カナロアの高松宮記念(GT)激走の余韻に浸ること3週間。まだ肌寒いあの日から時は過ぎ、少し遅めに開いた桜ももう残りわずかになり、峡東地区の車窓の外には早くも桃の花が咲き始めたハルウララの時をブログ放置したまま過ごしておりました。
そんな花を愛で、暖かくなった宵に盃を愉しむ不惑に対し、桜の舞台へと突っ走ってきた青春真っ盛りであろうラパージュは、桜の夢破れし傷心に浸ることなく今週土曜日・中山6Rへ出走となりました。
これで早10戦目の出走となるラパージュですが、心配される体調も田村先生のブログでの写真を見たところでは、暖かくなるにつれ秋に見た毛艶のよさが戻ってきたように感じるほど、これまでの激走の疲れも出ていないようです。このあたりは父ダイワメジャーから受け継いだ体の強さなのでしょうか?
ただ、ここへきてジョワドヴィーブル、サウンドオブハートと桜花賞後に骨折が判明したように、3歳春のこの時期の牝馬には目一杯の走りのあとに反動が脚元の異常に出てきてしまうこと心配です。
今回も前走同様中山マイルでの牡馬との混合戦になりますが、頭数も11頭と落ち着いたので今度こそ勝利をもぎ取りご褒美のお休みをいただきたいところです。
もうひと踏ん張りだよ、ラパージュ!痛くなったら無理するなよ〜!
では、出走向けたラパージュの近況をクラブHPより
2012.04.11 ラパージュは、4月14日(土)中山・3歳500万下・混合・芝1600mに三浦騎手54kgで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位1番目、同順位14頭で出走可能です。4月11日(水)良の美浦・坂路コースで2本目に52.8−38.9−25.6−12.7 馬なりに乗っています。短評は「手応え十分」でした。
・田村調教師 「4月11日(水)は坂路2本を馬なり、単走で。今週の中山に組まれた芝1600m戦へ向かいましょう。デキ自体に大きな変化は無し。
当然ここで何とか勝ちたいと思っています。でも、更に頑張って欲しいと言うのは・・・。今までも精一杯に走って来た訳ですからね」
≪調教時計≫
12.04.11 助手 美南坂良2回 52.8 38.9 25.6 12.7 馬なり余力 手応え十分
2012.04.05 ラパージュは、4月5日(木)良の美浦・坂路コースで2本目に55.4−40.7−26.2−13.0 馬なりに乗っています。短評は「小気味いい走り」でした。4月14日(土)中山・3歳500万下・混合・芝1600mに三浦騎手で予定しています。
・田村調教師 「4月5日(木)は坂路コースで追い切りました。1本目を59秒4で行った後に55秒4を記録。ほぼイメージ通りの内容です。出走へ向けて順調と言えそう。
ただ、さすがに次を使ったら限界かも知れません。このまま進んでくれれば・・・と思うのみ」
≪調教時計≫
12.04.05 助手 美南坂良2回 55.4 40.7 26.2 13.0 馬なり余力 小気味いい走り
2012.04.04 ラパージュは、美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。この馬なりに中間も順調な過程を踏んでおり、この調子を維持しながら更に調整を進めます。4月5日(木)に追い切りを行ない、4月14日(土)中山・3歳500万下・混合・芝1600mに三浦騎手で予定しています。
・田村調教師 「昨秋よりレースを走って来て身体はデキた状態。調整は続けているとは言え、強い内容は不要でしょう。4月5日(木)に軽く時計を出す見込み。来週の中山に組まれたマイル戦へ向かおうと思います。再び三浦騎手とのコンビで臨む予定です」
2012.03.28 ラパージュは、美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションは平行線を維持しており、もう少しの間は同様のパターンで調整を行ないます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4月14日(土)中山・3歳500万下・混合・芝1600mに予定しています。
・田村調教師 「中間も無事で何より。3月28日(水)は坂路2本を普通キャンターで乗りました。使い込んでいる割に思ったよりヘバッた様子は見られず、徐々にピッチを上げて行けるのでは・・・と言った状況です。しかし、出走に至るまでには更に慎重な判断が求められるでしょう」