おはようございます。
早速ですが、
今日がどんな日なのか、皆さんご存じですか?
今年は、ラジオ
放送開始から100年だとか、
『昭和100年』だとか、
100年に因んだキャンペーンが、
メディアで繰り返されていますよね

その100年の節目の1日として、
今日は、日本の釣りに大きな影響を与える事になる、
あるお魚が、外国からやって来た―
そんな記念日なんだそうです。
表題を見て戴いたら、お分かりの通り
今年は、ブラックバスが移入されてから、
100年になるのです。
そして、そのブラックバスが、
神奈川県の芦ノ湖に放流されたと言われている日が、
6月22日だと言われています。
ご存じの方も、きっと多いかと思いますが、
移入した人物と云うのは、
軍需産業で財を成した赤星家の長男であった、
赤星鉄馬氏でありました。
当時、米国に留学していた鉄馬氏は、
現地で釣って楽しく、食べて美味しい、
『ブラックバッス』に、出会いました。
そして、この魚を日本に移入すれば、
レジャーとしての
「釣り」の振興と、
新たな
「食料の確保」に、資する―
と、云う強い決意のもと、
奔走したと、その著書(
『ブラックバッス』)で、
述べています。
放流場所は、
関東周辺で何カ所か検討された結果、
「芦ノ湖」に、決定されました。
実は、
本県の
「山中湖」そして、
「河口湖」も、
その候補とされていました。
特に山中湖は、
直前まで最有力候補であった―
と、されています。
が、北米産で冷水域を好む魚とは云え、
やはり山中湖は、
標高が1000bを越える高地である事、
そして、冬期には湖面が全面結氷する程の、
冷水である事などが考慮され、
リゾート地であり、外国人居留地でもあり、
水温も安定している事が決め手となり、
芦ノ湖に、87尾のブラックバッスが放流された―
と、云う記録が残されています。
その後、昭和40年代になると、
『スポーツフィッシング』なる、概念が、
日本にもたらされる事になります。
折しも、公害問題も複雑に絡み合って、
釣った獲物は食べずに「再放流(リリース)する事」が、
もてはやされる風潮とも相まって、
ルアー釣りが基本とされる「バス釣り」が、
次第に市民権を得るようになって来ました。
当時の自分は、まだ小学生でしたが、
釣った魚は食べるもの―
が、当たり前だったので、
自分としては、汚い水から釣れた魚だから、
食べたくはない・・・
この頃から、
ブラックバスの「食利用」の目的は、
いつしか後ろに追いやられる事になりました。
ルアー釣りイチバンの対象魚―の、側面だけがクローズアップされました。
むしろ、それを正当化している様にしか、
正直、感じていませんでした。
更に、職業としてバス釣りをするプロ―
『バスプロ』が、国内で競技としてのバス釣りを、
始めた事に伴って、爆発的な人気を博していきます。
これが後に云う『第一次バスブーム』への、
変遷となっていきました。
当時は、バス釣りの普及や、
バスプロの活躍の場を各地に増やす目的―
も、あって、釣り業界も、
各地への放流も斡旋していた事が、
釣りの雑誌でも取り上げられていました。
ですから、バスの全国拡散に対して、
釣り人が関わっていた事―
これは、否定するつもりは一切ありません。
が、やがて時代が流れ、
あるショッキングなタイトルの書籍が発売されます。
I・A氏による
『ブラックバスがメダカを食う』と、云う書籍でした。
外来種であるブラックバスが、
日本の在来魚種の象徴の様なメダカを、
「食い尽くしてしまうゾ」と、
ブラックバスの食害を、環境破壊として、
問題提起する内容です。
そして、折しもバブル期になると、
某テレビ番組で、人気のお笑いコンビが、
バス釣りを楽しむ番組―
であったり、
超人気アイドルグループのT・K氏が、
バス釣りが趣味である事だったり、
あの湖に行ったら、
憧れの「あの人」に、会えちゃうかも・・・
推しの女性達をも巻き込む形で、
再び、バス釣りが脚光を浴びる事になりました。
これが第二次バスブームで、
異業種からの参入も顕著でした。
その頃からいつしか、
バスを各地で増やしているのは、
「心ない釣り人」で、あり、
密放流の張本人として、
特にバス釣りをされていた方が、
「悪者扱い」を、されるまでに至ってしまいました

そして、他の侵略的外来生物と合わせ、
「特定外来種」に、指定される事になりました。
そして現在も、
駆除した筈のブラックバスが、
どこそこでまた発見された―
と、云う事が、メディアで取り上げられる度に、
槍玉にあげられるのが、
「釣り人による蜜放流」と、云う、
根拠のない、ましてや証拠もない、
誹謗中傷や、報道が、繰り返し行われています。
自分は、釣りは大好きですが、
特に、バス釣りファン
と、云う事ではありません。
が、余りに「釣り人」が、
悪者扱いされる事については、
同じ釣り人として、どうにも釈然としないのです

特定外来種は、
棲息している水域から、
生きたままひとたび持ち出せば、
多額の罰金刑や、
場合によっては懲役さえ課せられる、大罪です。
そんな罪を被るリスクを背負ってまで、
拡散させようなんて思って居る釣り人は、
絶対にいないって、信じています。
と云うか、あり得ないと思っています。
外来種法が制定されて以降、
それに違反して逮捕された犯例はありません。
なのに、それでも釣り人は、
蜜放流する悪者なのか!?
実際に放流する現場を見たのですか!?
どんな根拠に基づいてソレ云ってるのですか?
も一度言いますが、過去の事実は否定しませんし、
それを正当化するつもりもありません。
が、この令和の世の中に、
釣り人を悪者扱いするのは、
とんだお門違いだ―
って、思わざるを得ないこの現状に、
自分は、もの申したい―
釣り人は、犯人ではない!!
ましてや、ブラックバスは悪魚ではない!!
移入100年に際して、
赤星鉄馬氏の名誉と、高い志しを守るためにも、
強く訴えたい、釣り人の願いです。