あるとき戦いの神アテナが、鍛冶の神であるヘパイトスに武器の製造を申し込みにやって来たんだと。
ヘパイトスは美しいアテナの姿を見るやいなや、欲情を押さえきれずアテナを追いかけたそうな。
アテナの抵抗でヘパイトスは思いを遂げられなかったんだけど、そのときヘパイトイスが放ったものから赤ん坊が生まれ、アテナはその赤ん坊をエリクトニオスと名付け、箱に入れてアテナイの初代王ケクロプスに「決して中を見てはいけない」といって預けたとか。
箱はケクロプスの3人の娘、アグラウロス、ヘルセ、パンドロスによって管理されていたんだけど、ある時3人は誘惑に負け箱の中身を見てしまった・・・。すると娘達は中を見て凍りついてしまったそうな。
箱の中にいたのは、なんと下半身が蛇の赤ん坊・・・。その恐ろしさに娘達は気がふれてしまい、次々にアクロポリスの崖から身を投げて死んでしまったとさ。
その後、エリクトニオスはすくすく育ちアテナイ3代目の王、アンピクテオンを追放し4代目の王に。
エリクトニオスは生まれつき下半身は蛇だったんだけど、馬に曳かせる馬車を発明し、王として勇敢に振舞ったと云われたとか。
他にも、アクロポリスにアテナ像を建てたり、アテナ女神に尽くしたため、死後は神々に天に昇ることを許され、ぎょしゃ座になったと云います。
ぎょしゃ座の目印は橙色の1等星カペラを1つの頂点とした五角形。
真冬の空高くおうし座の上方を見上げるといびつな五角形の形がすぐ目に止まるはず。
カペラは冬のダイヤモンドの7星のうちのひとつだから、分かりやすいでしょう。
ぎょしゃ座の五角形の一番南に位置する星は、ぎょしゃ座ではなく、おうし座の星だということです。