四季の森、森遊び

八ヶ岳南麓、高原の町の小さな森。 この森で、日々観たり聴いたり、時に味わってみて感じたことを記録する。 森の備忘録。
 
CATEGORY:小淵沢の自然を観る会

2018/05/29 21:54:26|小淵沢の自然を観る会
初夏の(雨の!)森で遊んだ観察会・Ⅱ
5月の定例観察会は、漸くアカマツの林の中へ進出してきました。

観察人一行はお馴染みとなりました休憩場所
倒れたアカマツのベンチで一休み。
ここまで観たことや聞いたことをメモしている参加者も・・
それにしてもこのアカマツベンチはなかなかの座り心地です。



ここで参加者から質問が。
このマツ林のマツは何歳位なんですか?

ということで確認してみました。



倒されたアカマツの切り口で、子供達が年輪を数えています。
このアカマツの林の標準的な太さの物で、30数歳と判明。
30年から40年くらい前に植栽されたものでしょうか。

そしてこの先、この林はどうなって行くのかも考えてみました。

この林の中に、アカマツの子供はほとんど観られませんがモミの子供達は
沢山生えてきています。
ということは、あと数十年経つとこの林はモミの林に変わって
行くんじゃないかなって想像できます。

林床で見つかる野の花も、原っぱのモノとは違う種類ですし
林の中で育ってきている樹木も現在林の中の大きな木とは違う種類です。

どうやら明るさの条件によって育つ植物も違っているんだなっていうことが
ここでは知ることが出来ました。

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アカマツの林を抜け、井詰湧水へ・・

初めてここを訪れた参加者は、湧き出る水の美しさや
樹齢500年のモミの巨木に感動していました。

そして今回も湧き水の中には元気にヨコエビが生活していることも
確認出来ました。



ヨコエビ達が元気に活動していることを確認した一行は
リス達も元気に生活しているかを確認。

ということで、森のエビフライ探し。

初めて探す参加者はなかなか見つかりませんが
常連の子供達はどんどん見つけてくれます。



そして見つけたエビフライがどうやってこの形になっていくのかを
リスのヌイグルミを使って解説。



実際に走り回るリスを見つけられなくても
こうしてその痕跡を見つける事によって
この場所で生活している野生の生き物を身近に
感じる事が出来ました。

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井詰湧水を後にして、途中のアカマツ林で白い花を見つけました。

それがコチラ。
下向きに咲いた小さな花が可愛いですね。
その可愛い花の様子から付いた名前でしょうか?
チゴユリ(稚児百合・ユリ科)です。



この場所では他に面白いモノを見つけました。

チゴユリの咲いているアカマツの林の横に
広く木が伐採されて送電線の鉄塔があるのですが
その鉄塔の下に何故か半分に割れたクルミの殻が
沢山落ちていました。

こんな開けた空間でわざわざリスがクルミを食する
なんて考えにくいし・・
いったい誰がこんなところでクルミを割って食べて
いたんでしょうか。

いろんな説が出たんですが、有力なのは
『カラスが上空からクルミを落として鉄塔にぶつけて割った』
っていうもの。

果たしてそんな事が出来るんでしょうか?

自然の中には分からない事も沢山有りますが
こうやってみんなで想像してみるのも面白いモノです。

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集合場所に戻ってきて最後に見つけたのがコチラの木の花。

またまた白い花です。

初夏の木の花はやっぱり『白』が主役ですね。

この場所で初めて認識したのですが(何年も通ってるのにね・・)
調べて見るとどうやらツクバグミ(グミ科)の様です。

決め手は「八ヶ岳周りに多い・・」という図鑑のコメント。

なんとも情けない決め手ですが、どなたかこの画像で分かる方
教えて下さい。



ということで・・
雨には降られましたが、今回も初夏の森で楽しく遊ぶ事が出来ました。

次回は、6月10日
『梅雨の森で小さな生き物と遊ぶ観察会』
です。

 






2018/05/25 21:45:47|小淵沢の自然を観る会
初夏の(雨の!)森で遊んだ観察会
5月13日(日)
小淵沢の自然を観る会・5月の定例観察会
を行いました。

テーマは『初夏の森で遊ぶ観察会・野の花探し』
当日は予報通りの雨模様のお天気・・

それでも、東京からの飛び入り参加の家族もあり、小さな参加者11人を含む
20人での観察会となりました。

まずは定番の自然をシッカリと観察する準備体操。
選んだ色画用紙と同じ色の自然物を探す・・

皆さん、緑一色だと思っていた原っぱから次々と色んな色を見つけて来ます。



集まったのがこちら。



よくぞこんなに見つけてくれました。
この落ち葉のこの部分とか花びらの付け根の部分がまさにこの色・・
面白かったのが真ん中辺りのケースに入っているアマガエル。
お腹の辺りがまさに色紙の薄緑でした。

同じ緑や黄色の中にも様々な種類の色が・・
自然の色の多様性を知りました。

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そして、このあたりからポツポツと雨が落ちてきました。

植物と遊ぶ企画を予定していたのですが、そこは臨機応変?

雨の降らない(張りだした枝が天井になっている・)大きな木の下で
この木の下に何種類くらいの花が咲いてるかな・・を探す観察会に。

女の子が手にしているのは、この時期にこの周辺で見られる野の花や
木の花のアップの写真が載っているプリント。



最初はなかなか見つからなかったのですが、目が慣れてくるといろんな
花が見えてきます。

木の下の狭い空間に何種類も見つかります。

「コレはこの花じゃない・・」
そんな会話をしているのでしょうか。



花のアップの写真なんで、ヒメオドリコソウなんかは相当しっかり見ないと
写真と実物の花が一致しません。
でも良く見ると、写真同様とても面白い形をしていることが分かりますね。



そしてミツバツチグリなんかは黄色い花が見つけやすいと思っていたのですが
なかなか発見出来ません。
こんな狭い範囲なのにね・・
どうやらそれはこのお天気の影響だと気が付きました。

花がみんな閉じていて、周りの緑の中に隠れてしまっているのでした。

天気の良い日と雨降りの日では、花の状態も違っている事が分かりました。

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木の下の花探しを終え、一行はコチラも雨を防いでくれる林の中へ・・

その林の入り口で見つけたのがこのサンショの木。



なんだか鉢植えに丁度良い大きさです。
さっそくこの葉っぱに触れ香りを感じてもらいました。
子供達に何の香りか聞いてみると、洗剤系のニオイってのが多かったのですが
面白かったのは「ソーメンの香り!!」

ウーーン確かにソーメンの中の薬味を混ぜるとこんな香りになるのかも知れません。

サンショの香りを楽しんだ後、アカマツの林の中へ。

ここで見つけたのは林床一面に広がった小さな白い花。

さっそくその場にしゃがみ込んで確認してみました。



この花の正体は、マイヅルソウ。
二枚の葉っぱが広げた羽で立ち上がった花穂が伸ばした首なのかな?
ツルが舞を踊ってる様に見えるってことでこの名前が付いたとか。



この小さな花が、雨に濡れた林床を辺り一面覆ってるってのもなかなか趣のある光景でありました。

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それにしても、この程度の投稿が何故にその日のうちに完結しないのでしょうか・・
明日へと続きます。

 






2018/04/18 22:27:42|小淵沢の自然を観る会
続々・お花観自然観察会・2018
原っぱからマツ林の中に入った観察人一行の前進を阻んだのは、倒れていたアカマツ。
遊歩道を塞いでいましたが、これが丁度良い休憩ベンチ。
何人座れるかな?



アカマツの材木は粘り強くて、なかなかクッションも良いので、こんな感じで座っているとフワフワと揺れて結構心地好いですね。

今年の冬は森の中で多くのアカマツが倒れましたが、こんな利用方法もあるのでした。

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林を抜けて井詰湧水巨樹の森へ。

湧水でヨコエビさん達に挨拶をした後、リスの食痕『森のエビフライ』
探し。

今回も作りたてのエビフライが沢山見つかりました。



今年も、森の中で人知れず元気にリス達が走り回っているようで安心しました。
で、同じ食痕なんですが、どう見てもエビフライに見えないモノも・・
上の写真右端のちょっと太い一件。

コチラは『森のパイナップル』と命名されました。

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森の中ではこんなオブジェも見つかりました。

まずは『森の線香花火』



セリ科植物の枯れて乾燥した茎でしょうか。
この状態で残るのが面白いですね。

同じ様に、乾燥して残ったウバユリの朔。
この中に種子が沢山入っていたのですが、みんな飛んで行ってしまった後ですね。



どちらもそのまま、部屋の飾りにするには持って来いの乾燥植物です。

そんな森の贈り物を鑑賞しながら集合場所へと戻りました。

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最後に集合場所で見つけた木の花。

そうそう、本日のテーマはお花見でした・・

みんなで観ているのは何でしょうか?



それがコチラ。



イロハモミジの花の蕾ですね。
もうじき咲きそうです。

次回の観察会では満開のモミジの花が観られそうです。
でも、とても小さな花なんでお見逃しなく・・といったところです。

次回は・・
5月12日(日)
初夏の森で野の花と遊ぶ観察会
です。



 






2018/04/15 6:30:39|小淵沢の自然を観る会
続・お花観自然観察会・2018
一行はなかなかすずらん池畔から離れられません。

イラガの木ことヤマネコヤナギの隣にはコチラの大きな白い花が・・



この木の花も、この時期の山の中では良く目立ちます。
遠目に山肌を見ても、松や杉の緑、落葉樹の茶色の中に、この白い木の花があちらこちらで目に付きます。

コブシの花です。

でも遠目には白くてキレイですが、近くで見ると、この大きな花びらが「びろーーんと垂れてて・・」と、あまり人気がありませんでした。
香りは良いのですがね・・

で、花見と云えばやっぱりこの時期はサクラでしょうか。

遠目に見ても、近づいてアップで観ても人気ナンバーワンでした。



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このサクラの後ろでひっそりと咲いていたのがこの赤い花。



ヒトデ花と命名されました。
確かに下から観ると、この淡い赤色といいその形といいヒトデにそっくりでした。
で、本名はウグイスカグラ
コチラは全体に毛が生えてるんで、ヤマウグイスカグラですね。

初夏に甘くて赤い実を付けるんで、花同様こちらも楽しみです。

そして、花ではないのですが、今回あちこちの陽当たりの良い林縁で観られたのが人気のコチラ。



山菜の王様・・なんて呼ばれていますが、なんとも美味しそうなタラの芽。

よく山の案内で、「この木の名前を知ってますか?」
なんて聞くと十中八九の方が「タラの芽」なんて応えてくれますが、木の名前はタラノキですね。

山菜名の方が本名より有名になってしまっている気の毒の木の一つです。
(゚д゚)(。_。)_。)

すずらん池畔の原っぱで最後に出会ったのがコチラの方。



豪華な冠を被って万歳をしている怖い顔の方。
こちらは姿形より香りの方が有名になってしまったサンショウさん。

この時期のサンショウは、こんな面白い表情を見せてくれます。
是非、近づいて観てあげて下さい。

ということで、漸く林の中へ入れそうです。

このお話しはまだまだ続きそうです。



 






2018/04/14 17:29:38|小淵沢の自然を観る会
お花観自然観察会・2018
4月8日(日)
小淵沢の自然を観る会・定例観察会を行いました。

自然観察会の投稿は久しぶりですが、今年最初の観察会・・
と云うわけではなくて、2月11日に『雪の森でアニマルトラック観察会』
3月11日には『春を見つける観察会』を開催して参りました。
・・・・・

ということで(どういう・・??)4月の観察会です。

テーマは『お花観自然観察会』

4月8日はここのところの初夏のような陽気から一気に冬に逆戻り・・
の寒さの中での開催となりました。

集合時間・午前9時半の気温は8℃。
気温以上に寒さを感じる中、集まってくれたのは小さな参加者4名を含む9名。
皆さんしっかり冬支度での参加でした。

まず、集合場所で驚いたのがコチラ・・



すずらん池畔の一抱えもある大きなアカマツがご覧の通り。
枯れているわけではない、元気なアカマツなんですが、先月末の湿った大雪と
この間の強風の影響でしょうか・・
今年の小淵沢周辺の松林では何度もこんな現場に出くわします。

きっと松達にとっては厳しい冬だったんでしょうね。

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さて、お花観です。 お花見でないところが味噌ですね。

すずらん池をグルッと廻って目に付く木の花を観察します。

さっそく小さな参加者が何かに注目。



なにやら嬉しそうに観ていますが、それがコチラ。



オニグルミの葉痕、花芽・・
今回は誰からとなく、こんな花達(まだ花は咲いてませんが・・)に名前を付ける事が流行になりました。
ちなみにコチラはリーゼントの木。

先端に二枚の葉っぱがギュッと合わさっているのが葉っぱの冬芽が展開しつつある様子で、羊の顔の額の部分の緑のブツブツが雄花の蕾ってことですね。

そこから少し歩いてまたまた何か見つけた様です。



ココで見つけたのは小さな黄色い花が沢山集まっている木。
この時期、アチコチの林の縁で黄色い花が目立つ木、ダンコウバイです。



ちょっとピントが合っていないのはご愛敬ですが、花の塊が可愛いですね。
で、この塊の中の小さな一つ一つが一つの花ですよ・・
なんて説明をしている時、その足元にも同じ様な花が・・

その足元の小さな花がコチラ。
何の花か分かりますか?



正解はコチラ。
フキの花ですね。
フキって普段見慣れている花ですが、一つの花ってこんな風になってるんですね。
なんとも可愛らしくて、皆さんなんとかこの花を写真に撮ろうと奮闘しきりでした。



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次に見つかった花はなんとも花らしくない花。

コチラの名前はイラガの木。
蛾の幼虫の毛虫に似ているからだそうです。



ヤマネコヤナギの雌花ですが、もうほとんど果序になってるんでしょうか。

こんな事をしているとなかなか先に進めないのですが、そこが当会の良いところかな。

ここまで一時間弱で、前進した距離は30㍍程。
このお話しはまだまだ続きます。




 






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