早春に未曾有の大災害に見舞われた2011年も残すところ2週間あまり。
我が人生においてもこれほど心が痛む大きな出来事は最大級であり、阪神大震災、アメリカ同時多発テロの時は心の衝撃はあったものやはり「体験」していないだけにどこか他人事に思っていました。
今回は大きく長く続いた揺れを体験し、その後まだまだ余震が続く中、リアルタイムに映される大津波に街が人がすべてが流されていく映像を見て身震いするほどの恐怖を感じたものです。
そして、その思いは次第に悲しみへと変わり、「何か出来ないか」と今できる行動を探し、今普通に生活している自分が恵まれていることを感じて、生き方自体を深く重く考えさせられる特別な年になりました。
そんな日本全体が沈んだ気持ちに包まれた春から時が経つにつれ「がんばろう日本!」を合言葉に、大きな悲しみから「明日への希望」を叫び復興を推し進める機運が高まり始め、少しづつ「自粛」ムードも解かれ以前の日常を少しづつ取り戻してきたところでしょうか。 もちろん、厳しい寒さを迎えた被災地では不自由な思いをされている方も多くいるのが現実ですが・・・まだまだ自分に出来ることを考え続けることを忘れてはならないでしょう。
たとえばクラブでもかつての藤沢厩舎にいたタイガーマスクのように「支援」出資馬として、出資金&すべての配当(調教師、騎手、牧場、クラブにも協力していただいて)の一部を被災地で何らかの形で役立ててもらうことは出来ないものでしょうか?馬名「ロードホープ」とか「ロードキズナ」とかで即戦力の追加募集でも良いと思うんですが?まあ、いろいろとファンド的問題もあるのでしょうし、結構賛同もあるかと思うのですがやっぱり馬次第ってとこもあるので実現は難しいのでしょうけどケド・・・
ちょいと横道にそれましたが、「明日への希望」は人それぞれでしょうが、私の場合には愛馬の走りが大きな励みであることに違いなく、4月のカナロアのドラセナ賞の勝利には随分と元気を注入されました。バレンシア、スラッガーの2頭の引退もありましたが、その後カナロアは4連勝で重賞制覇、夏に新潟でデビューしたラパージュは新馬戦からここまで4戦未勝利ながらなかなかの好走と、これまでの10年の一口馬主生活において最高の年となり、来年の更なる上昇を夢見る日々で年末を迎えました。
そして、特別な2011年を締めくくるのは我が厩舎の「女王」ラパージュ!近くて遠い「初勝利」を目指し予定通り今週日曜に出走することとなりました!
鞍上は「勝利」のために身柄を拘束された?蛯名騎手。前走は田村先生も「普通に回ってくれば勝てるだろう」と送り出したものの、師の思惑とは異なる乗り方?で3着に終わり、今回の騎乗はトップジョッキーとして意地を見せる大事なリベンジ戦のはず。1週前から両者でレース選択を相談するなど「絆」が深まった模様で、仕上げ&騎乗に関して「必勝」を期す態勢が出来上がりました。
期待を胸に確定した出走表を見ると・・・・・なんと!全馬が前走5着以内の優先出走馬!こりゃ、相当相手も手強そうで、枠順での差とか僅かな差で着差に影響が出るようにも見えますが・・・・・ちょっと手薄な500万条件並みのメンバーとも思えますので、いずれ勝ち上がればこのくらいのメンツとは戦わないといけないので、いい予行練習だと思えば気も楽というもの。騎手、厩舎、そして出資者の勝利へ向けた
「絆」は恐らく「bP」でしょうから、ここは信じて今年を締めくくる良い結果を待ちたいと思います。
頼むよ!蛯名!ヴィクトリアマイルの時のような気合と自信でラパージュを先頭でゴールへ導いてくださいよ!
では、出走までのラパージュの近況をクラブHPより
2011.12.14 ラパージュは、12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手54kgで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位1番目、同順位13頭で出走可能です。12月14日(水)良の美浦・坂路コースで2本目に51.9−38.2−24.8−12.3 馬なりに乗っています。短評は「好時計マーク」でした。
・田村調教師 「12月14日(水)に時計を出しました。好調が十分に伝わるタイム。今週の競馬へ行きましょう。どうやら天気は回復へ向かう見込み。そのような状況を踏まえて芝のレースを選ぼうと思います。
何とか勝って欲しいですね・・・と言うレベルでは能力的に決して無いはず」
≪調教時計≫ 11.12.14 助手 美南坂良2回 51.9 38.2 24.8 12.3 馬なり余力 好時計マーク
2011.12.08 ラパージュは、12月8日(木)良の美浦・坂路コースで2本目に54.8−40.3−26.8−13.3 馬なりに乗っています。併せ馬では末強目の相手に0秒2先着。短評は「馬体の張り上々」でした。12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手で予定しています。
・田村調教師 「12月8日(木)は坂路1本目を15−15程度で乗った後に追い切りました。ソエ等の心配も今のところ見当たらず、来週へ向けて着実に進んでいると思います。やはりゲートインの目途が予め立っていると言うのは様々な面で大きいですね」
≪調教時計≫ 11.12.08 助手 美南坂良2回 54.8 40.3 26.8 13.3 馬なり余力 馬体の張り上々
ナムラレガシー(2歳新馬)末強目に0秒2先着
2011.12.07 ラパージュは、美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。レース出走へ向けて態勢は段々と整っており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。12月8日(木)に追い切りを行ない、12月18日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1200mに蛯名騎手で予定しています。
・田村調教師 「中間も順調。12月7日(水)は普通キャンターを乗りました。
次走も鞍上を任せる蛯名騎手と今朝も話し合った結果、現段階では芝1200m戦へ向かう可能性が高いでしょう。しかし、そこは臨機応変に。より勝利に近いと思われる選択肢を取る意向です」