クラシックが近づくにつれ、来週からトライアル戦が続々とはじまり3歳有力馬の話題が宴たけなわになる弥生三月ですが、ひとつ下の2歳馬たちもこの夏からのデビューに向け、育成のペースが上がってくる頃であります。
我が厩舎の2歳馬3頭もそれぞれずいぶんとたくましくなってきました。
まずは、我が2歳筆頭格であるレディカーニバル10(写真左)ですが、ダイワメジャーの仔らしく牝馬ながら立派な馬体をしており、トモなんかもずいぶんと大きくなってきました。毛色は違えど同じ父ダイワメジャーの女の子であるラパージュがここまで頓挫もなくバリバリと出走していることを考えると、この仔も脚元に不安が出なければ数多くのレースに出走してくれるのではないかと思っています。ちょっと今週になって急に出てきた「悍性の強さは・・・」コメントにはビックリしましたが、これもまたダイワメジャーの仔であるから故なので、むしろ騎馬においてプラスに出ると思っています。でも、距離はやっぱり1,200〜1,400になっちゃうのかな?
次にウチのハンサムくんであるセンターアンジェロ10(写真中)はというと、コチラは相変わらずのハンサムぶりを維持しておりスマートな馬体も相変わらずであります。スマートながらも付くべきところにはシルエットを維持したままビルドアップしており、「おぉ、やっぱりSSの血が出ているなぁ」とサンデー直仔全盛の10年位前を思い出させてくれます。あの頃俺もサンデー系だったケド、今はフォーティーナイナーの仔みたいになってしまったが・・・。あとは「運動神経悪い芸人」のように見た目と運動能力のギャップが出ないことを祈るだけですが、さてどうでしょう?
そして、日ハムのソフトボール出身大嶋くん的魅惑の存在であるターファイトCのペリーヌ10(写真右)ですが、思惑通り、いや期待以上の成長を見せてくれています。乗り込むにつれてトモもボリュームを増し、府中の直線対応体型へと進化しております。これは世間をアッといわせる存在になるかも!?500万円でここまで妄想させてくれれば十分元は取れました。瞳にも力強さが加わったように見え、とにかく早く競馬場で走る姿を見てみたいものです。そして最後に、3歳馬でディープインパクト旋風が吹き荒れる中ですが一言いわせて下さい!「エアジハードなめんじゃねえ!」
3頭それぞれに成長が感じられ満足な今日この頃ですが、春の訪れを感じさせてくれる頃には今よりキツイ稽古が始まりますので、このままただ順調にデビューまでたどり着けることを願うばかりです。
毎年のことですが、この時期が夢の見放題で一番楽しい時期であります。
では、それぞれの近況を各クラブHPより
是非来年の桜花賞へ!レディカーニバル10
2012.02.21 レディカーニバル10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「手応えには余裕が感じられる印象。更に調教レベルを高めても対応できるでしょう。ただ、厳しい寒さでコースが硬い状態に。無理は避けるのが賢明だと思います。悍性の強さは血統を考えれば自然かも。上手く走る方へ向けられれば・・・ですね」
2012.02.14 レディカーニバル10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「心身共にコンディションは安定。いつも落ち着いた様子で稽古に取り組めているのは評価すべき部分だと思います。ただ、もっと速いペースで行けば段々と気持ちが昂ぶるはず。牝馬だけに尚更でしょう。あまり根を詰め過ぎぬのがポイントかも」
2012.02.07 レディカーニバル10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「毎日のトレーニングを無難に消化。入念に稽古を重ねながらも疲れた素振り等は窺えませんね。飼い葉をキッチリ食べており、全体のボリュームを保てているのも何より。あとは馬場状態を踏まえつつ、徐々に調教レベルを高めて行ければ・・・」
ハンサム健在!センターアンジェロ10
2012.02.21 センターアンジェロ10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「相変わらず順調。終始リズミカルな脚取りで駆けており、現状には及第点を与えて良いと思います。調教後もスムーズな身のこなし。余裕を持って過ごせているのは今後へ向けて頼もしい材料ですね。この調子を崩さぬよう心掛けましょう」
2012.02.14 センターアンジェロ10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「毎日のトレーニングを無難に消化。先週と比べての変化を挙げるのは難しいものの、中身に関しては着実に引き締まっているでしょう。元々あまり無駄肉の付かぬタイプながら、与えた飼い葉はキッチリ食べています。神経の細やかな面も窺えません」
2012.02.07 センターアンジェロ10は、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン18〜20秒ペース)。 ・当地スタッフ 「心身共にコンディションは安定。依然バランスの取れた外見が目を引き、このまま順調に育ってくれれば・・・ですね。ある程度のレベルに達すれば速いキャンターにも自然と移れるはず。ひとまずは入念に稽古を積み重ね、春の到来を待ちたいと思います」
府中のターフが呼んでいる!Orion28ペリーヌの2010
2012年2月
荻伏共同育成場で調整されている。この中間も徐々に調教を進めており、2月上旬は牧場内の屋外ダートトラックと屋内坂路を併用して、ダク1000m位と軽いキャンター2000m位を乗られている。「普段から落ち着いているので、集団調教でも集中して走れていますね。今のところ取りたてて気になるところはありませんし、このままどんどん乗り込んでいきます」と育成スタッフ。馬格は中型で大きくはないが、肉付きが良く乗り込む毎に引き締ってきており、筋肉質な身体つきに見えるのは好印象。調教で見せる動きもしっかりとしており、着実に力をつけてきているようだ。1月末現在の馬体重は445kg。
2012年1月
荻伏共同育成場で調整されている。中間は徐々に調教を進めており、1月上旬は牧場内の屋内ダートトラックを利用して、ダク2000m、軽いキャンター1000mを乗られている。「先月、新開調教師が来場した際は『随分良くなってきましたね』と成長ぶりに満足していました。年末年始にリフレッシュ休養させると、すっかり落ち着いて大人しくなりましたし、精神的な余裕が出来たからか、身体にしっかりと実が入ってきた感じがします」と育成スタッフ。馬体は12月下旬現在の馬体重は445kgと、フックラして一回り大きくなり、どんどん馬っぷりが良くなってきている。 |