鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/05/05 9:06:01|釣果報告
今日はこどもの日なのでコイ釣りでもいかが・・・
おはようございます。

山梨でも、
最近では、庭で鯉のぼりを揚げているお宅を、
余り見かけなくなりましたね。

今日は端午の節句

こどもの日なのですが、
鯉のぼりが揚がってないのは、
やっぱり、ちょっと寂しいものです。
小さいのが家の中に飾ってあるんでしょうけど・・・

屋根より高い〜♪♫
 鯉の〜ぼ〜り〜♩♩



 とか、

いらかの波と 雲の波〜♬♪
 逆巻く波の中空(なかぞら)を〜♪♪


って、
こんな鯉のぼりの唱歌を習っても、

今の子、あんまりピンと来ませんよね。
きっと・・・泣く

と、云う事で、
鯉のぼりを揚げる代わりに、
コイを釣り上げに、
昨日、例の水路に行って来ましたよ。

釣果はと云うと・・・

ジャーン!!

写真の通り、
今回も見事にコイを釣り上げましたよチョキ
丸々と太った40aアップのコイでした幸せ

ところで、
左と右のお魚の写真を見比べてみて下さい。
なんかちょっと違いますでしょびっくり

同じ仕掛けで、同じ場所で釣ったお魚です。
左の魚は、正真正銘のコイなんですけどね・・・

実は、
右の魚は割と大きいのですが、
コイじゃなくマブナなんです。

尺(30.3a)はあったと思いますポカン
実は、このサイズのマブナって、
なかなか釣れないんです。
おそらく、これ以上は大きくなりません。

へら鮒は、もっと大きくなるんですけどね・・・
さすがに、
あの水路にへらは居そうにありません。

以前、このブログで触れましたが、
甲府市内の川ではお目にかかれなくなったマブナが、
あの水路で細々と命を繋いでいて、
貴重な場所として残っています。

そして、
昨年から、このフナとコイ、
両方を狙い続けて来ました。

が、フナとコイが同じ日に釣れたのは、
2年越しで、この日が初めてでした嬉しい

フナを狙ったら、ハリスが細くって、
コイの強烈な引きで切られるムンク

ホントに昨年は、
プツプツ切られまくりましたからねえ・・・よろよろ

しかも、マブナを釣った後に、
来たっびっくり
って思ったら、なんと予想外の珍客ナマズさん困った

前回は、コイを狙ってコイが釣れたのですが、
今度はハリスが太すぎたのか、
フナは見えていても釣れなかった・・・。

が、今回は初っ端に、この良型のマブナが釣れ、
続いて、これまたそこそこのコイも釣れ、
これでやっと両目が開きました!!

やっぱり、五月晴れの空の下では、
コイ釣りは絵になりますスマイル

狭い水路ですから、
一尾釣り上げてリリースすると、
魚が散ってしまって、
次がなかなか釣れない―
そういう現象が起りました。

ですが、釣ったコイでもマブナでも、
スカリに一旦入れて、
最後にまとめてリリースするようにすれば、
きっと釣果は伸びますョ

折角のお節句ですから、
お時間があったら、是非コイ釣りを、
お子さんと、あるいはお孫さんと一緒に、
五月晴れ晴れの空の下で、釣ってみてください。

それで、鯉のぼりのお話しと、
歌を聴かせてあげてくださいませスマイル

小さい緋鯉(ヒゴイ)は こどもたち〜ラブ
面白そうに 泳いでるハート
 







2022/04/30 9:06:01|トピック
知床観光船遭難事故に思う
おはようございます。

やはり、
このニュースに触れないわけにはいかない―

そうです。
知床観光船の遭難事故について、
この様な痛ましい、哀しい事故が、
二度と起る事がないように、
私たちが知っておかなければならない事―。

今日は、そんなテーマで、
お話ししてみたいと思います。

昨日から始まった今年のGW―
待ちかねてはしゃいでしまう方も、
きっと少なからずいらっしゃるでしょう。

こんな時は、
動き出す前に、チョット待って・・・
楽しい事の裏側には、必ずリスクが潜んでいます。

3年ぶりに、少しは動けるGWですから、
この事を、先ずは肝に銘じて下さい。
それは・・・

自分の命は自分で守る

どんなに安全対策を講じても、
必ずしも安全ではないのが旅であり、
また、僅かなリスクは逆にスリルとなって、
時に喜びにまで変わってしまうものです。

が、この安全管理がプロと思われる人の判断なら、
良かれと信じてノってしまうものです。

それほどプロの判断は重いし、
事故が起きる可能性が平時より高まれば、
毅然とゲストの要望を断ってでも、
決して実施してはいけません。

事故発生から1週間が経ちましたが、
あの荒れ狂う北の海で、
未だ10名以上の方が見つからないでいる・・・

その事実に身が凍りそうですし、
ましてや、当事者の運行会社の社長の会見を聞いて、
胸が張り裂けそうな思いです。

憤りでしかない

しかも、

引き返すのは、船長判断だった

とも、責任転嫁とも取れる発言まで飛び出し、
一番ヤバい部分は、操船した船長に押しつける、
そんな浅ましい意図まで感じられました。

この様な人が船の運航会社を運営して良いのか―

腹立たしさを通り越して、
ただただ呆れるしかありませんでした。

こうした対応を見せ付けられた時、
やはり、最終的な判断は、自分の感覚を信じて、
実行する―。しない―。を、決めて下さい。

一歩踏み出さない勇気、引き返す勇気を、
一人ひとりが、しっかり考えなければいけない。
そう感じました。

改めて、自己責任と云う言葉の意味を、
噛みしめて行動して欲しいと願うのです。

やはり、

自分の命は自分で守る

しか、対策はないのだと、強く感じました。

例えば今回、情報さえ求めていれば、
海が荒れるであろう事は、一般の方にでも、
ある程度は、予想できました。

荒れ方の状況までは分からないにしても、
波が高いだろうな・・・
とか、

相当揺れるんだろうな・・・
とか、

怖いな・・・

とか、こうした自分の感覚を、
もっと信じて下さい。

今回は、現地の天気予報で既に、
強風と波浪の注意報が発令されていた訳です。
午後から荒れるのは確実でした。

だから、漁師さんは早々に引き返し、
あの船にも、

出ない方が良い

と、忠告してくれた訳です。

船酔いが心配な方は、
もうこの時点で、自ら乗船を諦めるべきでした。

自分は例年、船で島へ行っていますが、
度々、

台風接近でプログラムを変更する

こうした事を、何度も経験しています。
通常、大勢のゲストを運ぶ船舶や航空機は、
欠航の判断は、とても速いです。

それが例え見込みと違ってしまっても、
決定は覆りませんし、
我々も覆したいとも思いません。

より安全に、より確実に、戻れる策を、
島の方と一緒に考え、最善策を講じて、
お陰様で今まで続けて来られています。

なので、予定より2日も早く帰ったり、
一日、延泊して帰って来たり、
自然が相手である以上、
なくならないリスクをどの様に回避するかは、
やはり命の重さに代える事はできないからです。

事故から数日後、
あるラジオの番組で、
普段は知床の自然ガイドをされている方が、
電話でのインタビューで、この様に仰っていました。

陸地からのガイド中、同船が航行する姿が見え、
こんな時季での出航は、殆どあり得ないので、

最初は試験操業だと思った―。

そう仰いました。
例年は、GWになってからか、
GWが明けた頃なんだそうです。
それくらい危険な海なんだそうです。

が、双眼鏡で覗いたら、
マスクを付けたお客さんが、
たくさん乗られていた事に驚いた―

って、仰っていました。

現地の方の感覚でも、
あの日は、絶対に船が出られない日―
だったと、認識していた様です。

何もなければいいな・・・

と、心配していた数時間後に事故を知って、
居たたまれない気持ちであったと、
無念を滲ませながら仰っていました。

ラジオですから、
逆にその無念さが、しっかり耳に届きました。

大型船ならまだしも、
あの小さな船で、どうやってあの荒海を、
人を乗せて航行できるのか・・・

遊漁船くらいの小さな船ですよ。
ましてや、船室を囲ってありますから、
打ち付ける波で、窓も割れたでしょう。
もしかしたら屋根も・・・

冷たい凍り水が、頭から振って来る―
そんな感じだったのではないでしょうか。

おそらく、連絡が途絶える前段階で、
多くの方が、低体温症になっていたかもしれません。

これはやっぱり、船長の判断よりも、
社長の出航圧力の方が高かった―

と、感じるのが、おそらく正答でしょう。

会見に至る前に、おそらくですが社長さんは、
賠償金の値踏みをした筈です。
ですから、

弁護士さえも同席していない―。

そこに掛けるお金を渋ったのでしょう。
そんな人にまともな説明などできる筈がありません。

事故原因の究明や、
何より遭難者の救助が最優先されねばならない、
そんな状況の中で、既にお金の計算をしたでしょう。

事故後5日も経って初めて謝罪だなんて、
あり得ません。

それまで、只の一度も、
公の場に出て来なかったのです。
自分の資産を隠していたかもしれません。

先ず、謝罪が最優先であり、
調査への協力なんて当たり前の事ですから、
あの会見を見て、納得した人は、
おそらく、只の一人もいない筈です。

今後、事故究明が進んで、
状況も明らかになって来るでしょうが、

できれば賠償金を踏み倒したい

社長は今、この一点を考えている筈で、
賠償金額が高ければ高いほど、

払えない

と、開き直るかもしれません。

どうか、不幸にして巻き込まれてしまった、
ご遺族の皆様、理詰めの戦略で、
犠牲になられた方々の名誉を守ってあげて下さい。

心から、ご冥福をお祈りしています。

こんな哀しい事故が二度と起きない様にする為にも、
事故原因の徹底追求や、責任の所在を、
明らかにして下さい。

そして、改めて自分の命を誰もが見詰め返して、
やめる勇気を、常に持っていて下さい。

注:写真はイメージでこの度の事故とは関係ありません







2022/04/27 9:06:01|トピック
レアなカエルさん発見!!
おはようございます。

過日20日に、毎日更新2年を境に、
書ける日投稿に切り替えまーす!!
って、2年間の感謝を込めてお伝えしました。

それから1週間、
こりゃあ、報告せずにはいられない!!
そんな貴重な体験ができたので、
今日はそのご報告です。

もっと詳しい事は、
先に、もいっこあるHOOKかんきょう『協育』事務所の
サイトで既に報告させて戴いていますので、
是非ともそちらもチェックしてみて下さいネ。

4月23日の土曜日に、
清里のキープ協会さんの春の自然観察プログラムに、
講師として呼んで戴きました。

このプログラムの告知も、
こっちのHPでさせて戴きましたよネスマイル

プログラムのテーマは、
『清里にヤマアカガエルが住む理由は?』でした。

でね、
ヤマアカガエルの卵塊を見つけたら、
もうオタマジャクシになってる子もいっぱいいて、
ゼリーの中から抜けだそうって子もいっぱいいて、
他のカエルさん達より、
ひと足速い、繁殖のサイクルを見つける事ができました幸せ

が、HOOKの方でも興奮気味に伝えちゃってるんですが、
声はすれども姿が見えぬ、幻のカエル―

なんと、
『タゴガエル』様に、人生57年を経て、
初めてお目にかかれたのでございますうラブ

まあでも、釣り好きな自分としては、
タゴガエルさんの事を知ったのは、
今の仕事を始めた頃で、かれこれ20年前の事。

それまで、カエルさんと云えば、
鮎釣り時季の「カジカガエル」さんとの出会いが、
嬉しかった訳ですが、

森に暮らす、タゴガエルについては、
名前も知らず、
知ってたのはモリアオガエルくらい

渓流釣りで山道を歩いてるときに、
カエルが鳴いている事は認識していても、
どんなカエルなのかまでには、
無関心な自分がいました。

でも、今の仕事を始めて、
自然がみんな繋がっている事に気付いて、
全ての命が愛おしいと思える様になった事が、
すっごく大きい事だったんです。

そして、なかなか会えないって言う、
タゴガエルの事も知って、

キープの森で鳴いてる場所があるんです。

レンジャーさんから、そんな情報も戴き、
今回も、

鳴き声を聞きに行こう―

そんな隠れタイトルも携えて望んだのです。

そしたら・・・
会えちゃったんですよぉラブ

思った以上にちっちゃくて、
でも、きゅきゅきゅ・・・
って、鳴き交わすあの声。

恋を実らすための鳴き声の共演。
その声を奏でているご本人(いや、ご本カエル様)に、
会えたんです。奇跡って起るんです。

テーマのヤマアカガエルさんのオス達よりも、
更にひとまわり小さいカエルさんです。

湿地の泥の中に暮らしているので、
身体の表面は、割とツルツル滑っこくって、
頭が扁平で尖った感じになってます。

そのお姿を拝見(上写真)し、
どうして、湿地にいらっしゃるのかも想像できました。

トンネルも掘るんですびっくり
卵も見ましたびっくり

ヤマアカちゃんは、ソフトボール大のゼリー球―
に、対して、タゴガエルの卵は、
数珠状に繋がるグミの球―ポカン

釣りをしている皆さんなら想像できると思いますが、
エッグルアー(ワーム)って、あるでしょびっくり
あんな感じなんです。

「すげー、初めて見た!!」

と、参加者さん達より、興奮してしまいました。
それにね、参加してくれたキッズのメンバーさん達の、
ポテンシャルが凄すぎる・・・

全員、生きもの博士になれますよ。

専門学校の教え子だったレンジャーさんと一緒に、
いやあ、すごかったねえ!!

驚きと感謝のオンパレードでした。

そんな素敵な皆さんと一緒に、
清里の春と、カエルたちの恋の歌を、
満喫できた、素晴らしい一日でした。

今後も、レンジャーさんによるガイドウォークや、
楽しそうな観察イベントが目白押しですので、

是非、明日からのGWに、
清里も加えてみて下さいネ。

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きゅーっハート

 







今日を区切りに・・・(2年間の感謝)
おはようございます。

コロナ禍が始まった、
2020年4月20日から、

このブログの毎日更新を誓い、
釣りの事・魚の事・環境の事・・・etc
色んな話題で、更新し続けて来ました。

出張中の1日。
そして、釣りの師でもあった叔父が亡くなり、
喪に服した数日―

それ以外では、なんとか続けて来れました。
そして本日、
連日投稿丸2年になりましたチョキ

そこで、誠に勝手ながら、
​​​今日で一旦、
連日投稿の区切りの日にしようと思います。

この2年の間、本当にたくさんの方々が、
このブログを見て下さいました。

開始時、30位くらいであったアクセス数が、
現在、6位というランキングにまで伸びましたラブ

これも一重に、皆様のお陰であると、
心から感謝して居りますハート

拙い文章、変に長い文章、
まとまらない感じ・・・よろよろ

そんなブログに寄せて戴いた、
数々のご意見や、日ごとに変わるアクセス数に、
励まされ続けて、今日まで来ました。
本当に本当に、ありがとうございました。

ただ、決してブログから離れてしまうのではなく、
単に連日投稿から、書ける日投稿に、
切り替えるって云うだけですので、
引き続き、ご覧戴けたら嬉しく思います。

コロナ禍も3年目となって、
もはや「収束」は、ない
そう思います。

が、ウイズコロナで、「共存」しつつ、
元の生活に戻していく段階に来たと思います。

少しづつではありますが、
徐々に仕事の依頼も回復して参りました。

だからこそ、
飛躍に向かって舵を切る事に致しました。

先ずは、夏の八丈島でのキャンプが、
無事に再開される事を信じて居ります。

そして、プライベートの釣りも、
仕事で行う釣りも、釣行機会が増えれば、
またこれまでとは違った投稿ができると思います。

是非、ご期待下さい。
またの投稿の時間も、
961だイにしますので、
ヨロシクお願いします。

2年間、連日お付き合い戴きまして、
本当にありがとうございました拍手

写真は、今年こそ行きたい八丈島の日の出の光景晴れ
こんな荘厳な朝日に、また会いに行きたい・・・
 







2022/04/19 9:06:01|提供できるプログラム
やっぱり釣りは食育に通ず!!
おはようございます。

今日4月19日は、
語呂合わせで『食育の日』なんだそうです。

食育と云えば、
新しい朝ドラで、

これぞ食育

そんな素晴らしいシーンがありました。

ヒロインと、そのお兄さんが、
大切に世話をしていた2頭の豚さん、

ある日、夕食に招いたお客様へのおもてなしの膳には、
らふてー や、 てびちーなど、
豚肉の料理が並んでいます。

が、その料理になった豚さんは・・・

けれど、お父ちゃんが、
黙って豚を潰した事を詫びたうえで、

「いただきます」は、命をいただくこと

と、みんなを諭して、
改めて食材に手を合せ、

「いただきます」と云って、
しっかり味わったあの食事のシーン―
本当に感動しました。

そう。人間も動物。
動物である限り、
他の命を食べる事でしか命は繋げません。

食とは、それほど残酷な事であって、
命は、命の犠牲のうえにしか成り立ちません

ただやはり、
自分の手で命を処して味わう―
この行為というのは、多くの人にとって、
かなりハードルが高い行為です。

ましてや家畜や、野生生物の命を処す行為は、
なかなか目にするものではありませんし、
体験できる行為でもありません。
でも、それを知る事は、とても大事です。

一方で、魚釣りで自ら釣った魚を、
自分の手で捌いて食べる行為であれば、
同じ野生生物でも、だいぶハードルが下がります。

そして、
この活動は、生きる事を理解するのに、
本当に大きな体験となるでしょう。

そんな事から、
自分の活動として釣りを指導させて戴く際には、
可能な限り、釣って、捌いて、食う
この事を、実践して戴ける様に工夫しています。

このブログの毎日更新を始めた最初の頃、
「釣りの七要素」と、云う概念をお伝えしました。
海の釣り本文 (lab2c.net)

その中に、「絞める・捌く」「料理する」
「食べる」「片付ける」と、
七つの要素のうちの4つまでもが、
「食」と、「食事」に関わるものになっています。

魚にも、心臓があり、胃があり、腸があり、
血液があり、細胞があります。

解剖ではありませんが、
魚を捌いていく段階には、魚がまだ生きていたら、
瞬時に命を絶って、細胞を活かしておく事が大事だし、
血液から毒素が出ない様にするためにも、
「絞める」と、云う行為が大事です。

その様に絞めた魚は、
血合いの臭いも殆どせず、白身は白身のまま
赤身は赤いまま、細胞が生きているので、
美味しそうに輝いてみえます。

捌き方も理にかなっています。
3枚下ろし、5枚下ろし、
魚体に合せた魚の捌き方を学びます。

調理(料理)もそうです。

刺身のツマはどうして付けるのか

煮魚する時、
煮汁は先に火を入れ沸騰させてから魚を入れます。
それだけに臭いは消されます。
それは何故か―

焼き魚なら、遠火の強火で焼けって言われます。
じゃあ、遠火の強火ってどういう意味

全て処した命を美味しく味わうための、
所作の様なものです。
命への感謝するための行為です。

自分は、過去の活動の中で、
自分で魚を捌いている子ども達の目が、
次第に真剣に向き合う姿に出会います。

例えば、
例年の八丈キャンプの釣りができる日―

釣れたら・・・

の、条件で、自分で釣った魚を自分で捌いて、
そこにいる全員で、料理して食べています。

最初は、気持ち悪がっていた子も、
自分のやっている行為に責任を感じて、
真顔で包丁を握る姿に感動させられます。

上手にできなかった子ほど、
申し訳なさそうに魚を扱い、
本当に味わって食べている姿に目を見張ります。

もしかしたら、
借りに八丈に行けても、
釣りは、できないかもしれません。

期間が1日短縮の予定なので、
釣りができる日が削られたからです。

でも、命と向き合う活動は、
それだけではありません。

食べると云う事は当たり前ではない。
食事は命に感謝するための大切なセレモニー。

育ち盛りの子ども達に、
伝わって欲しい「命」の尊さ・・・

だからこそ、今年はなんとしても行きたい。
短縮になっても、
活動に制限が掛かってしまったとしても、
島で命と向き合って欲しい。
自分自身と向き合って欲しい。

釣りはやっぱり、食育に通ずびっくり