四季の森、森遊び

八ヶ岳南麓、高原の町の小さな森。 この森で、日々観たり聴いたり、時に味わってみて感じたことを記録する。 森の備忘録。
 
CATEGORY:森遊び

2016/02/13 22:54:17|森遊び
冬の森の楽しみ

冬の森にも、いろんな楽しみがあります。

葉っぱが落ちて見通しの良くなった森では、普段なかなか目にする事の出来ない生き物の生活の痕跡に出会えるのですが、よく見つかるのが「野鳥の巣」。

我が家の脇でもこんな鳥の巣が見つかりました。

サンショの枝にクズとアケビの蔓が巻き付いていて、葉が茂っている時にはマッタク見えないのですが、今の時期にはそっくり見る事が出来ます。

地面からの高さは3㍍程、大きさはラーメンドンブリといったところでしょうか。

調べてみると、どうやらヒヨドリの巣が近いようです。

そう言えば、一昨年だったか巣立ったばかりのヒヨドリの幼鳥をこの場所で見ています。
その時の画像はこちら→ヒヨドリの幼鳥

よく見ると、ビニール紐なんかの新建材も利用した、なかなか精巧で頑丈そうなお屋敷の様です。

こんな発見が出来るのも、冬の森散策の楽しみの一つですね。
 






2015/07/20 22:00:58|森遊び
やまなし山の日2015(下見)
昨日までのトロピカル画像から、突然正しい日本の風景に変化しましたが
本日は『ハワイ珍道中』をお休みして業務連絡です。

昨日は、来月8月8日に予定されている山梨県の行事
「やまなし山の日、森の教室」の下見に出かけてきました。

上の画像は、昨日撮影してきた今年の森の教室の舞台‥竜ヶ岳から観た
富士山の眺望です。


山梨県では、故郷の山や森林を見つめ直し、その恩恵に改めて感謝する契機とする
ため、1997年以降、毎年8月8日をやまなし「山の日」と定め様々な記念事業を行って
います。

で、今年もこの記念事業で案内人の一人として僕も参加します。

昨日の下見は参加者の皆さんが安全に登山できるよう、危険な場所の確認や
休憩場所、見どころの確認なんかを行ってきました。

コースは一般コース‥竜ヶ岳山頂までの往復。
      親子コース‥途中の展望台までの往復と麓の森での森林散策と自然観察。

でも、小学生でも充分に山頂まで登れるんで、コースに関係なく
親子であっても一般コースを希望したり、大人でも山頂まで自信のない人は
展望台までと森林散策コースに参加したり出来るみたいなんで
事務局に相談してみて下さい。

ちなみに、今年も僕は親子コースを担当させて頂きます。

ということで、まだ募集人員に若干余裕があるようなんで
興味のある方は、こちらの→山梨県ホームページを覗いてみて下さい。

今年のメイン企画は竜ヶ岳登山。
他にも様々なイベントが紹介されています。

主催は、やまなし「山の日」実行委員会
事務局(山梨県森林環境総務課内)



登山路では、途中こんな立派なブナの木に出会うことも出来ます。



 






2015/02/01 11:40:26|森遊び
メジロの巣
お久しぶりです。

気がついたら今年も1ヶ月が経過し、早くも2月に突入。
冬眠生活もそろそろ終了せねばなりますまい・・・

ここのところ、雪が降ったり、早朝キンキンに冷えて通勤路が思いっきりの下り坂スケート場に変身して事故が多発したりしてますが、ここまで今年も無事故無違反。

初詣に行った駒ヶ岳神社の御利益かと・・
ありがたやありがたや。


今、我が家の森側の窓から外を眺めるとこんな感じ。
日中陽差しが暖かくなってきたとイイながら、まだ森は丸裸。

木々はすっかり葉っぱを落として、なんだか寒々としています。
でも林床には陽が入って暖かいんだけどね。

でも、葉っぱの無いこの時期にしか出来ない発見があります。



さてそれは何でしょう・・
判りますか?

なにやら、木の枝に丸い物体が。
どうやらメジロの巣の様です。

目一杯の望遠で撮影した画像がこちら。



我が家の餌場に、毎冬メジロの夫婦が食事にやって来ますが、昨年の春に造ったものなんでしょうね。
高い木の枝の先端の細い二股を利用して、見事に括り付けてあります。

材料は柔らかい枯れ草や、新建材(ビニール紐ね)を利用している様です。
コレクションにしたいのですが、ちょっと手が出ない高さです。

今年の春ももう目の前。
我が家の周りも、野鳥たちの巣作りで賑やかな季節になります。






2014/07/20 22:04:27|森遊び
やまなし山の日

再来年からでしたっけ?
 『山の日』が国民の祝日になるの・

実は、山梨県民は全員知ってますが(ちょっと大げさ)
山梨県では、もう17年も前から山の日を記念して
様々なイベントを行っています。

8月8日は『やまなし山の日』

実に語呂が良くてイイですね!!

ということで、今年も県内でいろんな記念行事が行われます。

その中の一つ。
山梨県「山の日実行委員会」主催で
8月8日に櫛形山周辺で『森の教室』が開催されます。

詳しくはこちら⇒森の教室

僕もその中で、親子自然散策コースのお手伝いで
森の案内を担当します。

で、今日はその下見。

一枚目の写真は、コースの終点の滝。
下界の蒸し暑さを吹き飛ばす、とても心地の良い場所でありました。
子供達にこの空気に触れて欲しいですね。

二枚目の写真は、今回の下見の野の花代表。
カラマツソウ(キンポウゲ科)
白い花がとても可憐ですが、来月はもう花は終わってるかな?

三枚目の写真は、シダ類代表。
クジャクシダ(ホウライシダ科)
扇状に広がった枝が、クジャクの尾羽の様に見えることから命名されたそうですね。

ナンテ所を見ながら、本日は廻ってきました。

当日は沢山の親子に夏の森歩きを楽しんでもらいたいモノです。






2012/08/09 22:49:14|森遊び
やまなし山の日

昨日8月8日は、山梨県主催の
「やまなし山の日」記念事業のお手伝いに行ってきました
(ところで、どうして毎日「今日は・・」と
書き出せないのでしょうか?)


山梨県では、故郷の山や森林を見つめ直し
その恩恵に改めて感謝する契機とするため
8月8日をやまなし「山の日」と定めています。
 
山の日は、「山に親しむ」「山に学ぶ」「山と生きる」を
コンセプトに、森林づくりなどの
環境保全活動を通じて、現在及び将来にわたって
豊かな山や森林の恩恵を享受できる
自然との共生社会の実現を目指しています
 
僕も所属している山梨県森林インストラクター会が
関わる今年の「やまの日記念事業」は富士川町
「十谷の森での『森の教室』」
 
今年は70名ほどの参加者を対象に
7名の森林インストラクターが
森での野外活動のご案内をしました


僕が担当したのは親子コースの森林散策と
製材所での檜の皮を利用した工作体験


一枚目の写真はお約束の開会式
富士川町増穂の森林総研芝生広場に全員集合です


二枚目の写真は親子コースの散策路
大柳川渓谷を森林インストラクターの案内で歩きます
森の香りや柔らかい空気、木肌の感触を確かめながら
渓谷の散策を楽しみました


このコースは次々に現れる滝を眺め
ちょっとスリリングな吊り橋を多数渡ります


小さな子供も勇敢に渡っていました
夏休みの貴重な体験になったのではないでしょうか


三枚目の写真は河原でのお弁当タイム
小さな子供にはちょっと大変なコースだったけど
沢をわたる風を感じながら木陰で食べるお弁当の味は
格別だったことでしょう


午後は峡南森林組合の製材所見学と木工作


午前中は森を楽しみ、森の恩恵を感じ取りました
そして午後は利用する森に付いて学びます


メインは檜の皮で作る小物入れ
檜の皮を剥ぎ、生木をのこぎりで斬る


どの作業も初めての事ばかり
最初はおっかなびっくりでしたが
親子で協力して全ての家族で小物入れを
完成させることが出来ました


四枚目の写真は
森林工房セブリ舎主宰
森林インストラクターの佐久間さんから
檜の皮の小物入れの作り方を
教えて貰っている参加者の皆さん


親子で手をつないで渡った怖い吊り橋
家族で協力して作った小物入れ
森の香りや水の冷たさの記憶

今回の企画が参加者の皆さんの
夏の思い出の一つとしてしっかりと残ってくれれば
嬉しいですね 







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