鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/03/24 9:06:01|お気に入りの場所
山国にある大きな磯にて・・・

昨日の投稿で、
山梨市の「あの場所」について話しました。

そのほど近くに、
山国でありながら「磯」の名が付いた
景勝地があります。
それが、『差出の磯(さしでのいそ)』です。

あの場所に行ったついでに、
やはり、この磯も見て来ないと・・・。
と思い、足を伸ばしてみました。
徒歩でも数分の場所にあります。

磯と云えば、荒海が当たり削る岩場―。
そんなイメージがあると思います。
が、山また山の甲斐の地に、
どうして「磯」の、名が付いたのでしょう。

左の写真をご覧下さい。
1枚目が、笛吹川に架かる亀甲橋から、
『差出の磯』を、望んだ写真です。
往時の雰囲気が出る様に、
セピア色に加工してみました(^^)

差出の磯は、巨大な岩山なのですが、
橋が架かる笛吹川の奥には、
支流の「兄川」と、「弟川」が、
合流しています。三つの川の合流点に、
この岩山が突き出しています


それを川から見たときに、
合流点に差し出ている―。
と、云う事で「差出」であり、

昔は暴れ川として恐れられた笛吹川の激流が、
この岩山に当たって緩やかとなる、
自然の堤防の役割もしていた事から、
『差出の磯』と、呼ばれ始めたのだそうです。

しかし、この場所が有名なのは、
名前の由来だけではありません。

実は、遠く平安の時代から、
いやおそらくその、もっと前から、
和歌の舞台となって来たからだと思います。

山梨には、連歌発祥の地となった、
『酒折宮』も、有名ですが、
この『差出の磯』が、
文芸として初めて世に出たのが、
日本史でも教わった、「古今和歌集」です。

しほの山差出の磯にすむ千鳥

 君が御代をば八千代とぞなく(詠み人知らず)


と、詠われました。

『しほの山』は、現在の「塩山」の地名の由来となり、
差出の磯の「枕詞(まくらことば)」
と、して使われます。

二枚目の写真は、
亀甲橋から塩山方面を写したものです。

また、『千鳥(ちどり)』は、海の浜千鳥よりも、
この場所のことを指すほど、多くの和歌があるそうです。

また、かの松尾芭蕉もこの地を訪れ、

闇の夜や

巣をまとはして啼千鳥


と、句を残しています。

さあ、何度も「ちどり」が、詠まれましたね。
昨日のあの場所の名前にも、実は使われています。

また、井伏鱒二も、この地でアユ釣りをした事を、
随筆の中に書いています。

古の歌人、文人達がこぞって訪れた、山梨の景勝地―。
感染対策をしっかりとって一度は訪れて、
和歌など詠んでみてはいかが・・・(^_^)v

三枚目の写真は、亀甲橋から国道140号線に向かう、
青梅街道沿いの、磯のたもとに建立された石碑です。


 







2021/03/23 9:06:01|お気に入りの場所
ニジマス釣りの思い出(ここで釣ったんです)

昨日は、ニジマスについて投稿しました。
そこで、子どもの頃に足繁く通っていた、
山梨市にある、その場所に行って来ました!!

現在は、池は残っているものの、
魚を飼っておく生け簀や、
釣りをする桟橋は残っていません。


その場所が、左の写真の場所です。
釣り堀がなくなって、もう長いですよね。
山梨県にお住まいの方なら、
なんとな〜く、分かりますかね(^_^)v

万○公園の中に、
・・・ありますよね(^_-)


おそらく本来の目的は、
ニジマスの養殖よりも、
灌漑と、笛吹川の水量を調整する、
調整池だと思います


でも、釣りに行ってた頃は、
そんな事、全く考えてはいませんでしたねえ・・・

桜も5分咲きくらいで、とっても綺麗でしたよ。
おそらく、鯉か鮒を釣ってらっしゃる、
釣り人さんも、お二人いました。

1枚目は、対岸から撮影したもの。
2枚目の側に、釣り桟橋があったんですよ!!

手前に一本、
その奥にもう一本、桟橋があったと思います。

で、3枚目が、肉うどんを食べた売店の跡―。
右側に小窓が見えていますが、
そこで漁券を買って、
肉うどんも、その小窓で注文しました。

錆びたベンチの骨組みみたいなのも、
見えていますよね。
そこに座ってうどんをすすったなあ・・・。

でも、もうちょっと粗末な建物だった様な、
気がするんですけどね。

きっと何度か改修工事したんでしょうね。
でも売店の場所は、
全く同じ
場所だったと記憶しています。

確か午後に2回の放流タイムがあって、
その前の、やや釣れない時間になると、
うどん―。
そんな、パターンだったけなあ(^_-)

いざ放流タイムになると、
俄に周りも殺気立ちます(爆)


そうすると、エサを父が手作りした、
「マス練り」に、チェンジしました。

お安いカステラを、卵黄と一緒に練って、
イクラの油か、サナギの油を追っかけで入れて、
作ったって、記憶してます。

ちょっと、臭いがキツいんですが、
これが、結構たくさん釣れたっけ・・・

投稿を書いていたら、急に懐かしくなって、
昨日のお昼前に、行って来たんです。

思い出の場所は、今も面影を残していました。







2021/03/22 9:06:01|ニッポンの釣り
釣り堀とニジマス釣りがあるから・・・
やっぱり、春はセンバツ―
連日、甲子園では熱戦が繰り広げられています。

去年は、コロナで無くなってしまった『センバツ―」が、
一年ぶりに甲子園に帰って来ました。

『球春』って、やっぱりいい言葉ですね(^_^)v
いやあ、それにしても、東海大甲府は惜しかったなあ!!
どっちも、ほぼ同じユニフォームですから、
見ていて、目がチカチカしちゃいましたネ(^_^;)

東海大対決、センバツでは初めてだったそうですよ。
でも、凄くいい試合を見せてもらいました。
お疲れ様でした(^o^)/

ところで、
先日、飯田龍太展を見に行った投稿で、
井伏鱒二との、釣りのツーショット写真を見て、
どこかの「釣り堀」だろう・・。とか、
釣れたのは「ニジマス」だろう・・・。
そんな事を書いています。

日本は、非常に釣りが盛んな国でありますが、
実は釣り人の多くが、生まれて初めての釣りで、
「ニジマス」を、釣っている
のではないか―。
と、思っているのです。

そして、この「釣り堀」がある事と、
「ニジマス」が居るからこそ、
釣りは世代を超えて楽しまれている―。
そんな気がしてなりません。

日本の「釣り文化」を、支えている魚は、
ニジマスである!!
そんな風にさえ思っています。

実は、ニジマスは外来魚です。
最初に日本に持ち込まれたのが、
1877年(明治10年)の事です。
 
養殖が、比較的に簡単な事と、
他のサケ科の魚と、交雑させる事によって、
付加価値を付けようと云う事で、
持ち込まれたのだ―。と、聴いています。

日本で本格的に養殖が始まったのは、
大正15年(1926)年でして、
奇しくも、ブラックバスが移入された翌年でした。

以降、日本各地で養殖が盛んになった事で、
レジャーにも活用される様になりました。
遊漁の対象として、各地の河川に放流されたり、
「釣り堀」が、各地に作られて、
ニジマスを釣らせる様になっていきました。

その後、「釣り堀業」には、
様々な浮き沈みがありましたが、
現在は、「管理釣り場(管釣り)」として、
多くが活用
されています。

また、従来通りの、「釣り堀」も、
結構、たくさん残っています。

自分も、釣りにのめり込んだ最初の魚は、
やはり、ニジマスでした。

山梨市にニジマスを釣らせてくれる、
養殖の池があって、日曜日になると、
父が良く連れて行ってくれたのです。

簡単に釣れるし、そこそこ大きいし、
食べても美味しいし、その釣り堀に行くと、
売店の「肉うどん」も、食べられる(^_-)
ってんで、本当に良く行きました。

売店のお母さんとも、顔なじみだったりしました。
やっぱり、釣れると嬉しいから、
釣りそのものが、どんどん好きになっていきました。
そのなれの果て―。
が、釣りキチのワタクシであります(^_^;)

上の写真は、
どちらも「ニジマス釣り」の、最中を撮ったものです。
左の写真は、講師に行っていた専門学校での、
釣りの実習の一コマ。

オーソドックスな、ポンド(池)タイプの、
釣り堀で
、とにかく釣れる感覚を味わおう!!
って、目的で行った実習です。

右の写真は、
毎年の夏に行っている、八丈島でのキャンプ―。
の、事業の中で、川釣りが殆どできない、
八丈の子ども達と一緒に、

川を何カ所かで、堰き止めて作った、
渓流タイプの釣り堀で

ニジマスを釣ってもらいました。

この後、子ども達は、自分で釣った魚を捌いて、
お昼ごはんに、塩焼きで戴き、
更に、持ち帰って、燻製にする過程を学びました。

外来種と云う事で、当然、
賛否があろうかとは思いますが、
もはや、ニジマスとその釣りは、
多くの日本人の、生活も、経済も、支えています。




 







2021/03/21 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
山椒魚は悲しんだ・・・
昨夜、東北地方で、
先月に引き続き、大きな地震がありました。
山梨でも、そこそこ揺れた様ですね。

自分は、運転中に「緊急地震速報」を聴きました。
信号待ちで停車中、少し揺れた気もしましたが、
放送がなければ、気付かなかったでしょう。
皆様、引き続きお気を付け下さい。

さて、3月19日の投稿で、
俳人、飯田龍太と、文人、井伏鱒二との、
深い親交について話しました。

その二人の親交には、共通の趣味として、
「釣り―」が、ありました。

山梨での「釣り」の、思い出は、
井伏の多くの作品で、語られています。

ところで、
タイトルにした一文、ご存じですよね。
教科書で多くの人が触れた、井伏の短編小説、
『山椒魚』の、冒頭の一文です。

その山椒魚とは、世界最大の両生類で、
日本の固有種である『オオサンショウウオ』の、事です。
体長は、50aから大きい個体だと70a程にもなる、
巨大で、ちょっとキモチ悪い生きものです。

では、この小説『山椒魚』は、
どういうお話しであったか、覚えていらっしゃいますか?
冒頭でいきなり、山椒魚は悲しみに暮れています。

なぜなら、自分の体が大きくなり過ぎて、
いつの間にか巣穴としていた『岩屋』から、
外に出られなくなってしまったのです。

岩屋の中は狭くて、暗くて、寂しくて・・・
山椒魚は、嘆息ばかりをついています。
ある時、岩屋に入って来た小衣斐には、
体に卵を産み付けられる始末―。

彼は偏屈になって、
迷い込んで来たカエルを、
自分の体で入り口を塞いで、
岩屋に閉じ込めてしまったのです。

その日から二年間―。
最初は言い争いもしたけれど、
お互いの嘆息を気付かれないように、
二人は、ずっとにらめっこの図・・・。

とうとう力尽きたカエルの命が尽きようとした時、
山椒魚に、こう言います。
「不思議とおまえの事を怒ってはないんだよ」と・・・

こう言う、あらすじでした。
遠い記憶を辿ると、この小説で「擬人化―」と、
云う言葉を習った気がしています。

当時の自分には、井伏鱒二がどういう人かは知らず、
単に偉い人―。そう云う認識でした。

そして、国語の先生は、
「山椒魚は、井伏自身だ・・・」。
そんな話しをしてくれた様に思い出します。

が、今世界は、コロナ禍にあって、
人類が皆、この暗い『岩屋』の中に、
閉じ込められているような、そんな気がします。

世界中の人々が、パンデミックと云う『岩屋』の中で、
身動きができず、嘆息をついています。
どうして、こうなったんだ・・・。
そう。全ての人類が、
今は山椒魚の気持ちなのではないでしょうか。

ひと筋の光は、ワクチン・・・。
そして、人々の繋がり・・・。

光の差し込む方へ向かえるか、
今が正念場なんだと思います。
そして、世界中でこのコロナウィルスへも、
「おまえの事を怒っていないんだよ」
って、言い合えたら、素敵だと思います。

ところで、この『オオサンショウウオ』ですが、
やはり、大幅に数を減らしている稀少な生きものです。
しかも、タイワンのサンショウウオなどと交雑し、
遺伝子の攪乱も起こっています。

山梨では、そう云う事は起こりませんが、
以前、岐阜県の長良川水系の川に、
アユ釣りに行った際、
こっちでは、たまにサンショウウオが釣れる―。

そんなお話しも聴きました。
特にアユの友釣りなどをしていると、
おとりのアユを食おうとして、
掛かってしまうらしいです。
釣り人も、気をつけたいですね。

今日で、1月から続いていた「緊急事態宣言」が、
いよいよ解除
となります。
が、リバウンドは絶対に起こさないように、
気をつけましょうね!!

ともあれ、もう一度、日常を取り戻して、
山椒魚は、喜んだ・・・。
って、変る事を信じています。






 







2021/03/20 9:06:01|釣り用語の解説
へら鮒釣り用語の季節感(春だなあ・・・)
へら鮒釣りで使う用語の中で、
特に季節感があるのは、
巣離れハタキノッコミ
の、三つの用語だと思います。
前回の投稿でも、この3つには触れていませんね(^_-)

一般的には、ハタキとノッコミは同意―。
と、されていますが、
自分は、ちょっと時間的な誤差を感じています。

このブログでも何度か、
『ノッコミ』に、ついては伝えて来ました。
産卵を控えての移動であり、
魚の警戒が薄れる時季である―。

その様に、伝えて来ました。

なので、へら鮒釣りに於いても、
基本的には、その解釈で良いと思っています。

が、海の釣りでは、
巣離れも、ハタキも、使いません。

ここが着眼点であり、
へら鮒釣りの奥深さを感じる専門用語だなあ・・・。
って、思います。

では、詳しく説明しますね。
先ず、巣離れです。
春になって、日光が次第にその力を増して、
水辺に降り注げば、当然、水温が上がります。

そうすると、冬の間、じっとしていた場所(巣)から、
より陽当たりの良い場所に、
魚(へら鮒)が移動するようになります。

この移動が「巣離れ」です。
が、この状態の時には、まだ産卵行動とは異なります。

巣離れしたへら鮒たちは、
おおよそ同じ場所に集まって来ます

だって、そこがイチバンあったかいからです。

あったかくなれば、人間だって恋の季節です。
雌(♀)の個体は、種の保存のために抱卵します。
雌が動けば、当然ですが雄(♂)が動き
ます。

そして、雄が雌のお腹を頭で小突く様な行動を始めます。
これが『ランデブー』ですが、
へら鮒に限らず、コイ科の魚は集団お見合いなので、
いわゆる「つがい」にはなりません。

ですが、やはり大きい個体の方が優先位は高くなります。
で、この『ランデブー』の、状態が、
いわゆる「ノッコミ」に、当たると、自分は考えます。


そこで、一気に産卵まで進めば、
その雌の周りに雄が群がり、一斉に放精し、
受精卵となる訳です。

が、産卵行動に至るまでには、
若干のタイムラグがあります。
ですから、巣離れからノッコミ―。

そして、ハタキの状態になるまでには、
その間それぞれに、タイムラグがある訳です。

最後に残った「ハタキ」の状態は、
前記で触れている通り、産卵した雌に、
雄が群がって、一斉に放精する行動―。
これが、「ハタキ」
です。

雄が、雌を尾びれにハタクかの如く、
バシャバシャと放精する様を、
「ハタキ」と、呼ぶのだと考えます。

ですから、
ノッコミからハタキに至るタイムラグが長ければ、
これは、別意と考えたいですね。

一方で、
巣離れノッコミハタキは、連動した行動です。
この期間は、エサを良く食べるので、
警戒心が薄く釣れる時季である事には、
違いがありません。

上の写真は、ちょっと見にくいですが、
巣離れしたへら鮒たちが、
集まってきているところです。

こうした命の営みがあって、
我々は、釣りができる訳です。

だからこそ、奥が深いんですね(^_^)v