鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/03/11 9:06:01|その他
地震があった時にもし沖磯にいたらどうする!?
おはようございます。

今日がどんな日であるか、
皆様も、良くご存じですよね。

2011年 3月11日 午後2時46分
そうです。
東日本大震災が起った当日です。
是非皆様、その時刻には黙祷を捧げて下さい。

そして、世界の平和と、
ウクライナの皆様の安全も、
心から併せてお祈り戴ければ嬉しいです。

ところで、こうした災害の記憶は、
また新たな災害に備えるために、
教訓にしないといけません。

あの日、巨大な津波が東北沿岸を襲い、
多くの人と街を、丸ごと呑みこみました。

また過日のトンガの海底火山噴火で引き起こされた、
津波のような物
も、遠い遠い場所からやって来たのでした。

津波にせよ、
津波のような物にせよ、

磯釣りの最中に見舞われたら
おそらく、我々はひとたまりもありません

磯釣りをする場所は、
殆どの場合、
陸地から完全に離れた孤島の岩場

もしもそんな状況が実際に起きたら、
我々はどうしたら良いのでしょうかびっくり

さて、
自分が初めて沖磯に乗ったのは、
釣具屋勤務時代に沼津にあった店舗に居た時です。

当時は一時期、
定休日が設定されていた時がありました。

その定休日を使って、
店舗スタッフ全員で、自主的な磯釣り研修―
を、行った時でした。

行ったのは南伊豆。
入間(いるま)と云う魚港から
「瀬渡し船」に乗って、
『畳根(たたみね)』に上がったのが最初でした。

初めてなので、
磯に降りるタイミングが分からず、
ちょっと怖い思いをしました。

降りる瞬間に舳先が磯から下がっちゃったんです困った
なんとか飛び乗る事はできましたが、
やはり磯釣りは、リスクの高い釣りだなあ・・・
と、実感した時でした。

その後、同じ入間から牛根とか、
下田の外浦からなど、何度か磯釣りも経験し、
その楽しさも実感しました。

その時は、大震災よりも大分前の事

地震も、津波も、正直、

もし来たらどうしよう・・・

なんて事、全くと云っていいくらい
考えてもいませんでした。

が、様々な経験と、リスク管理も学んで、
それがいかに向こう見ずであったかも、
実感
できます。

一方、当時の自分然り、
怖い経験をした事がなければ、楽しい一偏で、
何もできずに波に呑まれてしまうかもしれません。

では、これが正解かどうかは分かりませんが、

自分がリスクマネージメントするとしたならば

と、云う事で、その備えについて、
私見を述べさせて戴きたいと思います。

先ず大前提として、
ライフジャケットは必須です。

片時も離さず身につけていて下さい。
股通しもしっかりしておきます。

できれば、磯釣り用のヘルメットも着用して下さい。
イシダイ釣りをされる方は、マストなアイテムです。

続いて、

揺れを感じたらどうするか

これは、岩陰は揺れで崩落する可能性があるので、
絶対に避けて下さい。

足場の良いできるだけ平場で、
岩にへばりつく様に掴まって、
揺れをやり過ごしましょう。

寝てしまうと動けませんから、
片膝を着き、直ぐに動き出せる様に備えます。

次にとる行動ですが、

瀬渡し船の船長に連絡します。

が、集中して繋がらないときには、
迷わず、海の緊急ダイヤル『1・1・8』へ、
電話して下さい。

最寄りの海上保安局から、
救助が来てくれるのを待ちましょう。

落水させてしまうリスクはありますが、
スマホ、携帯は必携しましょう。

揺れる直前に、
緊急地震速報が入電する筈です。

そこからは、上記の様に慌てずに行動して下さい。

間違っても、海に飛び込む様な事はしないで下さい。
救助をより複雑化させてしまいます

船に乗り込む時は、我、先に・・・
ではなく、秩序を守って乗り込みましょう。

残念ですが、釣具は諦めて下さいガッカリ
その場に放置して避難します。

津波接近に時間がない時は、
おそらく船は沖に向かいます

これが沖出しです船
船長の指示をしっかり守って、
冷静に対処しましょう。

他の釣り客の気持ちを落ち着かせる役目を、
どうか担って戴ければと思います。

これだけやっても大津波の場合、
助からない事もあるでしょう。

家族のために、保険に入っておく事も、
備えかもしれません。

もういつ大きな地震が来てもおかしくありません。
磯釣りのリスクは、自己責任です。

瀬渡し船業者を訴える等と云う事は、
あり得ません。

自分の命は自分だけの命ではないことを、
自覚しながら、釣りも楽しんで下さい。

磯釣りは、本当に魅力的な釣りである事も、
最後に記しておきます。

知っているだけでも、備えになります。
 







2022/03/10 9:06:01|トピック
ますますプラスティックがなくなって・・・
おはようございます。

私たちは今、
毎日リアルな戦争を見ています。

まさか現代に、
こんなに悲惨な戦争が起るだなんて・・・

一方では、平和の祭典でもある、
パラリンピックが開催されてもいます。

パラアスリートの皆さんが、
スポーツの力を示して頑張っているのに、
その裏で、悲劇が起っています。
とにかく一刻も早く、
停戦を実現させて下さい。

ところで、この戦争も原因の一つですが、
原油や天然ガスの高騰が止まりません。

皮肉な事に、
多くの国々がロシアからパイプラインで、
エネルギーの供与を受けていますから、

ガソリンもリッター200円泣き

そんな事態が起ってしまうのも、
もはや時間の問題かもしれません。

ガソリンに限らず、
石油を原料としているプラスティックも、
次第にコスト高矢印左下となって来るのは、
目に見えています怒る

そんな中にあって釣具は、
プラスティックへの依存度が、
非常に高いのが現状ですよろよろ

釣り糸に始まって、
ありとあらゆる物に、
プラスティックが使われます。


そのものは金属なれど、
釣り針も例外ではなく、
パッケージにプラスティックを
全く使っていない製品
は、

ない

そう断言していいと思います。

一方で、SDGsも浸透して来て居り、
次第にプラスティックから脱却の動きにも、
拍車が掛かって来た観もあります。

この戦争によるエネルギー危機と、
SDGsの理念は、相反する物なれど、

プラスティックを使わない判断をする時は、
きっとこのタイミングなんだ
と思います。

釣り針は、
まだ自分が小さかった時には、

のし袋の様な、上下に折りたたむ紙に、
たくさん入って売っている商品
が、
まだありました(写真)

針だけだと錆びてしまうので、
袋の内側に油が塗られていて、
その都度出して針を巻いていました。

これだとなかなか減らないので、
次第に個包装になり、回転数を上げるために、
針の入り数も、少なくなって来たんだと思います。

そこに使われたのがプラスティック製の、
薄い袋、針が入るだけの小さい袋―
に、なって来たんですね。

今こそ、
もう一度、昔のような紙袋入りの釣り針が、
再び脚光を浴びて欲しい
と思っています。

割高にはなるでしょうが、
プラスティックは減らせる筈です。

どうでしょう!?
是非、各メーカーさんに検討して下さい!!



 







2022/03/09 9:06:01|その他
今日はありがとうの日なんです!!
おはようございます。

ロシアは、
人道的な配慮―
だとして、キエフを始め、
ウクライナ各地で避難民を国外へ逃がす道を、
確保すると約束しました。

とにもかくににも、逃げられる人達は、
ウクライナ国外へ、一時避難して欲しいです。

いつ終わるのか先が全く見えない戦争なので、
いつか祖国に必ず帰れると信じて、
命を守る手段を選んで下さい。

ところであなたは、
普段から「ありがとう」
の、気持ちを伝えられていますかびっくり

今日3月9日は、サンキューの語呂合わせから、
「ありがとうの日ハートと、されています。

今の世界の情勢では、
とてもこの言葉を、
素直に出せないかもしれませんが、

人が人を思い
その思いに触れて感謝する気持ちこそ、
このウクライナ危機を回避する、
唯一の手段だと考えています。

ですから今日は、
自分以外の人から戴いた気持ちには素直に、

「ありがとう」

と、声に出して伝えてみて下さい。

「ありがとう」は、魔法の言葉です。

笑顔をくれる言葉です幸せ

まだどうなるか分からないのですが、
八丈島でのキャンプの時には、

「ありがとう」を、いっぱい聞きます。
日に日に増えていきます。

釣りができるのは、たった1日―

それでも、
中学生達は、魚釣りができる事に、

「ありがとう」

釣れてくれたお魚たちに

「ありがとう」

釣りをさせてもらえた場所に

「ありがとう」

一緒に釣りをした仲間たちに、
そして、同じ場所で釣りをしていた人達にも、

「ありがとう」

を、伝えて、行動に移しています。

釣った後の堤防を、
みんなで綺麗にします。

水で汚れを流し、
デッキブラシで磨いて、
ゴミを拾って、
他の釣り人のゴミも戴いて・・・

すると、その人も、

「ありがとう」

を、返してくれます。

運良く釣果をいただけた時には、
命に感謝して、「ありがとう」

今日は、敢えて釣りの事は書きません。

「ありがとう」を、いっぱい集めて、

ウクライナに笑顔を届ける日にしたいですね。

 







2022/03/08 9:06:01|トピック
消えゆく藻場・アマモ場
おはようございます。

3月5日の夜
海辺の環境教育フォーラムで主催された、
第5回 『海辺ゼミ』に参加しました。

テーマについては、
3月5日の投稿で紹介させて戴きました通り、

日本国際湿地保全連合(WIJ)の専門家に、
環境省が進めている

重要生態系監視地域モニタリング推進事業(通称:モニ1000)
の沿岸域調査について、お話を聴きました。

この通称モニ1000は、2003年から開始され、
以降、

100年間、モニタリングをする

そして、
全国1000ヶ所のモニタリングサイトを設置して、
継続して調査していくのだそうです。

100年間のモニタリングって、凄いですよね。
その100年で、沿岸の環境は、
どの様に変化していくのでしょう。

できれば100年後も、
変わらぬ景色と環境を、保って欲しいですよね。

そのモニタリングサイトの中から、
今回は、沿岸部の調査結果をお聴きした―
と、云う事になります。

自分は、「干潟」の調査結果に、
大きな興味がありました。

が、残念ながら、
今回は、「藻場」と、「アマモ場」が、
メインとなりました。
でも、非常に興味深いお話しが聴けました。

衝撃的だったのは、
各地のサイトで大きく衰退していた生態系が、
なんと、この二つの生態系です。

この二つの生態系は、

海のゆりかご

とも称され、
海の生きもの達を育む大事な大事な、
ハビタットなのです。

サイトは、ほぼ太平洋沿岸に集中していました。
と、云うのも、
日本海側と大きく環境が異なってしまうため、
新たに日本海側の調査モデルを構築しないと
できないのだそうです。

そのモニタリングサイトの中には、
自分が足繁く兄と釣りに通う、
「伊豆下田」の、藻場も含まれていました。

現地で良く見かける海藻類は、
カジメや、アラメと云った、コンブ類の海藻です。

自分ら兄弟が通う、
わんこが走る堤防でも、これらは見られます。

が、現状、これらの海藻類は、
茎の一部が残っているだけの磯焼け状態―
に、なってしまっているそうです。

ショック・・・ムンク
この原因は、主に海藻が主食の魚。

と云う事は、ほぼ間違いなく、

アイゴによる食害

です。
メジナ狙いで行っていますが、
ここ数年は、本当にアイゴばっかです。
型も割と良いので、面白くはあるのですが、

この先も、やっぱりアイゴばっかかぁ・・・

メジナは、コッパなら釣れるのですが、
エサがないので、アイゴの独壇場みたいです。

コロナ禍になって、
伊豆には昨年、西伊豆に一度行ったのみですから、
次回、下田に釣行した際は、
海藻の様子もチェックしてみようと思いました。

理由は様々でしょう。
安易に、

気候変動による温暖化

って、決めつけない方が良いでしょう。

お話しの中では他にも、
南は石垣島、九州は鹿児島県、
東北は宮城県志津川など、
多くのサイトで、アマモも海藻も、
衰退が顕著だとの報告がありました。

ゆりかごを失いつつある沿岸域、
豊かな海は、これからも在り続けられるのか・・・

これは一にも二にも、
我々人間の生活次第なんだと思いました。

そして、
沿岸域を使わせて戴いて居る釣り人こそ、
魚釣りがサスティナブルであるために、

何をするのか

どうしたら良いのか―

真剣に、真剣に考えないといけませんねグー


 







2022/03/07 9:06:01|トピック
ロシア産だけじゃなかった・・・
おはようございます。

昨日の投稿で、

ウクライナの国旗を胸に抱く魚

として、ホウボウを紹介し、
この戦争について考えるきっかけにと、
呼びかけさせて戴きました。

が、意固地になった暴君は、
支離滅裂の主張を繰り返し、
原発は占拠するわ、

少しでも反戦を唱える者がいたら、
逮捕できるように、
法律まで変えてしまう。

法律というのは、
権力者を縛るためにあるもの
ですが、
それさえ意に介さずやりたい放題。

本当に、もうこの暴君を止めるには、
身内から離反者が出て、
暴挙をなんとか食い止めて欲しい・・・
もうそれしか術がないかもしれません。

ところで、
軍事侵攻が始まった直後の投稿で、
ロシア産の水産品の輸入禁止や、
価格高騰に備えよ―


そんな話しをしました。

日本が輸入を止めるその前に、
既にその状況が顕著になって来た様です。

が、止まってしまった水産品は、
ロシアだけではなかった様です。

今、最も影響が出ているのは、
北欧、ノルウェー産の水産品ですガッカリ

しかも、回転寿司で人気ナンバー1の、
ノルウェーサーモンが、
既に入って来ない状況の様です目を見張る

原因は、
ロシア上空は現在、飛行禁止措置がとられていて、
ロシア上空を飛んで空輸される水産物が、
入れられない。飛んで来られない・・・
こうした状況が出て来ました。

ノルウェーは、ロシア産の海産物以上に、
我が国の食卓を飾っていますレストラン

皆さんが、
定食屋さんとか、高速道路のSAとか、
そんな場所で食べる、

『サバの味噌煮』や、

『サバの塩焼き』や、

『サバの缶詰』も

サバの多くが、ノルウェー産です。

更に、『赤魚』で、商品化されている
味噌漬け、西京漬け、粕漬けなどは、
アラスカメヌケと云う魚で、
多くがノルウェー産です。

また、カラスガレイアサバガレイと云った魚も、
ノルウェーの底引きトロール船などで、
獲られたものが、日本に入って来ます。

アジの干物などもあります。

ですから、北欧圏や、東欧圏、
また地中海沿岸の海産物も、
入って来にくい状況になるでしょう。

地中海沿岸では、
アナゴとか、マダコとか多いんです。

なので、今こそ国産の海産物を、
しっかり食べて欲しい。

これは、世界のためウクライナのため、
そう信じて、国産海産物を食べましょう。

この際、釣りを覚えて、
美味しいお魚は自分で釣る
なんてのはどうですかスマイル

値段は高くなるでしょうが、
「命」の重さ、尊さには敵いませんから・・・