光の旅人☆彡

🎼ようこそいらっしゃいました。 ★★★宇宙が誕生して138億年・・・。 私たちはいったいどこから来て、どこに向かうのでしょう・・・。 宇宙を旅すること・・・それはひたすら私たちのアイデンティティを求める旅に出ることではないでしょうか。 あなたも、あなた自身の”本質”を捜し求める”心の旅”に同行しませんか。 ・・・荷物はひとつ、”探究心”のみです。
 
2016/07/21 6:00:40|星に願いを
褐色矮星
「褐色矮星」の呼び名は1975年、SETI(地球外知的生命体探査)で有名な天文学者ジル・ターターによって発案されたものです。

褐色矮星は恒星と惑星の中間の天体だと覚えれば良いでしょう。

恒星は中心部で水素が核融合反応をお越し、自ら光り輝くものを云います。

ですが、太陽質量の8%(木星の75倍)以下の天体は質量が小さすぎて、水素が核融合を起こすことが出来ません。


代わりに、重水素が核融合反応を起こしてエネルギーを放つようですが、重水素は存在量が少なく、すぐに燃え尽きてしまうことになって、これが褐色矮星というものです。

そして、さらに質量が小さく、木星の13倍以下の天体では重水素が核融合反応を起こすことさえできなくて、これが惑星と呼ばれるものです。

褐色矮星の表面温度は400〜2000度ほどで、可視光よりも赤外線を強く放っています。

褐色矮星は普通の星と同じように巨大なガスと塵の雲が収縮して形成されます。

この意味では恒星周囲のガスと塵の円盤から形成される惑星より、恒星になりそこなった天体というにふさわしいでしょう。

このときの収縮によるエネルギーと、重水素の核融合反応によって褐色矮星は光を放ちますが、重水素はすぐに燃え尽き、その後は徐々に冷えて数千万から数十億年ほどで光を出さない黒色矮星になります。

こういった、褐色矮星は静かな天体と推測されていましたが、最近、パルサーのように電波ビームを放出する褐色矮星やエックス線・電波が急激に強まるフレアを起こす褐色矮星が発見されるなど、意外に激しい天体であることが分かって来ました。

褐色矮星は銀河系内に約1000億個ほど存在すると考えられていますが、現在までに約670個しか発見されていないと云います。







2016/07/19 6:00:36|星に願いを
地球によく似た衛星”タイタン”
土星の衛星タイタンの環境は地球と似ていると云います。

タイタンの表面はクレーターが少なく年代も若く、山脈や砂丘、湖も存在します。

一方で、大きく違うのは、超低温下で形成されたこと。

タイタンの極地方には湖が多数存在していて、メタンやエタンなど液体の炭化水素が蒸発や降雨を起こし、結果、気体、液体、固体と状態変化が見られると云います。

メタンの雨は川や湖をつくり、クレーターを侵食したと考えられています。

NASAの土星探査機カッシーニによる観測から、タイタンに火山が存在する証拠が見つかりました。

それはタイタンの地表にアンモニアの霧が見られ、その後消失したか別の物質に覆われたこと。

アンモニアは、長い間地表に留まることはできないことから、アンモニアを内部から表面に運ぶ火山が存在することが明らかになったと云います。

アンモニアにメタンや窒素を加えたタイタンの大気組成は生命誕生のころの地球と似ているため、タイタンに生命が誕生する可能性もあるそうです。

 







2016/07/16 6:00:16|星に願いを
さいだん座・ポンプ座

さいだん座とひらがなで書かれても、あまりピンと来ませんが、漢字で書くと「祭壇座」で、神々に生け贄(いけにえ)を捧げるときに火を炊いた台のようなものだと分かります。

さそり座のすぐ南にあって、星もわりと明るいものが多いとされ、夏の宵、南の地平線上あたりまで視界のよく開けた場所でなら、目にすることが出来ると云います。

あまり馴染みがない星座のひとつですが、既に古代ギリシャ時代の頃から知られていたもので、詩人アラトスなども、天文詩「ファイノメナ」の中で、"犠牲を捧げるもの"として、この星座のことを詩っています。
 
日本から見ると祭壇は上下が逆さまで、ちょっとイメージしにくいですが、星は明るいようなので、星座早見盤があればわりと楽に見つかるはずです。

ポンプ座は18世紀のフランスの天文学者ラカイユが設定した14星座のひとつです。
春の宵の南の空に長々と横たわるうみへび座のすぐ南に位置しています。

ポンプという名前からは、消防のポンプや水を汲み上げるホンプが思い浮かびますが、星座になっているのは真空ポンプのことで、これは科学実験の用具として使われたものだと云いいます。

ラカイユの作った星座図に描かれたポンプは、17世紀にフランスのデニス・パパンが作ったものと云われます。

とはいえ、ラカイユが、目立つ星のないアルゴ船座の帆柱部分に、「らしんばん座」とともに無理やり割り込ませた星座ということで、4等以上の明るい星は1個だけ。

星の並びからも、馴染みの薄い真空ポンプなるものを連想するには、ちょっとハードルが高そうです。







2016/07/13 6:00:07|心の旅路
集団のカルマ
自分もその会社の一員であるのに、「まったくこの会社はなってない」と悪口を言ったり、「この国はろくな国ではない」と自分の国に批判的な人に良く会います。

霊的視点で見ると、こうした「評論家」的な態度は間違いだと言わざるを得ません。

なぜなら、会社、家族、学校、国や地球といった集団レベルにもカルマはあって、そこに属する一人ひとりが、そのカルマと無関係ということは決してあり得ないからです。

あなたはあなたの会社のカルマを負うひとりであり、そしてまた国のカルマを負うひとりです。

ぜひ、それを理解して欲しいものです。

評論するのではなく、そのカルマを負うひとりとして、何が出来るのかを謙虚に考えるのが、霊的真理から見て正しい生き方ではないでしょうか。

 







2016/07/11 6:00:33|星に願いを
へびつかい座
赤く輝くアンタレスが南の空で輝く頃、さそり座のすぐ上(北)に将棋の駒のような星の並びが見つかるはずです。

これは、いわば毒虫であるさそりを踏みつけていると云われる、へびつかい座です。

将棋の駒の頂点に輝く星の名は「ラス・アルハゲ」…蛇を使う者の頭という意味。

へびつかい座となっているアスクレピオスは、ギリシャ神話で一番の名医として知られています。

注射器などの医療器具のなかった昔、お医者さんは、蛇を使って治療をしていたと伝えられています。

やがてアスクレピオスの腕前は「死人を生き返らせることが出来るほど」になったんだとか。

このまま死人がどんどん生き返ってしまったら、黄泉の国に来る人がいなくなってしまいます。

黄泉の国の神様は困って、大神ゼウスに訴えました。

すると、 ゼウスはアスクレピオスを雷で打ち、天に上げ星座にし、これが、へびつかい座となりました。