おはようございます。
アートギャルリー日本ぶっくあーと、見習い12年目のmayumiです。
昨日、『ビートルズ博物館が閉館』というニュースを目にしまして、
画家だった「5人目のビートルズ」のことを思い出しました。
今月30日に閉館されてしまうのは、
ドイツ・ハンブルクにある『Beatlemania Hamburg(ビートルマニア・ハンブルク)』
という博物館です。
公式ホームページをみると、毎月かなりの赤字を出していたみたいですね。
2009年5月29日の開館以来の3年間で来館者が15万人とのことですから、
運営費をまかなえるだけの来場者数ではありません。
ハンブルクはビートルズが下積み時代にライブをしていた街で、
後に「5人目のビートルズ」といわれるスチュワート・サトクリフが
ベースを担当していたのもハンブルクの頃までです。
サトクリフはジョン・レノンの親友で、
リバプールのアート・オブ・カレッジで出会い、
一緒に暮らし、互いに影響しあう仲でした。
楽器が弾けないサトクリフでしたが、
展覧会に出展した絵が売れてそのお金でベースを買い
バンドに加わることになったそうです。
残念ながらサトクリフは21歳の若さで夭逝(ようせい)しています。
ミュージシャンではなく画家としての道を選び、
ハンブルクでの2度目の巡業後にバンドを脱退。
縁は切らずに、ビートルズのアート担当になるつもりだったようですが、
ハンブルクの州立芸術大学で奨学生として絵を描くことに専念していた矢先、
亡くなってしまいました。
芸術家としての才能はジョン・レノンも羨むほどだったどいいますから、
本当に惜しいですね。
サトクリフの存在は「Backbeat」という映画で初めて知りました。
1994年、当時留学していたロンドンでみたのですが、
映画中の会話を全て理解できる英語力がなかったため(今もない)、
間違えて記憶しているところがあったらお許しください。
先日、エリザベス女王陛下の即位60周年記念イベントで歌っていた
ポール・マッカートニーの姿をテレビで見ても全然思い出さなかったのに、
「ハンブルク」「ビートルズ」という言葉で約20年ぶりに頭のなかの引き出しが開いて、
自分でもビックリしています。
余談になりますが、実はビートルズに特に思い入れのない私。
それなのに、諸事情あって飛行機に乗れないビートルズファンの兄に懇願されて、
イギリス留学中はもちろん、出張の合間でもビートルズやメンバーゆかりの地を
何箇所も訪れています。
その中で最も好きなのが、ニューヨークのセントラルパークにあるストロベリー・フィールズです。
場所が好き、というよりImagineのモザイク石碑のデザインが好きなのですが...
ちなみに、お花はボランティアの方が飾られているようですね。
日によってお花のアレンジが違っていて素敵です。
最後に、ビートルズとイマジンつながりでもうひとつ。
今月19日からパラリンピックの最終日である9月9日まで、
ロンドンのハイドパークにあるサーペンタインギャラリーで
オノ・ヨーコさんの展覧会があります。
(Yoko Ono TO THE LIGHT;Serpentine Gallery )
また6月21日〜9月9日の期間はロンドンとイギリス各地でオノ・ヨーコさんの
“IMAGINE PEACE”メッセージがスクリーンで見られるようです。
オリンピックなどでこの期間にロンドンに行かれる方はぜひ...
アートギャルリー日本ぶっくあーと、見習い12年目
mayumi
2012.06.09.
画廊所在地:
山梨県甲府市千塚一丁目9-14
湯村ショッピングセンター 3階
(甲府富士屋ホテル様近く)