アルマ望遠鏡は、正式には、「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」と言います。
アタカマは、地名。 アタカマ砂漠(南米のチリ共和国北部)の標高約5000メートルの高原に建設されるようです。
『ミリ波サブミリ波』は、アルマ望遠鏡で調べる電波の波長のこと。 そして、干渉計というのは、複数の電波望遠鏡を並べて行う観測手法。
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array 「ALMA」で、「アルマ」と呼ばれます。
標高約5000メートルと高いので水蒸気による電波吸収の影響を受けにくいのです。 アルマでは、サブミリ波など比較的短い波長の電波も観測可能だとか。
最終的には、直径10mのパラボラアンテナが、66台並ぶ予定だけど、既に完成した19台で観測がスタートしているそうな。
光の観測では、光っている星などが写るけど、電波では、光を出さない「ちり」や「ガス」を調べることができるというもの。
アミノ酸は、タンパク質の素となる化合物。これが見つかれば、「地球以外にも生命が存在する可能性が高くなる」という話にも興味が湧きます。
電波望遠鏡のパラボラが宇宙を向いていて『宇宙人探している』と聞くと宇宙人からの電波信号を受けているのかと勘違いしがちだけど、ALMAは、そうではなくて、いわば生命の素を探しているということになります。 |