おはようございます。
4年ぶりに『再開』した、 やまなし少年海洋道中での釣り体験について、 前回、ご報告させて戴きました。
今回も、再開― では、言い尽くせない、 素敵な「再会」について、今日は語らせて下さい。
それは、 毎夏、決まって行かせて戴いていた、 あの「お店」が、 コロナ禍による一時閉店を乗り越えて、 再開してくれたのです。
自分だけではなく、 八丈に共に訪れた指導者仲間達も、 大好きな、大好きな、そのお店の名前は、 『宝亭(たからてい』さんです。
先発隊で八丈に上陸した初日(8月1日) 夕食を摂るお店を探していました。
BCにもほど近い宝亭さんですが、 昨年、開いていなかった光景が目に浮かびました。
でも、もし開いていたら、 また、あの「刺身定食」を、堪能したい― その思いが強く、
「もしかしたらやってないかもだけど、 宝亭さんに行ってみますか!?」
と、先発隊の他の2名を誘いました。 お刺身を食べたがっていた事もあり、 願いを込めて、行ってみました。
すると、 去年、閉まっていた宝亭に、灯りが灯っています。
「やってるみたいですよ。」
即決で、入店しました。 すると、案内して下さったのは、 若い女性の定員さんでした。 でも、どことなく見覚えがある方でした。
「実は、毎年の夏に来させて戴いてたんですよ」
って、お伝えして、 お目当ての刺身定食を、全員一致で注文しました。
お冷やを持って来て下さった時に、
「山梨の方ですか?」
って、聴かれたので、
「そうです。そうです。 実は、去年は閉まっていて・・・」
「そうなんですよ。申し訳ありませんでした。」
と、その女性の店員さん。
そして、
「覚えていますよ」
って、仰って下さったのです。
厨房の方でも、 見覚えのある顔が、見え隠れしています。 直ぐにでもご挨拶しなきゃと思いましたが、 お忙しそうなので、ここは自重・・・。
運ばれて来た刺身定食を、
「まあ、食ってみろし」
と、仲間に勧めます。
「うめー!!」 「最高っす!!」
最大の賛辞を惜しまない二人に、 こっちも、つい嬉しくなってしまいました。
島唐を漬け込んである、 オリジナルのお醤油も、これで食ってみろしと勧め、
これまた、 「うめ〜 違いますね、やっぱ!!」
あっと云う間に平らげてしまいました。
お会計の時に、 もしできたら、ご挨拶したいんですが、 と、お伝えすると、
厨房から、お母さんが出て来てくれて、
「うわ〜 お母さん会いたかったよぉ・・・」
と、手を握り合って再会を喜びました。 うっすらと涙まで浮かべて下さって、 自分も、胸が熱くなりました。
マスターも、しっかり挨拶して下さいました。
お話しを伺うと、
今は、若い者にお店を任せた事。 (先に出て来て下さった女性夫妻です)
コロナで一度、閉めざるを得なくなってしまった事。 そして、昨年は体調を崩されてしまった事。
そして今は、 夜だけ居酒屋を兼ねて営業されて居る事。
そんなお話しをして下さいました。
それよりも何よりも嬉しかったのは、 お母さんの変わらない笑顔と、 お店で受けたおもてなし。
やっぱり、このお店に来なきゃいけません。 来ないと、指導者の八丈も始まりません。
また、絶対来ますと、お母さんに伝えて、 宝亭を後にしました。
最高の八丈初日の再会でした。
ごちそうさまでした。
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