怒りや憎しみ、恨みといった感情はネガティブには違いないですし、良くないものだということを私たちは子供の頃から教え込まれて来ました。 ですが、だからといって、そのような感情をおさえ込もうとすると、「すべての感情は悪だ」というプログラムが作動してしまい、ネガティブ・ポジティブ関係なしに抑圧してしまうものです。 その結果、愛や感謝や祝福が何なのか、わからなくなってしまうのです。 人によっては、そのような感情が胸の奥や背後にいっぱい溜まっていることも珍しくありません。 そんな状態から自分を取り戻すためには、まず、自分の感情を恐れず、醜いと思わず、素直に見ることから始めて下さい。自分自身のことですから、容易いはずです。 そこで見えてきた自分が怒っていても、憎んでいても、泣いていても、全部許してあげること。 自分の感情をとても抑圧してきた人だと、「許すってどういうことかわからない」と疑問が沸いてくるかも知れません。 怒っている自分が居てもいいんだ、 恨んでいる自分が居てもいいんだ、悲しんでいる自分が居てもいいんだ、と、そういう自分の存在を認めてあげて下さい。 それが「許す」ということ。これは決して”無視をする”ということではありません。 まず、そういうネガティブな自分にOKを出してあげて下さい。 そして、ネガティブな自分のさらに奥には、必ず、愛に満ち溢れたもう一人の自分がいるはずです。
自分を許してあげながら、さらにその奥にいる、愛でいっぱいの自分に繋がることです。 怒ったり恨んだり悲しんだりしてしまうのは、今まであなたが、たくさん傷ついて来たから。
でも、その奥に存在している、愛でいっぱいの自分につながった時、こころの痛みはその愛によって自然に癒されて来ます。 あなた自身を「許す」、「認める」、「受け入れる」こと。素直なこころで向き合って下さい。どんなに時間がかかっても良いのです。 本来の優しいあなたに戻れるはずです。 |