鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/08/29 9:06:01|釣り具の小宇宙
餌木(エギ)の小宇宙
暑い夏を超えて、
そろそろ秋風が感じられる様になったら、
いよいよ、見えイカ狙いのエギングシーズンです。

今やエギングは、海のルアー釣りのジャンルとして、
すっかり定着していますね。
では、この「餌木(エギ)」そのものは、
いつから日本の釣りシーンに出て来たのでしょうか。

餌木の歴史は思ったよりも古く、
江戸時代中期には、おそらく使われていただろう―。
と、想像できます。詳しい文献は残っていない様ですが、

その昔、松明(たいまつ)を焚いて、
船上で漁をしていた際に、
落とした松明にイカが抱き付いたことから、
考案された釣り具だとも言われて居ます。
発祥の地は奄美大島だとされ、以降、薩摩に伝えられ、

最初は大型だったものが、エビの形に似せ、
おおよそ現在の形状になっていったのだろう・・・
そんな推測が一般的の様です。

イカの多くは他の魚を食腕で抱えて捕食しますが、
甲イカの類いは、海底のエビなどを捕食します。
なので、エビにも魚にも見える餌木は、
双方のイカに用いる事ができ、しかも、
エサを付ける必要がないことから、
広くイカ漁に使われる様になりました。

こうしたルアー効果に着目し、
一つの餌木でルアーのようにキャスト、
レトリーブを繰り返すことによって、
編み出された釣法が、『エギング』です。

冒頭の話題に戻ると、
エギングに最も入門し易い季節が、
今年生まれたイカが、
自分でエサを捕まえるシーンが、
目視できるようになる、
9月から10月くらいの時季です。

堤防の上からでも元気なイカ君たちが、
しきりに小魚を追いかけている姿が見られます。
そんな姿を見たら、餌木をキャストしてあげれば、
おおよそ興味を示し、抱いてくれるケースが増えます。

そろそろそんな便りが聞こえてくる時季ですので、
今年こそエギングデビューって思っている方は、
是非ともチャレンジしてみてくださいね。

只、資源確保の為、一部の地域では、
エギングを禁止としている地域もあります。
お出かけの前に、地元の釣具屋さんとか、
当該エリアの漁業調整規則をHPで確認するなどして、
お出かけ下さい。

漁業調整規則については、
またいずれお話しさせて戴きます。

いやあ、でもアオリイカのお刺身、
甘くて美味しいからなあ!!








2020/08/27 9:06:01|トピック
もしも釣り場で人が倒れたら・・・(コロナ禍での心肺蘇生)
連日の猛暑で、
さすがにうんざりされている方も、
きっと多い事でしょう。
兎にも角にも熱中症には、くれぐれもご留意下さいね。

ところで、熱中症に限らず家の外で活動すれば、
そこにいる人が自分だけではない限り、
倒れている人を発見したり、
正に倒れた瞬間を目撃してしまったり、
そう云うリスクは、絶えず付いて回ります。

特に今は、世界が怯えている新型コロナウィルスの、
感染下にある訳で、
倒れている方が、感染されていないと云う補償はありません。
が、目の前で人が倒れていたら、
やはり自分事として捉え、
必要な手当を施すべきだと思います。

先日、久しぶりに釣りをした―。
と、お伝えしましたが、
やはりこの日も、猛暑でした。
熱中症の予防対策をしたうえだったので、
もちろん何もなかったのですが、

釣り場で人が倒れていたらどうする?
って事は、頭の片隅にいつも置いておいて欲しいものです。
自分はボランティアで、
ファーストエイドの指導もしていますが、
このコロナ禍で、
それを伝える機会も、ストップしてしまっています。

伝えられない期間が長くなればなるほど、
自分の身の回りでもしそう云う事が、
今起こったら・・・。と、考えると、
果たして手順通りに、正しく、
救命のための手当ができるのか・・・。と、
不安になります。
起こらないのが当たり前の日常ですから、
伝えられない今は、それを指導する立場であっても、
不安が募るのです。

ですから、ここで敢えて書いて伝える事で、
自分自身の不安とも向き合うって意味で、
今日の投稿をしたいと思います。

過日、厚労省のHPに、
このコロナ禍における、心肺蘇生の方法について、
一部見直しがありました。

それは、前記した通り、
倒れている人が、新型コロナウィルスに感染していれば、
救助者である「私」は、
当然ですが、濃厚接触者です。

が、それを確認できる術はありませんから、
従来の手順では、意識・呼吸がなかなったら、
胸骨圧迫30回と、人工呼吸はできたら2回組み合わせて、
心肺蘇生を試みる―。と、云う手順でした。

が、今回の見直しでは、
当面、胸骨圧迫のみを、その方が目を覚ますまで、
もしくは、救急隊員に引き継ぐまで、
継続するようにと云う見直しです。

人工呼吸は、通常の手順でも、
感染のリスクがある場合や、
生理的に受け付けない場合も含めて、
迷ったら、人工呼吸しない―。
と、云う流れですので、
変わっていない。とも、受け取る事はできます。

が、このコロナ禍では、相手が成人の場合は、
人工呼吸するな―。と、云う、縛りができました。
ここで云う成人とは、
未就学児以上の全ての人を指します。

が、逆に未就学児の場合、
この縛りはどうなるかと云う事です。

幼児の場合、窒息で呼吸が止まってから心臓が止まる、
「呼吸原性心停止」の、ケースが多いので、
明らかに呼吸原性である場合は、
感染防止を図ったうえで、できるだけ人工呼吸する。
感染防止が図れない際は、人工呼吸しない―

と、云う理解でいいかと思います。
とにかく救助者自身の「安全確保」が、大事です。

それらも踏まえて、もし釣り場で人が倒れたら、
どうするか―。と、云う事を、
釣り人も、是非考えて戴きたいと思います。

とかく釣り場にはAEDは先ずないので、
可能な限り、現地に居合わせた方と一緒に、
救える命を救って戴きたいと願っています。

では、改めて自分自身で確認するためにも、
救命の手当の手順を書いてみようと思います。
一緒に、確認して戴けたら有り難いです。

1 倒れている人を発見

2 直ぐに駆け寄るなどせず、先ず立ち止まって、
 周囲の安全を確認し、近づけるようであれば近づき、
 危険があれば、通報のうえ、
 その危険を排除する事に努める

3 全身の観察をする。
 高い位置から全身を俯瞰的に見て、大出血、
 手足のねじれ変形、その他の異常があるかを確認する。

4 反応(意識)の確認をする。
 相手の肩を叩いて耳元で大きな声で呼びかけて、
 反応の有無を確認する。

反応がなければ、手を高く挙げ、協力者の要請をする。
必ず指名して、救急車の手配、AEDの手配、
その他の協力を要請する。

5 呼吸の確認をする。
 膝立ちくらいの高さで、胸とお腹の動きを確認。
 動かない。動いたかどうか分からない場合。
 変な動きをしている場合。どの場合でも、
 「普段通りの呼吸ではない」ので、
 そのまま心肺蘇生に移行します。

そして、現状では前記の通り、
相手が成人なら、胸骨圧迫のみを継続し、
相手が乳児・幼児なら、
できたら人工呼吸もしながら継続―。

と、云う流れになりました。
どうでしょう。合っているでしょうか?

水の事故も例年に比べ多く、
しかも死亡事故が増えているそうですから、
過日ここでも書いた「浮いて待て―」を、
先ず実践して戴いて、

より安全に、思いやりの心を持って、
自分の活動を続けて戴けるよう、
一緒に考えて参りましょう!!

※ここでは釣り場と云う設定で、
敢えてAEDの取り扱いには触れませんでした。
ご承知置き下さい。









2020/08/26 9:06:01|お魚紹介
秋と云ったらワラサでしょう!!
夏の終わり頃から、各地で聞こえてくるのが、
ワラサが釣れだした―。と、云う便りです。
夏が過ぎて徐々に脂が乗りだし、
型もグッと大きくなって来ます。

ワラサと云えば、言わずと知れたブリの若魚のことで、
イナダより大きく、ブリにはちょっと物足りない―。
と、云うのがワラサです。

出世魚であるブリは、
ワカシ・イナダ・ワラサ・ブリと名前が変わります。
ワラサが釣れ始めると、
そのポイントは、たちまち大船団が押し寄せて、
本当にお祭りのようです。

船長の指示ダナでコマセを振って、
誰かの竿が海面に突き刺さる様に曲がれば、
図ったように順番に竿が曲がります。

ドラッグをきつく締めて、
とにかく時間をかけないようにやりとりするのですが、
敵も然る者、とにかくグイグイ引っ張るので、
そりゃあもう、スリリングなのです。

これまで最高に釣れたのが6本だったのですが、
終わる頃には腕がパンパンで、
握力もボロボロになりますが、あの引きは最高です!!

以前は、毎年のように出かけていましたが、
ここのところ、すっかりご無沙汰なんです(T_T)

なので、余裕が出来たら、
あの荒々しい引きを堪能したいし、
ワラサならではの、弾けるようなプリプリのお刺身や、
カマの塩焼きを味わいたいものです。

さあ、この秋のワラサ便りは、
どこから最初にやってくるでしょう(^o^)/







2020/08/25 9:06:01|釣り用語の解説
「落ち」って分かります?
秋になって来ると、
釣り人の間では、こんな会話が弾んでいます。
「そろそろ、落ち○○を釣りに行こうよ!!」

それでは、この「落ち」って、
一体どんな意味なのでしょう!?
あなたは、ご存じですか?

以前、この毎日更新を始めた最初の頃に、
「ノッコミ」と、云う釣り用語を解説しましたよね。
産卵を控えた魚が浅瀬に移動して、
エサをたくさん食べる事で釣りやすい状況になる―。
これが、ノッコミでした。

対して「落ち」は、ざっくり云うとその逆です。
冬に備えて深場に移動を始める時季で、
ノッコミ同様にエサをたくさん食べて、
体に脂肪を蓄えるので、
食味の良い魚を狙うのには、絶好のチャンスと言われます。

例えば「落ちギス」は、
肘を叩くくらいに大きくなって、
お刺身でも食べられるくらい美味で大型になります。

また、「落ちハゼ」は、
数aのデキハゼから大きく育って、
深場に移動する際には、ケタハゼと呼ばれ、
大きさの桁が上がるほど大きくもなり、
食味もバツグンになることで知られています。

落ちは、魚たちにとって冬を越すための、
非常に重要な行動なのです。

中でも秋の「落ちのマダイ」は、
脂が乗って、非常に美味しくなるので、
ノッコミ時季と同様、
釣り人が大挙してやって来るのです。

以前、釣具屋だった時には、
静岡の美保沖のマダイ釣りに、良く通ったっけ・・・

大きくはないけれど、1〜2`くらいの個体は、
正に至極の味でございました。

ああ、また落ちのマダイ、釣りに行きたいなあ(^o^)/








2020/08/24 9:06:01|トピック
釣りで感じたアマモ場の重要性
昨日は二十四節気の一つ、
『処暑』だったそうです。
暦の上では、暑さが落ち着く時季だとのことですが、
少しだけ、酷暑が和らいだ様な気がしませんか?
と、云う事で、
このまま少しづつ涼しくなると良いですね。

さて直前の投稿で、久しぶりに投げ釣りをした―。
と、釣果報告をさせて戴いた訳ですが、
この時、改めて気付いた事がありました。

それは、
『アマモ場の重要性―』に、ついてです。
『アマモ』は、海草ですが、
多くの海の生きもの達にとって、
実に様々な役割を果たしていると云う事を、
実感したからです。

アマモが繁茂していると云う事は、
即ちそこは浅場であると云う事です。
アマモは光合成により、
酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する訳ですが、
浅場では絶えず水が動くことで、
海水には、豊富な酸素がいつもある訳です。

また、繁茂している事で、
特に魚の稚魚や、小さな生きもの達にとっては、
命を育む「ゆりかご」であり、
命を守る「隠れ家」でもあるのです。

釣れたクロダイの幼魚も、フグ達も、
このアマモ場に守られていました。
それは、アタリがあったのが、
ほぼ、アマモ場の周辺であった事でも明らかです。

また潮が引いてアマモが顔を出した干潟では、
そこかしこにカニやヤドカリが見られ、
ゴカイが海底を掃除した糞塊が幾つもあって、
海が健やかである証拠を、たくさん見つけました。

魚種は特定できませんでしたが、
小さな小さなお魚の赤ちゃん、
小さなマハゼもたくさんいました。

世界は新型コロナウィルスの、
感染の恐怖に晒されて居る中で、足下の海では、
たくさんの命が、アマモ場によって、
大事に生かされていました。

こうした命の営みを、子ども達にも、
もっと見せてあげられたら良かったな・・・

写真は、アマモ場の間近で釣れたクロダイちゃんです。
見えるかな(^o^)