じぇいてぃ厩舎〜愛の果てまでも〜

日高の馬で、非社台でロマンを!を家訓にターファイトC&ユニオンOC&ワラウカド&広尾TCでロマンを追い求める山梨の一口馬主愛馬日記です
 
2011/12/16 2:57:31|ラパージュ
2011の締めはラパージュ勝利で!
早春に未曾有の大災害に見舞われた2011年も残すところ2週間あまり。

我が人生においてもこれほど心が痛む大きな出来事は最大級であり、阪神大震災、アメリカ同時多発テロの時は心の衝撃はあったものやはり「体験」していないだけにどこか他人事に思っていました。

今回は大きく長く続いた揺れを体験し、その後まだまだ余震が続く中、リアルタイムに映される大津波に街が人がすべてが流されていく映像を見て身震いするほどの恐怖を感じたものです。

そして、その思いは次第に悲しみへと変わり、「何か出来ないか」と今できる行動を探し、今普通に生活している自分が恵まれていることを感じて、生き方自体を深く重く考えさせられる特別な年になりました。

そんな日本全体が沈んだ気持ちに包まれた春から時が経つにつれ「がんばろう日本!」を合言葉に、大きな悲しみから「明日への希望」を叫び復興を推し進める機運が高まり始め、少しづつ「自粛」ムードも解かれ以前の日常を少しづつ取り戻してきたところでしょうか。 もちろん、厳しい寒さを迎えた被災地では不自由な思いをされている方も多くいるのが現実ですが・・・まだまだ自分に出来ることを考え続けることを忘れてはならないでしょう。

たとえばクラブでもかつての藤沢厩舎にいたタイガーマスクのように「支援」出資馬として、出資金&すべての配当(調教師、騎手、牧場、クラブにも協力していただいて)の一部を被災地で何らかの形で役立ててもらうことは出来ないものでしょうか?馬名「ロードホープ」とか「ロードキズナ」とかで即戦力の追加募集でも良いと思うんですが?まあ、いろいろとファンド的問題もあるのでしょうし、結構賛同もあるかと思うのですがやっぱり馬次第ってとこもあるので実現は難しいのでしょうけどケド・・・

ちょいと横道にそれましたが、「明日への希望」は人それぞれでしょうが、私の場合には愛馬の走りが大きな励みであることに違いなく、4月のカナロアのドラセナ賞の勝利には随分と元気を注入されました。バレンシア、スラッガーの2頭の引退もありましたが、その後カナロアは4連勝で重賞制覇、夏に新潟でデビューしたラパージュは新馬戦からここまで4戦未勝利ながらなかなかの好走と、これまでの10年の一口馬主生活において最高の年となり、来年の更なる上昇を夢見る日々で年末を迎えました。

そして、特別な2011年を締めくくるのは我が厩舎の「女王」ラパージュ!近くて遠い「初勝利」を目指し予定通り今週日曜に出走することとなりました!

鞍上は「勝利」のために身柄を拘束された?蛯名騎手。前走は田村先生も「普通に回ってくれば勝てるだろう」と送り出したものの、師の思惑とは異なる乗り方?で3着に終わり、今回の騎乗はトップジョッキーとして意地を見せる大事なリベンジ戦のはず。1週前から両者でレース選択を相談するなど「絆」が深まった模様で、仕上げ&騎乗に関して「必勝」を期す態勢が出来上がりました。

期待を胸に確定した出走表を見ると・・・・・なんと!全馬が前走5着以内の優先出走馬!こりゃ、相当相手も手強そうで、枠順での差とか僅かな差で着差に影響が出るようにも見えますが・・・・・ちょっと手薄な500万条件並みのメンバーとも思えますので、いずれ勝ち上がればこのくらいのメンツとは戦わないといけないので、いい予行練習だと思えば気も楽というもの。騎手、厩舎、そして出資者の勝利へ向けた「絆」は恐らく「bP」でしょうから、ここは信じて今年を締めくくる良い結果を待ちたいと思います。

頼むよ!蛯名!ヴィクトリアマイルの時のような気合と自信でラパージュを先頭でゴールへ導いてくださいよ!


(C)ブログパーツ提供:競馬予想D/開発:競馬インジケータ指数




では、出走までのラパージュの近況をクラブHPより

2011.12.14 ラパージュは、12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手54kgで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位1番目、同順位13頭で出走可能です。12月14日(水)良の美浦・坂路コースで2本目に51.9−38.2−24.8−12.3 馬なりに乗っています。短評は「好時計マーク」でした。

・田村調教師 「12月14日(水)に時計を出しました。好調が十分に伝わるタイム。今週の競馬へ行きましょう。どうやら天気は回復へ向かう見込み。そのような状況を踏まえて芝のレースを選ぼうと思います。何とか勝って欲しいですね・・・と言うレベルでは能力的に決して無いはず

≪調教時計≫ 11.12.14 助手  美南坂良2回 51.9 38.2 24.8 12.3  馬なり余力 好時計マーク

2011.12.08 ラパージュは、12月8日(木)良の美浦・坂路コースで2本目に54.8−40.3−26.8−13.3 馬なりに乗っています。併せ馬では末強目の相手に0秒2先着。短評は「馬体の張り上々」でした。12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手で予定しています。

・田村調教師 「12月8日(木)は坂路1本目を15−15程度で乗った後に追い切りました。ソエ等の心配も今のところ見当たらず、来週へ向けて着実に進んでいると思います。やはりゲートインの目途が予め立っていると言うのは様々な面で大きいですね」

≪調教時計≫ 11.12.08 助手  美南坂良2回 54.8 40.3 26.8 13.3  馬なり余力 馬体の張り上々         
      ナムラレガシー(2歳新馬)末強目に0秒2先着

2011.12.07 ラパージュは、美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。レース出走へ向けて態勢は段々と整っており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。12月8日(木)に追い切りを行ない、12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手で予定しています。

・田村調教師 「中間も順調。12月7日(水)は普通キャンターを乗りました。次走も鞍上を任せる蛯名騎手と今朝も話し合った結果、現段階では芝1200m戦へ向かう可能性が高いでしょう。しかし、そこは臨機応変に。より勝利に近いと思われる選択肢を取る意向です







2011/12/08 2:59:37|ラファエル
戦力補強2011 bQセンターアンジェロ10
前回のレディアーティスト10に続き、今年度2頭目の出資馬のご紹介です。

期待の関東所属の牡馬!センターアンジェロ10

センターアンジェロ10




















どちらかというと、筋肉量の多いパワータイプが好きな私ですが、なんといいますか、よく絵に描かれるサラブレッドというような感じの四肢も長く胴伸びもあるスラっとしたキレイな馬体には延髄斬りに合ったかのように一撃ダウン。さらに、この仔の顔、特に「瞳」がキレイで見事3カウント入れられてしまいました。

母センターアンジェロはなんと!あのスティルインラブが制したオークスで5着に入った実力馬。その父はテイエムオペラオー、メイショウサムソンなどを輩出したオペラハウス。そこへ父としてSS産種牡馬の異端児でもあるゴールドヘイロー。しっかり母系にはミスプロの血も入っており、つかみはOK!地方の深い砂が得意そうなイメージのゴールドヘイローですが、昨年の菊花賞3着ビートブラックの父ミスキャストやサクラプレジデント、アドマイヤマックス、ヤマニンセラフィム、エイシンサンディなどなどSSさえ入ってりゃ隔世遺伝でポコン!と芝のオープン馬が出てしまうもの。心配よりも「またマニアな種牡馬の仔に出資できた」と喜びのほうが大きいのカモ。

うまく母の競走能力にSSの影響力が加われば、芝の中長距離タイプとして活躍が期待出来そうです。実際、ひとつ上の全姉コスモアマルフィがここまで2戦東京コース芝1600、1800で人気薄ながらナカナカの結果を残しているのもうれしい限り。穏やかそうな顔立ちと、伸びやかな馬体からもう少し距離が伸びても大丈夫な感じでしょうか。ベストはやや重の東京2000ってところかな?もちろんダートもこなせそうですし出走には困らないタイプになるかもしれません。そして狙うは大きく日本ダービー出走!母のようにトライアルで権利を勝ち取り、夢の舞台へと連れて行ってもらいたいものです。

そして、お値段はこれまた「まごころ」価格な総額945万円、一口18,900円と財務的な支障は全くなし。お世話になるのは美浦・栗田厩舎。今年開業した新人調教師ながら早くも10勝に手が届こうかという好成績をおさめ、門別エーデルワイス賞JpnVをプリサイスエンド産駒のシェアースマイルで制すなど今後楽しみな厩舎です。よろしくお願いします、栗田先生。

では、更新された近況をクラブHPより

2011.11 三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン22〜25秒ペース)。10月測定の馬体重452kg、体高157cm、胸囲178cm、管囲21cm。

・当地スタッフ 「サマーセール購買後すぐにケイアイファームへ移しました。よって、初期馴致も元々の在厩組と殆んど同じスケジュールで進行。バランスに優れた体型が目を引く1頭です。栗田徹厩舎は今年が開業1年目ながら、早くも重賞ウイナーを送り出しています。本馬への期待も高まるばかり」




今年は「ひとまず」牡牝2頭の愛馬で大きな夢の巨大化を楽しんでまいりますが、まだまだ気になる仔が・・・

エイトデイズアパート10タヒチアンブリーズ10










左がエイトディズアパート10(関西・昆厩舎、牝 父ハーツクライ)、右がタヒチアンブリーズ10(関西・高野厩舎 牡 父シニスターミニスター)

エイトディズアパート10は、来年募集されれば狙っているキングカメハメハの半弟がおり、この仔も非常に気になります。どうも愛しのキングカメハメハの出走レースで一緒に走った種牡馬はハーツクライもメイショウボーラー、シーキングザダイヤ、スズカマンボ、そして皐月賞馬ダイワメジャーも皆気になり、一度は出資してみたいと思ってしまうのです。それほどその年のNHKマイル&ダービーは印象に残っており、コスモバルクも含め「最強世代」だったのでは・・・と。でもこの仔、好みの馬体ですがハーツクライには似てないんですよね・・・

タヒチアンブリーズ10は、今の時代に母父ヴァイスリージェントって!1967年生まれってことは、私が生まれた頃競馬場で走っていた馬!父方は5代前に入っており(そのくらいが普通でしょ・・・)2×5のクロスってなかなかお目にかかれるものではありません。そのマニアチックな血統と、厩舎がマツクニ厩舎の番頭格であった新人高野友和厩舎とくれば出資意欲も急上昇!でも、ちょっと気になるところもありますし来春まで順調に行けばってことで・・・


この先育成が進み他の馬も含めどうなるかわかりませんが、ひとまずレディカーニバル10&センターアンジェロ10でご一緒の皆様よろしくお願いいたします。







2011/12/06 2:47:33|ブリュネット
戦力補強2011 bPレディカーニバル10
ようやくヴェッケンの話題も書き込め一安心した今宵、この時期の風物詩でもある新たな出資馬のご紹介をいたします。

今年の募集から補償制度の廃止が決まり、未出走の場合でも全く補償なし(?)という早期出資をためらう制度が適用され、一時は入厩直前に出資すればいいかな?とも思いましたが、やはり決断を延ばせば延ばすほどさまざまな邪念も入りかねないので、いつもどおりこの時期に出資を決断することとなりました。

全般的にラインナップを見て感じたのは

@ディープの仔がいない・・・(いてもいきませんケド)
A人気繁殖の牡馬が少ない
Bネオユニヴァースなどチョイと重めな血統の仔が多い
Cキングカメハメハの牡馬がいない(来年は狙っています!)
D中間帯の値段設定がやや高い

ってな感じで個人的にはあまり出資意欲がわかない年ダナ・・・とは思っていたのですが、やっぱりカタログ&DVDの最強誘惑キッドを手にすると五指に余る出資候補が・・・やはりクラブが一枚上手でありました。

その罠にまんまとはまった私が何とか絞り込み捻り出した答えは東西、牡牝各一頭のバランス重視の2頭。

まずは、私の筆頭格である関西所属の牝馬レディカーニバル10

レディカーニバル10



















ラパージュに続き今年もダイワメジャーの牝馬が筆頭。なんだかんだいって現役時に好きだった種牡馬の仔は欲しいもので、しかも毛色も同じときたらいかない訳にはいきません!母レディカーニバルは名前の通り当クラブ所属馬であり、「大舞台での一発」が魅力のリボー系でブラジル最優秀牝馬にも輝いたヴァージニーに、アメリカンでありながら「全欧」年度代表馬に輝いたストームバード系ジャイアンツコーズウェイを配した超最新モデルの血統が魅力的。そこへ日本の至宝「スカーレット一族」でSS産駒の大番頭である父ダイワメジャーを配したとくれば、まるでホテルの朝食バイキングのようなウレシイ楽しい大好き配合!朝食だけに私のハンバーグ的血統ミスプロが入ってないのもまたオツなところでありますが・・・。

馬体は初仔のわりには父の影響もあってか1歳10月で450kgとなかなか立派。おそらくは「芝」向きなんでしょうが、距離適正は1400〜1600位かな?父、母父ともに自慢の勝負根性を何とか受け継いでもらい1800〜2000もこなせれば出走機会も増えてくれるのですがどうでしょう?そして夢はクラシックの桜の舞台へ出走!目標はひとまずこぶし賞制覇というところでしょうか。

そして、我が貧乏厩舎の重要事項であるお値段は「まごころ」価格な総額1,260万円・一口25,200円とうれしいお値段。お世話になる厩舎は栗東・千田厩舎。そうです!ロードヴェッケンと同じ厩舎です!先々週ようやく「中央」初勝利を上げた千田厩舎には頑張ってもらわなければ我が厩舎の明るい未来は見えなくなります。何卒よろしくお願いいたします、千田先生。

最後につまらぬオマケですが、この仔の「流星」のカタチ。独特で特徴的なかたちがなんだか鳥が横を向いているような形に見える気も・・・鳥というより鷲がたたずんで止まっているような

イーグルシルエットレディカーニバル10顔














        ホラ!いるでしょ!イーグルが ↑ なで肩の・・・

千田先生、是非この仔の特徴ある流星はメンコで隠さずレースに出走させてくださいね。


ご一緒の皆様よろしくお願いいたします


では、早速更新された近況をクラブHPより

2011.11 三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン22〜25秒ペース)。10月測定の馬体重449kg、体高159cm、胸囲182cm、管囲20.5cm。

・当地スタッフ 「もう少し調教を進めないと特徴も挙げ辛いですね。でも、今のところ気難しさ等は覗かせていませんよ。父ダイワメジャーは新種牡馬リーディングだけで無く、JRA2歳サイアー全体でも首位を走る活躍を見せています。期待を寄せて良いのでは・・・」







2011/12/05 1:26:25|ヴェッケン
ヴェッケンもいるんです
カナロアフェスティバルが終り、期待のラパージュが再来週の出走までの間、ちょいと一息つけるこのタイミングで何度も何度も「書こう」と思っていつつ後回しになってしまった我が厩舎の秘密兵器であるロードヴェッケン!の近況です。

我が厩舎の「至宝」カナロアの従兄弟であるヴェッケンですが、4月末の入厩直前に脚元の不安に見舞われその後はず〜っと北海道ケイアイファームで調整中。ようやくここへきて乗り込みも開始しましたが、脚元の不安が再発したら崖っぷちの3歳夏までデビューは厳しそう・・・何とかここは踏ん張って無事のデビューに期待しています。

しかし、春までは2歳馬の中でも一番調整が進んでいたのに土壇場での頓挫には正直ガッカリグッタリしましたが、今になって思えばシンボリクリスエス産駒だし3歳になってからのデビューのほうが良かったのカモ・・・しれません。

競走馬は競馬場で走ってこそ!結果はどうあれ怪我なく数多く走ってくれるのが一番です。去年の今頃は丈夫だと思ったのに・・・

それよりも・・・ヴェッケンの写真はいつ更新してくれるんだろう・・・7月から変わってないんですケド・・・・・

では、ヴェッケン大佐の近況をクラブHPより

2011.11.29 ロードヴェッケンは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン18〜20秒ペース)。

・当地スタッフ 「ハロン18秒より速いペースで行く場合も。まだ手応えには余力が感じられ、動きに関しても不満は覚えませんよ。心身共にコンディションが上向きなのは確か。ただ、これまでの経緯を踏まえると無理は禁物でしょう。焦らずに取り組む方針」

2011.11.22 ロードヴェッケンは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン18〜20秒ペース)。

・当地スタッフ 「ここに来て18−18のキャンターを交えるように。本当に少しずつとは言え、前進を図れているのは喜ばしい材料でしょう。しかし、まだ脚元は完全にスッキリとは行かぬ感じ。順調に運んでも、年内に厩舎へ送れるか・・・。微妙なラインですね」

2011.11.15 ロードヴェッケンは、三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター1000m(1ハロン22〜25秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×2本(1ハロン20〜22秒ペース)。

・当地スタッフ 「時折、右前脚の球節が張り気味に。休まずに稽古は行なっているものの、もう少しの間は柔軟な対応が求められるでしょう。ひとまず、今週一杯は同様のパターンで。経過を観察する方針です。先日、千田先生が視察に。近況を報告しています」







2011/12/02 2:51:32|我が愛馬たち
カナロア、ラパージュともに元気
氷雨そぼ降る師走を迎え、本格的な冬将軍の到来で一層縮み上がる我が人生に、常夏の島ハワイに伝わる「海の神」カナロアが忘れかけていた温もりを届けてくれてから早1週間。今、私の夢の中ではハワイから日本を経由し春には尾張を発しシンガポールへと渡る海の神が見えているところです・・・。

そんな不惑の中年男性をも夢見る少年に変えてしまう重賞ウィナー我らがカナロアですが、レース後も特に異常なく元気な様子とあり一安心。そういえば春までの懸念材料であった「ソエ」も帰厩後は耳にしなくなりました。京阪杯の圧倒的な勝利には、私のお気に入りの安田美沙子ちゃんまでブログの中で「ロードカナロアの強さに感動して涙目に・・・」と虜にしてしまうくらい今回で多くの人がカナロアファンになったことと思います。これまでの戦績も踏まえ、今後簡単には負けが許されない馬になってしまったわけで、この後は春の高松宮記念(GT)に向け最高の状態に持っていけるよう逆算した予定として、水曜日には近郊の牧場へ放牧→1月末のシルクロードS(GV)→3月末の高松宮記念(GT)という金字塔への道標が立てられました。1走1走に重みが増すことにより、なかなか「数多く」出走することはなくなってしまいましたが、二度と巡り合うことが出来ないような馬に出資できた「縁」に感謝し、まだまだ夢を見続けていこうと思います。幸せだな〜ホント。

その分、我が厩舎の女王ラパージュは7月のデビュー以来4戦に出走し、うち東京競馬場での出走・観戦が2回とこれまで数多くのレースで十分楽しませてくれています。「そろそろ疲れも・・・」なんて心配されたレース後も特に異常なく、中2週で中山への出走を予定しています。前走3着での優先出走権を得た今回は、目標のレースへ向けキッチリ調整できるはずですし、待望の「初勝利」を少し早めのXmasプレゼントとして私のもとへ届けてくれることでしょう!そして、その先の来春には高松宮記念から1週空けた桜の舞台に立てるよう夢の続きを見させておくれよ、ラパージュ!期待してるぞ!

では、それぞれの近況をクラブHPより

重賞制覇記念クオカードはいつくるのカナ?ロードカナロア(写真左)

2011.11.30 ロードカナロアは、レース後も特に異常は認められません。11月30日(水)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して1月28日(土)京都・シルクロードS(GV)・国際・芝1200mへ向けて態勢を整えます。

・安田調教師 「いつでも抜け出せそうな手応え。安心して見ていられましたね。期待通りの走り。強い競馬でした。レース後も何ら異常は認められず、11月30日(水)にグリーンウッドへ。年末には再び厩舎へ戻し、シルクロードS(GV)からの始動が良いかな・・・と考えています」

2011.11.28 ロードカナロアは、11月26日(土)京都11R・京阪杯(GV)・国際・芝1200mに福永騎手55kgで出走。15頭立て1番人気で2枠3番からスローペースの道中を2、4、3番手と進み、直線では最内を通って0秒2差で優勝。5勝目を飾りました。馬場は良。タイム1分08秒1、上がり33秒3。馬体重は2kg増加の498kgでした。

・安田調教助手 「稽古でも幾らか他馬を気に掛ける場面。GTの舞台で初めて厳しいレースを経験するよりは、窮屈な状況で如何に対応できるか・・・を確かめておきたいところでしょう。内枠が当たった今回は格好の機会。段々と相手が強化される中で、それを克服しつつ勝ち続けるのですから大したものですね。ここで一息を入れる予定。更なる成長を促し、年明けにステップレースを挟んで高松宮記念(GT)へ向かうのが良いと思います

≪2011年11月26日 京都11R 京阪杯(GV)(国際) 芝1200m 良 15頭≫
1着ロードカナロア   55福 永 1.08.1    (  2・4・3)33.3 498kg+2kg
2着グランプリエンゼル 54ウィリ 1.08.3 1.1/2(  6・8・7)33.2 456kg+4kg
3着ワンカラット    55藤岡佑 1.08.4 1/2  (  3・4・3)33.6 544kg+4kg

まだまだ桜はあきらめないぞ!ラパージュ(写真右)

2011.11.30 ラパージュは、レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月17日(土)中山・2歳未勝利・ダート1200mもしくは12月18日(日)中山・2歳未勝利・牝馬限定・ダート1200mもしくは12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手で予定しています。

・田村調教師 「管理馬が第1レースを人気薄で制し、連勝は頂き!と思ったのですけどね。幸い、戻った後も体調面に問題は無し。ソエ等の心配も特に要りません。レース直後に話した通り再来週へ。今度は5着以内に入っており、好きな番組を使えるでしょう」

2011.11.28 ラパージュは、11月26日(土)東京2R・2歳未勝利・ダート1300mに蛯名騎手54kgで出走。16頭立て1番人気で3枠5番から平均ペースの道中を1、1、1番手と進み、直線では最内を通って0秒6差の3着でした。馬場は良。タイム1分21秒3、上がり38秒1。馬体重は増減無しの454kgでした。

≪2011年11月26日 東京2R 2歳未勝利 ダ1300m 良 16頭≫
1着クリムゾン     55Mデムー1.20.7    (  1・2・2)37.4 458kg+8kg
2着ディアワイズマン  55吉田豊 1.21.1 2.1/2(  5・3・3)37.7 494kg−4kg
3着ラパージュ     54蛯 名 1.21.3 1.1/4(  1・1・1)38.1 454kg 0kg