本日(12月22日)は24節気の冬至(とうじ)です。
太陽黄径270度、大雪から数えて15日目頃となります。
太陽が軌道上の最も南に来るときで、夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日。夏至から徐々に日照時間が減っていき、南中の高さも1年で最も低くなることから、太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。
冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味で、中国では、この日から新年の始まる日とされ先祖を祀る習俗があるようです。※一陽来復(いちようらいふく)冬至のことを一陽来復とも言います。「一陽来復」は中国の「易経」に出てくる言葉。中国の昔の暦では10月はすべて陰の気で覆われ、11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていくとされています。つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるということです。そのため、新しい年が来るという意味の他に、悪いことが続いた後に幸運に向かうという意味も込められているのです。良くないことが続いている人も、冬至が来たら「さあ、これからは良いことがどんどんやって来る」と気持ちを切り替えるといいかも知れません。そういうきっかけを与えてくれる日でもあるのです。
今夜はカボチャの煮つけを食べたり、柚子湯に浸かって季節感を味わって下さい。