四季の森、森遊び

八ヶ岳南麓、高原の町の小さな森。 この森で、日々観たり聴いたり、時に味わってみて感じたことを記録する。 森の備忘録。
 
2015/05/03 22:58:49|身近な木の花
ウワミズザクラが花盛り
世の中は黄金週間に突入している様で
観光地であるらしい小淵沢は首都圏ナンバーの車で
ごったがえしております。

でも、向かう先は『作られた観光地』が中心であるのが残念です。

折角、新緑が目に眩しい、この時期の高原に来たんです
から、周辺の緑にも注目して欲しいものです。

この時期、小淵沢周りの林に目を向けると
猫のシッポの様なフサフサの白い木の花を
あちらこちらの林縁で見かけます。

我が家の脇にも、いつのまにやら数本この木が
生えてきています。

この木はウワミズザクラ(バラ科)

尾状に沢山の小さな花を付け、その花の数だけ
ブドウの房の様に赤い実を付けます。

この実が野鳥達にとって大層なお御馳走なんでしょう。
実った途端に軸だけの丸裸になったりします。

そして、その種を糞とともに我が家の庭にも
あちらこちらの林の縁にも蒔いてくれます。

その結果、この辺りで沢山見かける
樹種のひとつになったとさ・・です。



でも、遠目にはとても桜の仲間には見えないですね。
にわかには「サクラなんだ!」とは信じられませんが
こうしてアップで見てみると・・・



一つ一つの5弁の花は、まさにバラ科サクラ属。
ちょっと雄蘂が長すぎるのが玉に瑕・ですが。

以前、山梨県のローカルTV局で「大変珍しい木です」
などと紹介されてましたが、それは間違い。

山梨県では普通に見かける木ですね。
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)





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