鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/09/03 9:06:01|レッツスタディー!!
考えさせられる八丈島のホタル水路

おはようございます。

今年の海洋道中で、
初めて行った『八丈チャレンジウォーク』で、
例年一度も訪れた事がなかった場所に、
見学に行った班がありました。

行った先は、
『ホタル水路』と、云う、親水公園です。
三根地区と大賀郷地区に跨がってあり、
その名の通り、時季にはホタルが飛びます幸せ

森も深い八丈島は、割と水も豊富です。
その、利を活かして、
ビオトープとして整備されたのが『ホタル水路』です。
色んな生きもの達がこの場所を利用しています。

1班に生きもの好きな子がいて、
どうしてもここに行きたいと提案し、
他のメンバーも同調して、訪れる事になりました。

田んぼや湿地など、
人為的に、こうした水辺環境を作ってありますが、
本来、島に稲作の文化はなく、
当然、ホタルもいませんでした。

では、何故いない筈のホタルがいるのか―悩み
答えは簡単です。本土から移入させた訳です。

でも、ホタルを移入すると云う事は、
幼虫のエサになる
「カワニナ」と、云う巻き貝が不可欠です。

水辺の自然を学ぶきっかけとして、
ビオトープは実に優秀なのですが、

本来その場所にいない筈の生きものを移入する事は、
厳に慎まねばなりません。

もともとそこにあった生態系に影響を及ぼし、
本来とは異なった生態系ができてしまうからです。

八丈島はかつて、
野良猫を駆除する目的で、本土からイタチを、
人為的に移入しました。

結果、野良猫は激減したものの、
逆に外来種となるイタチが増えてしまいました。

八丈小島が無人島になる前に、
家畜として飼育していたヤギを放置したことで、
ヤギは野生化しました。

ついには八丈小島の草木を食い尽くし、
そのヤギを駆除しなければならなくなりました。

八丈島にいるサソリモドキも、
人為拡散だと言われています。

このホタル水路にも、
実は、これも移入種であるコイが居り、
メダカと間違って、
カダヤシを善意の放流してしまった結果、

カダヤシも増えてしまっているそうです。

ビオトープを造成したら、入れるではなく、
来るのを待つのが望ましいのです。

下の写真のコイは、
このホタル水路で捕獲されたコイだそうです。
当然ですが、
八丈島にとって、コイは外来種になります。

生きものは人の思うようにはいきませんムンク

そう意味に於いて、
八丈島は、うまくいかなかった先例を作っています。

こうした人為的な生きものの移動や拡散については、
しっかりと考えて、コンセンサスを得て、
慎重に考えなければいけません。

素敵な場所である事は間違いないので、
人が間違わないように、
しっかりと考える事が重要だと思います。

ここを見て来た1班の子ども達に、
「違和感」まで見えて来ていたなら、
とても素晴らしい学びの機会になったと思います。







2022/09/01 9:06:01|トピック
じぇじぇじぇがギョギョギョになる映画ついに封切!!

おはようございます。

いよいよ今日から9月でございます。
新学期も始まって、
ドキドキしたり、ワクワクしたり、
そんな学生さんもいらっしゃるかもサッカー

今日は、ひとまず八丈のお話しは置いといて、
ある映画の話しをしますねスマイル

ところで、
今日全国で一斉に封切られる、
話題の映画をご存じですかびっくり

原作は、ギョギョギョのさかなクン。
自叙伝、『さかなクンの一魚一会』を、映画化した、
『さかなのこ』が、いよいよ始まりますカメラ

このブログを読んで戴いてる方の多くは、
お魚と、お魚釣りの事が、
大好きなのではないでしょうかびっくり
なので、見ないと損ですよOK

山梨県では、
イオンモールにある東宝シネマズでの上映です。
しかも、今日はファーストデイですから、
お得に見られちゃいますよグッド

自分も、早速に見に行って来るつもりです。
きっと、複数回、見に行くんでしょうね困った

キャストもいいんです嬉しい

さかなクンをモデルにした主人公の『ミー坊』役は、
あまちゃん、じぇじぇじぇの、のんさんを抜擢

幼なじみのヒヨを演じるのは、柳楽優弥さん。
ミー坊のお母さん役には、井川遙さん。
お父さん役には、三宅弘城さん。

更に先生役として、
ホントのさかなクンのお友達でリアル同級生の、
ドランクドラゴン、鈴木拓さん。

そのほか、夏帆さん、磯村勇斗さん、岡村天音さん、
宇野祥平さん、豊原功補さんなどが脇を固めます。
もちろん、さかなクンご本人も、
ギョギョおじさんとして出演です。

唯一無二。
お魚が大好きで、大好きで、ずっと好き。
ただ大好き―。
それだけで、ミラクルを起こしたさかなクンの、
驚きと感動の人生を描いています。

どんなお魚が出て来るのかな?
ギョっと驚くシーンがあるのかな?
じぇじぇじぇと感動するシーンは?
絶対にギョ注目です。

自分は映画の宣伝マンでも何でもありませんが、
魚好きには、たまらん映画になっている―
と、大いに期待してますスマイル

もうかなり前の事ですが、
実はワタクシ、さかなクンと一緒に、
お仕事させて戴いた事があるんです。

挨拶に行ったら、大好きなお魚である、
クロダイを書いてもらっちゃいました。
これは、もう家宝になってます。

水槽がある。お魚がいる―
と、思って吹奏楽部に入っちゃった―
って、エピソードは有名ですよね幸せ

大人が見ても、子どもさんが見ても、
きっと大好きになる映画ですよね。

ロードショー公開です。
見るべし!!

 







2022/08/25 9:06:01|釣魚料理
八丈島で見つけた素敵なお店3 発見 魚八亭 あーっ宝亭

八丈島に行った際、ほぼ毎年、
欠かさず食事に行っていた、魚が美味しいお店。
宝亭(たからてい)と、云う割烹食堂ですが、
釣り船業を併営しているので、
兎に角、お魚が新鮮でウマいのですラブ

BCからもほど近く、
サバイバル踏破中のパトロール時のお昼ご飯は、
宝亭さんの、刺身定食―
と、決めていました。

必ず船盛りで出して下さって、
我々の事も良くご存じで、
あたたかいサービスが嬉しかったお店でした。

が、3年ぶりの海洋道中。
先発隊のメンバーを誘って早速ご挨拶がてら・・・
と、お店に行ったのですが、

あーっムンク

思わず声をあげてしまったのは、
看板に、「休業中」の文字―

まさかやーっよろよろ

コロナ禍で休業を余儀なくされてしまった様です。
ショックです。

また一日も早く、開店できる事を、
心より祈っています。

絶対にまた行きますからね!!

で、今回、
チャレンジウォークに変更になって、

やはり、ウマいお魚を食べたいなあ・・・
と、思っては居ても、テッパンのお店がない―

ならばどうしよ・・・

と、考えているうちに、
その日がやって来てしまいました。

パトロールの最中、
他の車のメンバーより、連絡がありました。

「ウマい魚を食べてるよ〜!!」

と、云う連絡で、お店の地図が添付されてました。
自分は、パト車の運転手なので、
同乗の指導者が確認してくれて、ナビを受けました。

住所は三根
うん、八丈富士の登山口の入り口を右に・・・

ふむふむ。
ストアーの方ね。
でも、そんな場所にお店あったかな・・・

と、この辺ですよ。
と、言われた目の先に見えたのが、
「魚八亭」の看板でした。

入店したら、連絡してくれたメンバー達が、
丁度、お会計の最中で、

ひと言
「刺身、ウマいよ」と、云って出て行きました。

やっぱり、お刺身だよねグッド
と、思って、お勧めメニューを見ると、
3品書いてありました。

お刺身・煮魚・揚げ物の3品で、
もちろん、全てお魚料理です魚

で、何を自分が頼んだかと云うと、
お勧めメニューにあった「煮魚定食」でした。

だって、その煮たお魚が、
他で余り聞かないお魚だったんですもんびっくり

釣りをする人なら誰でも知っていますが、
普通は、お店で売っていないお魚だったので、
ぐーんと、興味をそそられてしまったのですラブ

「イシガキダイの煮付け」ですよ。

イシダイと並んで、磯の王者と呼ばれる魚です。
しかも、甲煮(かぶとに)です。

出て来ました。出て来ました。

うん、確かにこれはイシガキダイ―
で、甲の大きさからして、
おそらく2`以上はある感じなので、
立派なクチグロでしょう。

美味しかったのは、頬っぺたの肉ラブ

美味しいものを食べてる時は、
無口になる自分困った

黙々と骨の間のお肉まで、
しっかり戴きました美味しい

アラ汁も美味しかったぁびっくり

ご飯とお味噌汁は、おかわりできるんです。

魚っ喰いの本質、分かってらっしゃるぅグッド

でもね。
なんとなく、後ろめたい気もしてしまって・・・
やっぱり、あのお店の事・・・
食べたかったなあ・・・ハート

次回は、絶対に宝亭レストランでも魚―
魚八亭レストランでも魚―

さかな、さかな、さかなぁ、
さかなをたべ〜よう音符

食べ比べるゾびっくり







2022/08/23 9:06:01|釣魚料理
この島寿司は最高!!
おはようございます。

八丈島の美味しいものは、
何もお店に限って居る訳ではありません。

当たり前ですが、
各家庭の味こそ、美味しいのであります。

子ども達の野外炊事が、
「班の味」に、なるのは、
ちょい時間が掛かります。がっ、
それでも、どんどん美味しくなるんですよ幸せ

さて、海洋道中の期間中に、
たった一度だけ、島の最高の味を食べられる―。
そんなお昼ご飯があるんです。

それは、島の漁協の婦人部のお母さん達が、
作ってくださるスペシャルランチなんですラブ

例年だと、お母さん達が目の前にいて、
料理のお話しもしてくれたり、
至れり尽くせりの、おもてなしで、
我々の胃袋を、鷲づかみにしてくれるのです。

が、未だコロナ禍の最中ですから、
今回は予めお母さん達が作って下さった、
お弁当を、戴く事になりました。

ですが、このお弁当が、
そりゃあもう、究極の島弁当、島の味!!
だったんですョラブ

感激でした!!

どんなお弁当だったと云うと、
タイトルの通り、
最高の島寿司弁当だったんですラブ

ちなみに、
島寿司は、元々、島の漁師さん達が、
船上で手早く作ったファストフードのようなもので、
ネタの魚を漬けにして、
ワサビはないので、カラシを付けて、
漁の最中にも、手で食べられると云う事で、
受け継がれて来た握り寿司なんだそうです。

この「漬けにしたネタ」と、
「ワサビじゃなくカラシ」と、
云う所が、特長となって、島の味・名物になっています。

ですが、食べ比べてみても、
漬けにするタレの味は、それぞれに個性があって、
皆、同じではないことが逆に凄いです。

今回のネタになった魚は、
『メダイ』と、云うお魚です。

体をヌルヌル粘着のコートに包んだ、
くりくりお目目のお魚で、島寿司ではテッパンのネタ。

鼈甲(べっこう)色に輝く漬けのネタは、
少し甘くって、シャリとの相性が抜群でした。
しかも、島の岩のりで握ったお寿司も入っていて、

う、ウマすぎる・・・

特に、今回初めて指導者に加わった面々などは、
感嘆の声をあげておりました。

そのくらい、ウマかったです。

それに加えて、
おそらくムロアジだと思うのですが、
お魚の唐揚げもおかずに付けて下さっていて、
コレが、またウマイ嬉しい

婦人部のお母さん方、
本当に本当に、美味しかったです。
ごちそうさまでした。

スイカもたっぷり戴いて、
午後からのスノーケリングに向けて、
最高のランチタイムでした。

婦人部、サイコー!!

写真は、イメージです。
ウマすぎて、写真を撮る間もなく食べちゃった・・・







2022/08/21 9:06:01|お魚紹介
こんなところにタマンないデカいヤツがいた!!
おはようございます。

八丈島で見つけたものは、
美味しい、素敵なお店だけではありません。

2日目は、『海洋の日』
午前中は、漁船に乗ってクルージングを楽しんで、
午後から1回目のスノーケリングがありました。

今年は、
島でフリーダイビングに取り組んでいらっしゃる、
グループの方々が、サポートして下さいました。

フリーダイビングと云うのは、
素潜りで、どれくらい深く潜れるかを競う競技で、
あの、伝説のダイバー、
Jーマイヨールを描いた映画
『グランブルー』の、世界です。

班に1名づつ、指導に付いて下さったばかりか、
後方でも、複数名のスタッフさんが見守って下さり、
例年よりもアクティブに、
しかも楽しく、スノーケリングに取り組んだのです。

で、このグループの皆さんも、
ホームグランドにしている、
S土海水浴場で実施したのです。

最初はおっかなびっくりだった子ども達も、
いきなり潜っても注意される訳でもなく、
割とフリーに動かしてくれたので、
色んなお魚達に、挨拶できたようですスマイル

多かったのは、ニシキベラ。
チョウチョウウオも色んな種類がいましたョチョキ

他には、ササヨ(イスズミ)や、
サンノジ(ニザダイ)、
エース(メジナ)も居ましたね魚

けど、例年いっぱい居る、
ソラスズメダイの姿は殆ど見られませんでした。
なんでかな・・・

それから、種類は特定できないのだけれど、
生まれたばっかの仔魚もいっぱいいて、
形からして、多分ハタンポじゃないかなあ・・・。

で、この日の最高のゲストは、
タイトルの中に隠れています。
分かりますか?

タマンない―

で、分かるかな?

そのお魚の正体は、『タマン』
正式和名は、『ハマフエフキダイ』です。

このタマン、
最近、釣りで俄然アツい魚なのですが、
どうしてアツいかと云うと、

デカいからですグッド

マスク越しに見えたヤツは、
おそらく体長が70〜80aありましたポカン
面構えも、凄いヤツでした。

重さは、おそらく10`以上ありそうな、
ヤバいヤツでした。

割と浅い場所で、悠々と泳ぐ姿に感激!!

キレイ、凄い・・・

よりも、自分は思わず「釣りて〜!!」
って、思っちゃった・・・困った

海水浴場ですから、
もちろんここで釣りなどできはしませんが、
釣り師魂をアツくさせるのには充分でした。

子ども達も、この魚の事をみんな話していて、
きっと、タマンない体験になったんでしょうねスマイル

左の上の写真がタマンですが、
残念ながら、S土のヤツではありません。

この写真よりも、デカかったと思います。

左は、数年前のS土の海―
八丈ブルーに染まった1日でありました。