いたします。

 被災地の皆さまが少しでも早く心安らかな日々が送れるようになることも願っています。

 全てに感謝いたします。

                平成23年大晦日
    
                甲斐直心館館長 鷹野裕之 


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