なんと(710年)きれいな! 平城京
こんな語呂合わせで年号を覚えた人も多いのではないでしょうか。「なんと見事な!」とか「なんと素敵な!」でもなんでもよく、「なんと」という感嘆詞がつけばいいわけですね。
710年の平城京遷都から今年が1300年を迎え、平城遷都1300年を祝う多彩な催しが奈良で行われています。
「せんとくん」がそのスタイルから論争を引き起こしましたが、いつしか「まんとくん」と人気を争うほどになりました。写真は3月に京都出張した際の京都駅のみどりの窓口にあったせんとくんの置物です。隅っこに置かれていた割には短時間に次々と記念撮影する女性が現れ、人気の高さを物語っていました。
話は少し飛んで… 4月3日の山梨日日新聞に歌舞伎役者市川亀治郎さんの対談が載っていました。たいへんな読書家であるという亀治郎さんは仏教にも造詣(ぞうけい)が深く、「薫習(くんじゅう)」「身土不二(しんどふじ。仏教用語ではしんどふに)」といった言葉が飛び出していました。
中でも印象深かったのが「目標は達成してしまったら終わってしまうのでそういう意味で目標は立てません」といった趣旨の言葉です。甲斐直心館ではみなさんに「きょうの稽古の目標を立ててください」とお話ししますが、亀治郎さんのような考え方もあるのだと。
でも亀治郎さんの場合は大きな目標があるからこそ、小さな目標は立てる必要がないのだとも考えられます。幼いころから歌舞伎があまりにも身近にあって自然と身体に染み込んでいた(薫習)亀治郎さん。剣道をはじめとする武道も日本人に知らず知らずのうちに染み込んでいくような環境がつくれたら素晴らしいと思います。
新聞掲載と同じ日。NHKの古代史ドラマ「大仏開眼(だいぶつかいげん)」前篇が放送されました。吉備真備(きびのまきび)、聖武天皇ら歴史の教科書にも出てきた人物の登場で非常に興味深いドラマでした。亀治郎さんも僧・玄ム役で登場し、重要な役割を演じていました。芸域の広さが印象的でした。
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