世の中は黄金週間に突入している様で
観光地であるらしい小淵沢は首都圏ナンバーの車で
ごったがえしております。
でも、向かう先は『作られた観光地』が中心であるのが残念です。
折角、新緑が目に眩しい、この時期の高原に来たんです
から、周辺の緑にも注目して欲しいものです。
この時期、小淵沢周りの林に目を向けると
猫のシッポの様なフサフサの白い木の花を
あちらこちらの林縁で見かけます。
我が家の脇にも、いつのまにやら数本この木が
生えてきています。
この木は
ウワミズザクラ(バラ科)尾状に沢山の小さな花を付け、その花の数だけ
ブドウの房の様に赤い実を付けます。
この実が野鳥達にとって大層なお御馳走なんでしょう。
実った途端に軸だけの丸裸になったりします。
そして、その種を糞とともに我が家の庭にも
あちらこちらの林の縁にも蒔いてくれます。
その結果、この辺りで沢山見かける
樹種のひとつになったとさ・・です。

でも、遠目にはとても桜の仲間には見えないですね。
にわかには「サクラなんだ!」とは信じられませんが
こうしてアップで見てみると・・・

一つ一つの5弁の花は、まさにバラ科サクラ属。
ちょっと雄蘂が長すぎるのが玉に瑕・ですが。
以前、山梨県のローカルTV局で「大変珍しい木です」
などと紹介されてましたが、それは間違い。
山梨県では普通に見かける木ですね。
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)