早春の愛馬出走ラッシュを経て、カナロア、ラパージュ、ヴェッケンと3頭すべてがトレセンから離れ、少々落ち着いてしまった我が厩舎ですが、大きな妄想を描いていられる2歳馬3頭はそれぞれ早期始動に向け順調に調整がされております。
特にロードの2頭は、来月実施される「第2回産地馬体検査」を受検する方針が示され夏競馬でのデビューも期待できそうです!しかし、この産地馬体検査を受けたということで過大に早期デビューを期待すると痛い目にあうことはラパージュの姉であるレディナデシコで学んだこと。受験できるだけここまで順調にきている程度に思うことにして、真実の期待は口に出さずにしまっておかなければならないのですが、学習能力が低いせいか目の前の言葉に踊らされてしまう不惑であります・・・
とまあ、期待を語る前によくよく考えてみると、3月早々には2歳馬たちの「馬名」が決まったということも爽やかな春の風に身を任せハルウララでしたので、今回決定した馬名とともにそれぞれの近況をお伝えいたします。チョット見ない間にみんな立派なカラダになってきました!
まずは、2歳の筆頭格であるレディカーニバル10ですが、馬名は「
ブリュネット」(フランス語)栗毛の若い女性 と決まりました!
ラパージュ同様にキレが良く呼びやすい名前にまずは満足。馬体も毛色こそ違うものの同じ父のラパージュ同様、牝馬らしからぬ丈夫そうなガッチリした見た目から、連戦にも耐えられそうな感じがします。やはり、丈夫でないと優先出走権を獲ったとしても体質が弱く間隔をあけないと使えないでは、数少ないであろうチャンスもモノに出来ないというもの。このまま順調にデビューを迎え、年内には勝ち星を挙げてほしいものです。もちろん、目標はJF出走ですケド・・・
では、ここまでのブリュネットの近況をクラブHPより
2012.04.24 ブリュネットは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「毎日のトレーニングを無難に消化。脚元もスッキリ見せており、このまま同様のパターンを繰り返そうと思います。しっかり乗り込んでいるものの、まだ身体を幾らか持て余している感じ。もう一絞り必要ですね。吸収が良いタイプなのかも・・・」
2012.04.17 ブリュネットは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「
入念に稽古を重ねながらも疲れた素振りは無し。飼い葉もキッチリ食べており、体調面に関して何ら不安は覚えませんよ。徐々に基礎体力が備わっている感じで、今後も休まずに乗り込みを続けて行けそう。ここからの更なる頑張りに期待ですね」
2012.04.10 ブリュネットは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「母自身の現役時代を含め、実戦を重ねつつ良さが出るのかな・・・と。そんな印象をヴァージニーの系統に対しては抱いています。
本馬は身体も結構しっかり。早い段階から始動させるのがベターかも知れません。6月の産地馬体検査を目指す方針」
続いてはうちのハンサム君センターアンジェロ10ですが、馬名は「
ロードラファエル」冠名+(英語)大天使の1人 と決まりました!
コチラも特に呼びづらいこともなく気にいっております。ラファエルもブリュネット同様、ここまで痛いところも無く順調にきていますが、馬体はジャニーズ系のような細くてしなやかな薄手の馬体を維持しております。かつて私もそうだった・・・今は不惑を迎え、腹回りよりも胸周りがやけに厚くなり最近の細身のTシャツに苦しめられております・・・そんな私のように、これから胸の深みも出てくるのでしょうが、現段階でも結構進んでいる感じのラファエルなので、今月の会報での栗田先生のお話の通り「早期デビュー」が現実味を帯びております。もちろん、ここから2ヶ月くらいが正念場ですし、「ヤンチャ」と書かれているようにゲート試験突破が難関として待っております。うまく夏競馬の「芝」のレースでデビューし、少々キレ味不足であれば冬場の「ダート」へ活路を見出すことも可能なので、コチラも年内勝利を目標として頑張ってほしいものです。
では、ロードラファエルの近況をクラブHPより
2012.04.24 ロードラファエルは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「
現在の調教メニューに余裕を持って対応。なかなか良い動きを見せており、乗り終えた後も元気一杯です。しかし、鞍上のコントロールには従順。距離の融通も利くのでは・・・と思います。ひとまずは同様のパターンを繰り返して地力アップを図りましょう」
2012.04.17 ロードラファエルは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「毎日のトレーニングを無難に消化。脚元を含めて気に掛かる部分は特に見当たらず、飼い葉も与えた分量をキッチリ食べていますよ。
6月中旬の第2回産地馬体検査を受ける方針が決まりました。もう少し経てば15−15の稽古を課せるはず」
2012.04.10 ロードラファエルは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン16〜18秒ペース)。
・当地スタッフ 「先週と比べて良い意味で変化は生じていません。でも、相変わらず順調。この雰囲気を保ちながら更なる向上に努めたいですね。
当初のイメージ通り早く仕上がりそう。5月半ば前後には三石軽種馬共同育成センターへも連れて行けるでしょう」
そして、ターファイトクラブのペリーヌの2010(オリオン28)は「
オーレリー」名前の由来:ペリーヌ物語の主人公ペリーヌ・パンダボアヌの物語での仮名より と決まりました!
実は、この「オーレリー」という名前、せっかくターファイトCに入会したので馬名応募してみよう!とせっせと考えた名前なんです!しかし、馬名応募はすでに締切りとあり応募はしなかったのですが、自分が考えていた名前に決まってくれて感無量!!!やっぱり、母名ペリーヌからイロイロ調べていくとこの名前が浮かんでくるんですね。出資者の中でも多く思いつかれたと思うので本当に良かったと思います。で、肝心なオーレリーの状態ですが、「産地馬体検査」の文字は出現していないものの、馬体もずいぶんと成長し痛いところも無くいたって順調に調整されています。立派な胸も深みが増し、後肢も立派な前に追いついてきた感じで、思い描いてきた妄想の上をいく成長に、我が妄想も上方修正をしなければいけなくなりました。正直、2歳馬の中では血統上思い入れが一番なので、これなら秋の府中でお会いする時には、午後の500万戦の暖かなパドックになるかもしれません。そんな夢をしばらく見させてくれるよう、このまま順調に入厩まで頑張って欲しいものです。
では、オーレリーの近況をクラブHPより
2012年4月 荻伏共同育成場で調整されている。中間は順調に調教を進めており、4月上旬は牧場内の屋内坂路を利用して、ダク2700mとハロン20秒前後のキャンター1200mを乗られている。「ここ最近は坂路を利用して負荷をかけながら乗り込んでいます。だいぶ力がついてフットワークがしっかりしてきたので、いつでもペースを上げていける状態ですよ」と育成スタッフ。
いくらか細身だった馬体は、前月と比べてもフックラとしており、前後躯に筋肉がついて厚みを増してきた。調教では柔らか味のある動きを見せているし、その前向きな走りを見ると、これからもどんどん進めていけそうだ。
2012年3月 荻伏共同育成場で調整されている。この中間も徐々に調教を進めており、3月上旬は牧場内の屋外ダートトラックと屋内坂路を併用して、ダク1000mとハロン20秒前後のキャンター2000mを乗られている。「エアジハード産駒は薄手の馬が多いと聞きますが、身体つきはむしろ立派な方ですね。動きも割と素軽いし、これから乗り込んでくればもっと良くなってきますよ」と育成スタッフ。相変わらず馬体は張りがあって毛ヅヤも良好。先日行われた冬の募集馬見学ツアーでは、その引き締まって見栄えのする身体と、愛嬌たっぷりの仕草で、参加者からの人気を集めていた。2月末現在の馬体重は445kg。
それぞれ順調に調整されていますので、この夏は我が厩舎史上もっとも熱い夏になりそうな予感がしています。
2歳馬のデビューはもちろん、カナロアのサマースプリントS参戦、ケイアイFで休養中のラパージュの復帰戦、切羽詰った未勝利戦でのヴェッケン大佐の奮闘と楽しみ満載であります!
ぜひとも愛馬の結果が伴う熱い夏に期待していますが、世間様の流れのような「節電の夏」にならぬよう願っております。