光の旅人☆彡

🎼ようこそいらっしゃいました。 ★★★宇宙が誕生して138億年・・・。 私たちはいったいどこから来て、どこに向かうのでしょう・・・。 宇宙を旅すること・・・それはひたすら私たちのアイデンティティを求める旅に出ることではないでしょうか。 あなたも、あなた自身の”本質”を捜し求める”心の旅”に同行しませんか。 ・・・荷物はひとつ、”探究心”のみです。
 
2015/06/16 6:33:40|星に願いを
火星地中に「塩水」:NASA、可能性を発表
米航空宇宙局(NASA)は、火星探査機「キュリオシティ」から送られてきた新しい情報に基づき、火星表面のすぐ下には液体の水が存在する可能性があると発表したそうな。

キュリオシティにはこの水を直接測定できる手段はないが、このデータは注目に値するらしい。NASAの説明によると、水の量は非常に少なく、土をかなり深く掘ったとしても、土の色がわずかに黒いことに気づく程度だと云います。調査結果の詳細は、『Nature Geoscience』誌に発表されています。

火星に凍った水が存在することは2008年から知られていますが、液体の水についてはまだわかっていないのが現状です。

火星の大気には水分が少ないうえ、気温が氷点下まで下がるため、液体の水ができる可能性は低いと考えられていたようだけど、今回のデータで、採取したサンプル中に過塩素酸カルシウムの存在を確認できたことから、火星に液体の水がある可能性が高まったと云います。(塩が存在することにより、気温が零下になっても水が液体のままでいることが可能になるから。)

キュリオシティは、昼夜を通して地表近くの相対湿度と地温を測定。湿度の測定値は、夏の午後の5%から、秋と冬の夜の100%までと幅広い。水分は、昼間には蒸発するが、夜の間に大気中から土の中に凝縮されているようです。

地表近くの空気が一定の湿度を超えると、地中の塩が大気中の水分を吸収して溶解し、塩水ができる。潮解と呼ばれるこの過程は、火星全体の地中で起きている可能性があると云います。

液体の水が存在しているとしても、生命の存在につながるとは限らず、気温が非常に低いうえに放射線のレべルがかなり高いため、水中に生息する最も強健な微生物でさえ生きるのは難しそう。しかし、火星全体に液体の水が存在する可能性は、将来の火星移住計画に欠かせない飲料水をまかなう見込みがあることを示すものだと云います。

キュリオシティの科学者チームのメンバーで、今回の調査についてまとめた報告書の筆頭著者のひとりであるハヴィエル・マルティン=トーレス博士は、こう話しています。「現在の火星表面付近の状態は、われわれが知っている微生物の生活に適したものとはほど遠いものです。ただ、火星に塩水が存在する可能性がわかったことは、生物が生息しうることを示唆するものでもあります。」

NASAは2014年12月、火星には深さ数100mに及ぶ巨大な湖があった可能性があると発表。また2015年3月には、火星表面の19%が海に覆われていたが、そのほとんどが宇宙に蒸発した可能性があると発表しています。

今回の新しいデータにより、暖かい季節に火星の表面に出現して広がる暗い流れを説明できるかもしれない。これは地表の土の中で形成された塩水によってできた可能性がある、と考えられてきたから。

・・・火星と云うと、SFの世界で“火星人”をイメージする世代の方たちも多いことでしょう。
将来、私たちの子孫が火星に移住して、そこで誕生した人類は、間違いなく“火星人”と呼ばれるかも知れません。(正しくは、火星生まれの地球人ですが・・・。)
 
NASAが火星に強いこだわりを持つのは、人類を火星に送り込み、テラフォーミング(惑星改造)の準備段階として現地の詳細データの入手・解析を進めているためと聞いています。
※テラフォーミングについては、追々このコーナーにて照会していきたいと思います。

 







2015/06/14 6:37:41|心の旅路
たましいの”成熟度”
親や先生、上司、先輩など、自分より年上の人には逆らえないという人がいます。

年上だというだけで、自分より優れていて、言うことも正しいと思い込んでいるのでしょう。

ですが、人間には「たましいの年齢」というものがあると、これまでも学んで来ました。

これは早い話、たましいの成熟度のこと。

年上の人が自分と比べて「たましいの年齢」が上であるとは限らないものです。

もしも、彼らの言葉や行動に誤りがあると思ったときは、あなたが年下であろうと、愛をもって助言するのも悪いことではないでしょう。

 







2015/06/12 6:19:36|星に願いを
スーパーフレア
スーパーフレアとは太陽のような恒星の表面で起こるエネルギーの大爆発で宇宙空間に高エネルギー粒子やイオン化ガス、放射線を放出する現象です。

太陽のような複数の恒星がおよそ100年に一度、破壊的なスーパーフレアを起こして近くの惑星を壊滅させるような放射線と高エネルギー粒子を発していることが最近の研究でわかって来たと云います。

そして問題は私たちの太陽がスーパーフレアを起こすかどうかと云うこと。研究者たちの間で論議を醸し出しているところです。もしも、太陽がスーパーフレアを起こすと真冬を真夏に変えてしまうほどの熱を発し、オゾン層が消滅、地球上の生命体は数ケ月で絶滅するらしい。

だけど研究によりこの2000年の間、太陽はスーパーフレアを起こしていないと云う結論が出たとか。

理由として、歴史的に見て原因不明の人類の大量死は起きていないからで、たとえば弱いスーパーフレアでも起こってしまうと世界中でオーロラや熱電波などが発生するはず。そうなると何らかのデータが残されているはずで、いまのところそういう記録は見つかっていないらしい。

それとスーパーフレアは木星以上の大型惑星が太陽に接近し、磁場がねじれ合った場合に起きるとされていて、私たちの太陽系ではこのような大型惑星が太陽にそれほど接近していないからスーパーフレアは起きないと推測されているそうです。・・・今のところ。
 
※画像は連星系「りょうけん座DG」の一方の星で起こったフレアの想像図

 







2015/06/06 6:55:56|歳時記
芒種(ぼうしゅ)
今日(6月6日)は二十四節気の一つ「芒種(ぼうしゅ)」。

二十四節気は、太陽の位置で決まります。

本日太陽黄経が75度となり「芒種」です。

「芒種」は、「穀類の種まきの時期」という意味があるとか。

この時期は、日本列島は徐々に梅雨に入ってゆく頃です。

参考までに、、
06月06日09:27 ◆芒種(太陽黄経75°)
06月11日14:54 ◆入梅
06月22日02:16 ◆夏至(太陽黄経90°)

季節柄、食品衛生に気をつけて下さいませ。

 







2015/06/05 6:29:32|星に願いを
電波望遠鏡がとらえた「アインシュタイン・リング」
チリにある電波望遠鏡「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」(ALMA)が、かつてない高解像度で、はるか遠方に位置する銀河の驚くべき姿を写しだした。それは、別の銀河の強い重力という「レンズ」を通して歪められた姿だと云います。

この画像は、「重力レンズ効果」をとらえたもの。重力レンズ効果とは、宇宙の天体が発する光が、別の天体、たとえば銀河や銀河団によって曲げられる現象。観測者の位置によっては、遠方の天体の歪められ、拡大された像が得られます。

今回撮影された「SDP.81」は、地球から約120億光年の距離にあるスターバースト銀河(爆発的星形成銀河)。その手前の、地球から40億光年しか離れていない別の銀河が、ちょうどSDP.81を完全な輪のかたちに見せる位置にある。この稀な現象には、「アインシュタイン・リング」というしゃれた名前がついているそうです。

「重力レンズ効果は、望遠鏡の性能を大幅に高める効果をもたらすことから、ごく遠方にある、初期の宇宙を調べるのに用いられています」と、ALMAの副プロジェクト・サイエンティストを務めるキャサリン・ヴラハキスはプレスリリースのなかで述べているとか。

「今回ALMAによって驚くほど詳細な画像を得たことで、天文学者はこのリング状に歪んだ像に含まれる情報を組み立て直し、遠方にある銀河の真の姿を再構築することが可能になります」

この銀河の姿は、これまでにもハッブル宇宙望遠鏡や、ハワイのマウナケア山にあるサブミリ波干渉計、フランスにあるビュール高原電波干渉計などが撮影してきたが、リングの構造がこれほど詳細なレヴェルでとらえられたのは今回が初めてだと、米国国立電波天文台(NRAO)は述べているとか。

今回の画像は2014年10月、ALMAの超高解像度による観測性能を試験する目的で撮影されたもの。先日、このブログでも説明しましたが、ALMAのアンテナは移動式で、最大15km間隔での配置が可能だと云います。