鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2022/03/13 9:06:01|釣り具の小宇宙
なぜ渓流釣りはウキじゃなくって目印なのか!?
おはようございます。

今日で北京パラリンピックが終わります。
数々の感動と、そして、
改めて平和の尊さを実感した、
パラリンピックでした。

今日はこれ以上、世界情勢には触れずに、
純粋に釣りの話しをする事にします。
書けば、自分も辛くなります。

さて、この時季の釣りと云えば、
やっぱり、『渓流釣り』でしょう。

暫く行って居りませんが、
基本的には大好きな釣りです。

が、正直今は、

時間があるのにお金がない泣き

とにもかくにも、コロナ収束がなければ、
釣りにも行けない状況です。
情けない話しですが、ゲンジツはキビシーですムンク

ところで、釣りを始める方にとって、

魚がエサに食いついてくれたかどうか・・・

って、確認できるアイテムと云ったら、
やっぱり「ウキ」が、
いの一番に出て来ますよね。

ですが、渓流釣りで使われるのは
殆どが、ウキではなく『目印』ですよね。

目印は、文字通り、
仕掛けの在処の目印になるもので、
ウキの目的とは異なります。

が、渓流釣りは、この目印の動き方で
魚の動きと、アタリを察知して釣ります。

魚がエサに食いついたり、
エサの周りでアクションを起こした時には、
「動きの変化」で、魚を捕らえる訳です。

ちょっと矛盾してますよね。
ウキの役割とは違う物でありながら、
結果的には、ウキと同じ役割もしているんです。

今日はこの「目印」について、
私見を述べてみようと思います。

前述した様に、
目印は、仕掛けの在処を確認するものです。
元々は、鳥の羽根などを使っていましたが、

今では、その多くがプラスティック製の矢羽根か、
ウィリーと呼ばれる水切りの良い毛糸
の、どちらかでしょう。

自分がこの釣りを覚えたばかりの時は、
殆ど矢羽根の目印を使っていました。

が、今では殆ど毛糸の方を使っています
理由は幾つかあるのですが、
先ず視認性が良い事が一番。

続いて、
水切れも良く、目印を置く位置で、
流す速さを調整できる
と、云う2点が、理由です。

流したいポイントの、
水深がある程度ある時には、
ゆっくり流したいので、
目印を幾つか水中に入れてしまいます。

その事が抵抗になって、
仕掛けは若干ゆるやかに流れます。

この事で、
石裏などに潜んでいるかもしれない渓魚に、
エサの所在を見せる事ができる―
そう云う意図の元に、その様にしています。

一方、抵抗を掛ける意図があるのならば、

ウキの方がブレーキが掛かるでしょうびっくり

そんなご意見もあって然るべきですよね。
ご尤もです。

でも、ゆっくり流しててしまうと、
忽ち、アブラハヤや、タカハヤなどの、
招かざるゲストに食べられちゃうんです。

ですが、棒ウキにせよ玉ウキにせよ、
そのウキの表面に流れの水圧を受けてしまうので、
捕食スピードも速い渓魚たちにとっては、
逆にゆっくり過ぎて違和感を覚えてしまいます。

特にヤマメやアマゴなどの捕食スピードは、
コンマ1秒も掛からないほどで、
これはエサではないと口から吐き出すまでもが、

コンマ1秒も掛からない

なんです。
即ちウキが沈んでからアワセたのでは、

既に、
魚はエサを吐き出してしまっている

って云う事なので、ウキでアタリを取る、
拾うなんて事は逆に難しいのです。

ですから、人の目に見えて若干の緩やかさが、
渓魚に食う時間を与えている―

と、云う意図があるんです。
オモリによる根掛かりも防ぎたいですしね。

続いて目印の変化ですが、
魚がエサを食べると、がっつり食っちゃう時には、
目印ごと消し込みます。

一方、一瞬だけ止まる。
奥に押される。揺れる。一気に流れる・・・
など、必ず変化が見られます。

その時、カラアワセを恐れずに、
アワセて行くと、
当日の食い方のパターンが予想できます。

こうした変化が目印に出るアタリです。
また、使うエサによっても、
変化のパターンは様々なので、
ボウズは格段に減ってきます。

と、云うか全く何も釣れないと云う
ボウズは一切なくなると思いますので、

想像力を働かせて、
目印の変化を楽しみましょう!!

キ・テ・マ・ス照れ
 







2022/03/12 9:06:01|トピック
マグロも例外ではない
おはようございます。

北京パラリンピックが、
明日終わろうとしているのに、
まだウクライナ戦争が続いています。

ウクライナの選手団は、
ひとまず、ポーランドへ逃れるそうです。
が、いよいよロシアの攻撃は、
首都キエフ一本に的を絞った様です。

人道回廊は、ウクライナ市民を何故か、
首都キエフに向かわせているそうです。
もしかすると、集まった時に銃口を向け、
市民を「人間の盾」として、
人質にとる可能性がありますね。

ゼレンスキー大統領も、
本当によく耐えたとは思いますが、
ここはひとまず、泥を飲む覚悟を決めて、
一人でも自国民の命を救う行動を願います。

ところで、この戦争によって、
ロシア産の海産物の輸入禁止や、
価格への備えをすべし―


そう訴えてから、
次々に日本が頼る水産物ネットラインが、
途切れて来ています泣く


先ずは、ノルウェー産の水産品です。
とりわけ、回転寿司で不動の人気を誇る
サーモンが既に入って来ていません。
他の産物も然りです。

次のショックになるであろう水産物は、
日本人の魚愛の象徴、
「マグロ」だと、思っています

大西洋産地中海産の、
マグロの品薄状況が、
いよいよ顕著になって来た様です。

事と次第に拠れば、
回転寿司チェーンが一時閉店する
と、云う可能性は、大いにあるでしょう。

スーパー等での小売価格も、
おそらく、通常時の倍くらいまでは、
跳ね上がる
でしょう。

マグロの品薄は、
特に山梨県民にとっては痛いでしょうが、
戦争が終わらない限り、回復は見込めません

皆さんも買おうとする時には、
必ず売価を確認して購入して下さい。

平時より高くなりますので、
今までと同じ様に未確認で購入してしまうと、
余りの高額に驚くことになりかねません。

クレームを言っても後の祭り

確認しない方がもっと悪い

って、なってしまいます。

近海物のマグロは更に高いですから、
結果、文字通りマグロは、超高級魚になります。

お父さんの週イチのお楽しみ―
マグロのお刺身も、暫くは我慢でしょうね。

家族の団らんさえも奪われた、
ウクライナの国民の事を思って、
今は我慢が求められます。

 







2022/03/11 9:06:01|その他
地震があった時にもし沖磯にいたらどうする!?
おはようございます。

今日がどんな日であるか、
皆様も、良くご存じですよね。

2011年 3月11日 午後2時46分
そうです。
東日本大震災が起った当日です。
是非皆様、その時刻には黙祷を捧げて下さい。

そして、世界の平和と、
ウクライナの皆様の安全も、
心から併せてお祈り戴ければ嬉しいです。

ところで、こうした災害の記憶は、
また新たな災害に備えるために、
教訓にしないといけません。

あの日、巨大な津波が東北沿岸を襲い、
多くの人と街を、丸ごと呑みこみました。

また過日のトンガの海底火山噴火で引き起こされた、
津波のような物
も、遠い遠い場所からやって来たのでした。

津波にせよ、
津波のような物にせよ、

磯釣りの最中に見舞われたら
おそらく、我々はひとたまりもありません

磯釣りをする場所は、
殆どの場合、
陸地から完全に離れた孤島の岩場

もしもそんな状況が実際に起きたら、
我々はどうしたら良いのでしょうかびっくり

さて、
自分が初めて沖磯に乗ったのは、
釣具屋勤務時代に沼津にあった店舗に居た時です。

当時は一時期、
定休日が設定されていた時がありました。

その定休日を使って、
店舗スタッフ全員で、自主的な磯釣り研修―
を、行った時でした。

行ったのは南伊豆。
入間(いるま)と云う魚港から
「瀬渡し船」に乗って、
『畳根(たたみね)』に上がったのが最初でした。

初めてなので、
磯に降りるタイミングが分からず、
ちょっと怖い思いをしました。

降りる瞬間に舳先が磯から下がっちゃったんです困った
なんとか飛び乗る事はできましたが、
やはり磯釣りは、リスクの高い釣りだなあ・・・
と、実感した時でした。

その後、同じ入間から牛根とか、
下田の外浦からなど、何度か磯釣りも経験し、
その楽しさも実感しました。

その時は、大震災よりも大分前の事

地震も、津波も、正直、

もし来たらどうしよう・・・

なんて事、全くと云っていいくらい
考えてもいませんでした。

が、様々な経験と、リスク管理も学んで、
それがいかに向こう見ずであったかも、
実感
できます。

一方、当時の自分然り、
怖い経験をした事がなければ、楽しい一偏で、
何もできずに波に呑まれてしまうかもしれません。

では、これが正解かどうかは分かりませんが、

自分がリスクマネージメントするとしたならば

と、云う事で、その備えについて、
私見を述べさせて戴きたいと思います。

先ず大前提として、
ライフジャケットは必須です。

片時も離さず身につけていて下さい。
股通しもしっかりしておきます。

できれば、磯釣り用のヘルメットも着用して下さい。
イシダイ釣りをされる方は、マストなアイテムです。

続いて、

揺れを感じたらどうするか

これは、岩陰は揺れで崩落する可能性があるので、
絶対に避けて下さい。

足場の良いできるだけ平場で、
岩にへばりつく様に掴まって、
揺れをやり過ごしましょう。

寝てしまうと動けませんから、
片膝を着き、直ぐに動き出せる様に備えます。

次にとる行動ですが、

瀬渡し船の船長に連絡します。

が、集中して繋がらないときには、
迷わず、海の緊急ダイヤル『1・1・8』へ、
電話して下さい。

最寄りの海上保安局から、
救助が来てくれるのを待ちましょう。

落水させてしまうリスクはありますが、
スマホ、携帯は必携しましょう。

揺れる直前に、
緊急地震速報が入電する筈です。

そこからは、上記の様に慌てずに行動して下さい。

間違っても、海に飛び込む様な事はしないで下さい。
救助をより複雑化させてしまいます

船に乗り込む時は、我、先に・・・
ではなく、秩序を守って乗り込みましょう。

残念ですが、釣具は諦めて下さいガッカリ
その場に放置して避難します。

津波接近に時間がない時は、
おそらく船は沖に向かいます

これが沖出しです船
船長の指示をしっかり守って、
冷静に対処しましょう。

他の釣り客の気持ちを落ち着かせる役目を、
どうか担って戴ければと思います。

これだけやっても大津波の場合、
助からない事もあるでしょう。

家族のために、保険に入っておく事も、
備えかもしれません。

もういつ大きな地震が来てもおかしくありません。
磯釣りのリスクは、自己責任です。

瀬渡し船業者を訴える等と云う事は、
あり得ません。

自分の命は自分だけの命ではないことを、
自覚しながら、釣りも楽しんで下さい。

磯釣りは、本当に魅力的な釣りである事も、
最後に記しておきます。

知っているだけでも、備えになります。
 







2022/03/10 9:06:01|トピック
ますますプラスティックがなくなって・・・
おはようございます。

私たちは今、
毎日リアルな戦争を見ています。

まさか現代に、
こんなに悲惨な戦争が起るだなんて・・・

一方では、平和の祭典でもある、
パラリンピックが開催されてもいます。

パラアスリートの皆さんが、
スポーツの力を示して頑張っているのに、
その裏で、悲劇が起っています。
とにかく一刻も早く、
停戦を実現させて下さい。

ところで、この戦争も原因の一つですが、
原油や天然ガスの高騰が止まりません。

皮肉な事に、
多くの国々がロシアからパイプラインで、
エネルギーの供与を受けていますから、

ガソリンもリッター200円泣き

そんな事態が起ってしまうのも、
もはや時間の問題かもしれません。

ガソリンに限らず、
石油を原料としているプラスティックも、
次第にコスト高矢印左下となって来るのは、
目に見えています怒る

そんな中にあって釣具は、
プラスティックへの依存度が、
非常に高いのが現状ですよろよろ

釣り糸に始まって、
ありとあらゆる物に、
プラスティックが使われます。


そのものは金属なれど、
釣り針も例外ではなく、
パッケージにプラスティックを
全く使っていない製品
は、

ない

そう断言していいと思います。

一方で、SDGsも浸透して来て居り、
次第にプラスティックから脱却の動きにも、
拍車が掛かって来た観もあります。

この戦争によるエネルギー危機と、
SDGsの理念は、相反する物なれど、

プラスティックを使わない判断をする時は、
きっとこのタイミングなんだ
と思います。

釣り針は、
まだ自分が小さかった時には、

のし袋の様な、上下に折りたたむ紙に、
たくさん入って売っている商品
が、
まだありました(写真)

針だけだと錆びてしまうので、
袋の内側に油が塗られていて、
その都度出して針を巻いていました。

これだとなかなか減らないので、
次第に個包装になり、回転数を上げるために、
針の入り数も、少なくなって来たんだと思います。

そこに使われたのがプラスティック製の、
薄い袋、針が入るだけの小さい袋―
に、なって来たんですね。

今こそ、
もう一度、昔のような紙袋入りの釣り針が、
再び脚光を浴びて欲しい
と思っています。

割高にはなるでしょうが、
プラスティックは減らせる筈です。

どうでしょう!?
是非、各メーカーさんに検討して下さい!!



 







2022/03/09 9:06:01|その他
今日はありがとうの日なんです!!
おはようございます。

ロシアは、
人道的な配慮―
だとして、キエフを始め、
ウクライナ各地で避難民を国外へ逃がす道を、
確保すると約束しました。

とにもかくににも、逃げられる人達は、
ウクライナ国外へ、一時避難して欲しいです。

いつ終わるのか先が全く見えない戦争なので、
いつか祖国に必ず帰れると信じて、
命を守る手段を選んで下さい。

ところであなたは、
普段から「ありがとう」
の、気持ちを伝えられていますかびっくり

今日3月9日は、サンキューの語呂合わせから、
「ありがとうの日ハートと、されています。

今の世界の情勢では、
とてもこの言葉を、
素直に出せないかもしれませんが、

人が人を思い
その思いに触れて感謝する気持ちこそ、
このウクライナ危機を回避する、
唯一の手段だと考えています。

ですから今日は、
自分以外の人から戴いた気持ちには素直に、

「ありがとう」

と、声に出して伝えてみて下さい。

「ありがとう」は、魔法の言葉です。

笑顔をくれる言葉です幸せ

まだどうなるか分からないのですが、
八丈島でのキャンプの時には、

「ありがとう」を、いっぱい聞きます。
日に日に増えていきます。

釣りができるのは、たった1日―

それでも、
中学生達は、魚釣りができる事に、

「ありがとう」

釣れてくれたお魚たちに

「ありがとう」

釣りをさせてもらえた場所に

「ありがとう」

一緒に釣りをした仲間たちに、
そして、同じ場所で釣りをしていた人達にも、

「ありがとう」

を、伝えて、行動に移しています。

釣った後の堤防を、
みんなで綺麗にします。

水で汚れを流し、
デッキブラシで磨いて、
ゴミを拾って、
他の釣り人のゴミも戴いて・・・

すると、その人も、

「ありがとう」

を、返してくれます。

運良く釣果をいただけた時には、
命に感謝して、「ありがとう」

今日は、敢えて釣りの事は書きません。

「ありがとう」を、いっぱい集めて、

ウクライナに笑顔を届ける日にしたいですね。