冬の星座の中から、「おうし座」の神話のご紹介です。
オリオン座の西に位置するおうし座は、ギリシャ神話の最高神ゼウスが変身した姿とされています。
この物語に登場するお姫様の名前はエウロパ。
木星の衛星にもその名が付けられています。
ゼウスは、ある日、野原で遊ぶ美しい女性、エウロパ姫を好きになってしまったんだとか。
だけど、神様の姿のままでエウロパ姫に近づくことは出来ない…。
そこで、ゼウスは、雪のように真っ白な美しい牡牛に姿を変え、エウロパ姫に近づくことにしたそうな。
大きな牛が、野原の彼方から現れたので、はじめは、エウロパ姫も驚いたようだけど、美しい牡牛を気に入ったエウロパ姫は、牡牛に少し近づき触れてみました。
しかし、牛は特に暴れる様子もありません。
すっかり気を許したエウロパ姫が、牡牛の背に乗ると、これまでおとなしかった牡牛がスっと立ち上がり、野原を掛け出しました。
エウロパ姫は、振り落とされないようにしがみついているのがやっと。
恐ろしさのあまり目を閉じていたエウロパ姫ですが、風の匂いが変わったことに気付き、そっと目を開いてみると…
ナント、牡牛は、海の上を猛スピードで走っているではありませんか。
戸惑うエウロパ姫に牡牛は、自分は大神ゼウスの化身であることを打ち明けました。
エウロパ姫が、牡牛に乗って渡った海は地中海。
そして、エウロパの連れてこられた新しい土地には彼女の名前が付き、それが「ヨーロッパ」となったそうな。