絵画のことなら全国からコレクター様が足を運んでくださる画廊アートギャルリー日本ぶっくあーとへ。
世界の巨匠と日本画の原画・版画を販売しています。
油彩・水彩・パステル・エッチング・リトグラフ・日本画など豊富なコレクション。
47都道府県の一流ホテル、百貨店での販売実績が信頼の証です!

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2012/03/29 10:39:05|当ギャラリーの展覧会
【開催中】 美の国フランスの作家たち展

 


場所:甲府市 オギノ湯村ショッピングセンター 3


   アートギャルリー 日本ぶっくあーと


 





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        2012/02/18 12:35:45|当ギャラリーの展覧会
        【開催中】愛のデュエット レイモン・ペイネ展

         


        かけがえのない憧れとして、ただひたすらに妻を愛した“愛の画家”
        没後13年、いまだ世界的に大人気のレイモン・ペイネ氏。


        残念ながら作品のほとんどが散逸してしまい、
        一同に見ることが難しくなりました。


        今回は特別企画展のため、当社秘蔵の秀作作品、
        リトグラフ、カラーエッチング、ペン画を展示販売いたします。


        また、同時開催の「春の絵画大市」 では、世界の巨匠絵画、
        ミレー、フェルメール、ピカソといった作品150点あまりを
        特別価格にてご提供させていただきます。


         


        日時:2012年2月17日(金)315日(木) 3月22日(木)まで 
        大好評につき会期延長!!


        場所:甲府市 オギノ湯村ショッピングセンター 3


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              2012/01/22 14:18:11|色々な楽しみかた
              映画で『真珠の耳飾りの少女』を楽しむ

               


              みなさんこんにちは、アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表 太田唯男です。


              今年来日するフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」ですが、
              映画作品もあることはご存知でしょうか?


              この映画はフィクションで、
              絵画「真珠の耳飾りの少女」に着想を得て作られた物語です。
              でも、『これって本当の話?』と勘違いしてしまうかもしれません。

              映画の中では『真珠の耳飾りの少女』が、フェルメールの使用人
              という設定になっています。
              スカーレット・ヨハンソン演じるこの使用人が
              実に『真珠の耳飾りの少女』にそっくりなのです。

              この映画、昨日から渋谷の東急Bunkamuraにて上映されています。
              Bunkamura ザ・ミュージアムの『フェルメールからのラブレター展』の
              開催を記念しての特別上映です。
              (1月21日から2月3日の期間限定)



              詳細はこちら↓


              http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/12_pearl.html


              フェルメール作品の世界が表現されたキレイな映画です。
              私はDVDでしかみたことがありませんので、劇場の大画面で
              あの美しい映像をみたいと思っていました。

              ただ私がBunkamuraに行ったのが1月19日でしたので
              残念ながら上映前でした。


              余談になりますが、『フェルメールからのラブレター展』の売店で
              販売されていた複製画(ふくせいが)を見て悲しくなりました。
              胸が痛くなりました。

              当ギャラリーで「真珠の耳飾りの少女」の復刻画(ふっこくが)を
              お買い上げいただきました多くのお客様方も、ご覧になったら
              きっと驚かれるでしょう。


              当ギャラリーでお取り扱いした復刻画「真珠の耳飾りの少女」は、
              あまりにも良くできすぎていました。
              原画と比べてひとまわり小さいですが、
              「ちょっとやりすぎじゃないか」と思うほど完全復刻でした。

              同じ原画をもとに作られているのに、なぜこれほどまでに差がでるのか?
              復刻画と複製画の違いは、またの機会にお話しましょう。


              アートギャルリー日本ぶっくあーと、太田でした。
              2012.01.22.







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              2012/01/21 16:59:00|美術館・展覧会のはなし
              2012年、私が絶対に見逃したくない展覧会 3
              写真:
              日本ぶっくあーとのスチャラカ社長とフェルメール『真珠の耳飾の少女(オランダ・ハーグ マウリッツハイス美術館)』

               
               
              こんにちは。
              再びアートギャルリー日本ぶっくあーと 見習い12年目のMAYUMIです。
              思いがけず前回はKORINのことを長く書いてしまいました。
              社長の“絶対に見逃したくない美術展トップ3”の
              残り2つの展覧会についての説明は簡潔にします。

                2.  ベルリン国立美術館展 〜学べるヨーロッパ美術の400年〜 
                     2012年6月13日〜9月17日 国立西洋美術館
                     
               3.   マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝
                     2012年6月30日〜9月17日 東京都美術館
               
              ポイント
               ●目玉作品はやっぱりフェルメール!
               ●『ベルリン国立美術館展』では 『真珠の飾りの少女』 初来日!
               ●『マウリッツハイス美術館展』ではあの 『真珠の飾りの少女』 が!
               
              『真珠の飾りの少女』と『真珠の飾りの少女』 。
              作品タイトルが似ています。
              マウリッツの方は、世界で最も有名なフェルメールの作品。
              通称“青いターバンの少女”としても知られていますね。
              もう一枚は黄色い服を着て“真珠のネックレス”をかけている少女です。

              ここ数年、フェルメールの作品を見られる展覧会が驚くほど続いています。
              これまでにかなり多く来日しました。
              作品は全部で30数点しかないといわれていますが、
              ここ日本にいながら、そのほぼ全てを見られてしまいそうな勢いですね。

              ちなみに、2000年に大阪市立美術館で『フェルメールとその時代展』が
              開催されたとき、『真珠の耳飾の少女が』出展されました。
              約58万人の来場者があったとのことです。
              そして2008年に開催された『フェルメール展』。
              東京都美術館という立地と、フェルメール作品が7展も集結ということもあり、来場者は約93万人!!
              今年もたくさんの方が見に行かれるでしょうね...
              特に“青いターバンの少女”は多くの人を魅了することでしょう...

              2010年から大規模な改修工事がされていた東京都美術館のグランドオープンと、
              今年から改修工事で一時閉館するマウリッツハイスとが、
              スケジュール的にぴったり、とはいえ、
              再び日本に“青いターバンの少女”が来てくれるなんて本当にすごいことです。
              陰でご尽力くださった全てのみなさまの一人一人の手を固く握って
              選挙立候補者のように「ありがとうございます、ありがとうございます」
              と感謝申し上げたい気持ちです。

              日本ぶっくあーと 代表 太田唯男が選んだ今年の美術展ベスト3の
              ほかにも、魅力いっぱいの美術展が今年も目白押しです。
              楽しみですね。

              なお、詳しい情報は美術雑誌(例:『美術の窓』など)や各美術館の
              ホームページでご確認いただけます。


              それでは今日はこの辺で。
              『モーリス・ドニ展』と『フェルメールからの手紙展』の感想も
              ブログによろしく、と
              スチャラカ社長から丸投げの仕事が入っていますので
              また近日中に...

               

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              2012/01/16 17:20:00|美術館・展覧会のはなし
              2012年、私が絶対に見逃したくない展覧会 2




              写真:

              尾形光琳『八橋図屏風(ニューヨーク・メトロポリタン美術館)』

              & 日本ぶっくあーとのスチャラカ社長







              こんにちは。

              アートギャルリー日本ぶっくあーと 見習い12年目のマユミです。

              いつもスチャラカ社長から仕事を丸投げされています。



              今日は、社長が個人的に言っている

              “絶対に見逃したくない美術展トップ3”の補足説明をします。





              1  KORIN展 2012年4月12日〜5月20日 根津美術館
                
               
              昨年4月に開催される予定でした。

              東日本大震災にともなう諸事情で延期されていた展覧会です。




               

              KORINとは




              そうです、

              尾形光琳(おがた こうりん/1658〜1716)のこと。

              江戸時代を代表する京都人の画家です。

              美術の教科書に載っていましたね。




              光琳の傑作、『燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)』と

              『八橋図屏風(やつはしずびょうぶ)』が出展されます。




              この2点は、日本とアメリカに離れ離れに所蔵されています。

              なんと、約100年ぶりにKORIN展で再会!

              Oh! ワンダフル!


              根津美術館さま、ありがとうございます。





              先日70歳を迎えたばかりの当ギャラリーのスチャラカ社長。

              「このチャンスを逃すと、次は100年後になるかもしれない。

              170歳まで待てない」ということで
               
              絶対に見逃したくない美術展のひとつに選んだのかも。




               


              『燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)』




              屏風にかきつばたのみが描かれている作品です。

              かきつばただけなのに、えも言われぬリズム感と調和。




              使われている色は、屏風の金、かきつばたの群青(ぐんじょう)、

              そして葉と茎の緑青(ろくしょう)と必要最小限。



              しかも、花と茎は同じパターンの繰り返し...

              それなのにあの美しさ。

              恐ろしいほどに洗練されています。




              根津美術館所蔵。

              国宝です。



               


              『八橋図屏風(やつはしずびょうぶ)』




              『燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)』と混同されやすいです。

              決定的な違いは、橋が描かれているということ。




              花の柔らかな線と橋の直線...構成が本当に素晴らしいですね。

              こちらは『燕子花図』を描いてから十数年後に制作されたそうです。

              ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されています。



               


              尾形光琳について




              光琳(以下、KORIN)は興味深い絵師です。

              KORINと私との最初の出会いは名画集です。

              小学校高学年の時でした。




              解説を読んでも全部は分かりませんでしたが、

              感想は「どうしようもない人、でもなんとかなっちゃう人」。




               


              京都の "ぼん" ですやん



              町人といえど華麗なるアッパークラスのお家柄。

              裕福な呉服商の次男として生まれた、京都のぼんぼん。

              30歳の時にお父さんの宗謙(そうけん)が亡くなった後も、

              手に入った多額の遺産で派手なくらし。

              4人の女性にそれぞれ一人ずつ子供を産ませたとか...



               


              金がのぅなってしまいましたよ



              さすがに30代の終わりには経済的に大ピンチ。

              本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)のすずり箱や

              俵屋宗達(たわらやそうたつ)の屏風を質に入れたりする始末。



              家の財産を食いつぶしたあとは、貸し金業に手を出して大失敗。





               


              ほな、描きましょか



              5歳年下の弟・乾山(けんざん/陶芸家)もたまりかねて忠告。



              弟が焼いた陶器の焼付けを手伝ったり、

              着物の小袖に絵を描いたりして、

              画技で生活するようになりました。



              名を“光琳(こうりん)”と改めたのは34〜35歳頃。

              画家として生きていく決意を固めたのが40歳頃です。



              前述の『燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)』は

              40代半ばころの作品とされています。



               


              育ちと才能やね



              KORINは58歳で亡くなっていますが、

              20年足らずの画家生活で、残したのは見事な作品ばかりです。



              リッチな実家&華麗なるファミリーのおかげで

              幼いころから最高の芸術に触れて育ったからでしょうか。



              好き勝手に遊んで暮らして堕落。

              でも、ただの放蕩(ほうとう)息子に終わらなかったところがすごい。




               


              華麗なるファミリー





              ひいおばあ様

               本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)のお姉さん。

               光悦は江戸時代のマルチ芸術プロデューサーです。
               


               
              おじい様 宗柏(そうはく)
               
               学問はもちろん、書・能・茶をたしなみ、

               叔父さんにあたる光悦の画塾で手ほどきを受けた方。
               
               


              お父様 宗謙(そうけん)

               光悦のお弟子さんに書を学んだり、

               狩野派の絵を学んだりした風雅な旦那。

               KORINに絵や能を教えた。
               






              さて、今回はここまで。


              KORINに言われそうです

              「良い時計してはりますなぁ」。

              ( = はなし長いよ)


               

               
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