星が最後を迎える時、その結末にはふた通りあって、その違いは星の持つ質量で決まります。 たとえば私たちの太陽くらいの重さの星は寿命が近づくにつれ、周りが段々膨らみ始め、やがては中心部からガスやチリを吹き出し中心には星の残骸物(白色矮星・ハクショクワイセイ)がポツンと残されます。 あと50億年もすると太陽は半径約3億キロ(太陽―地球間の距離の2倍)という大きさに膨らみ死滅すると考えられています。そしてもちろん地球も飲み込まれてしまうと云います。 一方、太陽より何倍も質量が大きい星の場合は最も壮絶で、中心での燃料(水素やヘリウム)の燃え方が一層激しいため早くに寿命を終えます。 しかし、その最後は太陽のようなガスの吹き出しではなく、超新星爆発によりその一生が終わります。 前にこのコーナーでも紹介した、1987Aがそれに当たります。 爆発の直前、星の内部はヘリウムが核融合して鉄やシリコン、金、銀など重い元素を作り出し、これを一気に宇宙空間にばらまきます。 つまり、私たちが手にしている金や銀、体を作っている鉄やカルシウムといった元素は星が死ぬ瞬間に作られた副産物と言えます。さしづめ、私たちは星の子と云ったところでしょう。 |