今日は、少し季節を先取りして、 春から初夏にかけての『ニッポンの釣り』を、 ご紹介しましょう!!
節分に、「恵方巻き」を食べた方も、 きっとたくさんいらっしゃると思いますが、 海苔巻きに、この魚が入っているとグレードアップして、 江戸前寿司の真髄とも呼ばれるネタと云えば―。
アナゴですよ。 ア・ナ・ゴ(^_^)v 特に東京湾(即ち江戸前)のアナゴは、 世界に誇れるアナゴなのであります!!
特に走りのアナゴは、「メソ」って呼ばれていて、 親指くらいの太さの、活きの良いアナゴたちです。 メソは、寿司ネタでも、 天ダネとしても、正に超一級です。
このメソが東京湾で釣れ始めるのが、 目黒川の桜が散り始めて、 若芽が生き生きと伸び始める頃です。
名残の夜桜なんぞを愛でながら、 夜の東京湾に竿を降ろすのです。
昨年は、丁度その頃、 緊急事態宣言が出てしまいましたし、 屋形船でクラスターが出てしまった事もあって、 この粋な船遊びも、出来なくなって居ました。
なので、今年こそは無事に「アナゴ釣り」が、 東京湾で始まって欲しいなあ!! って、願いも込めての投稿なのです。
ところで、アナゴはどの様に釣るか―。 簡単に解説させて戴きますね。
夜行性のアナゴは、 夜になると「穴」から出て来て、エサを探します。 釣りでは主に「アオイソメ」や、「ジャムシ」と、 云った「虫エサ」や、イワシやサバ、イカの身を、 短冊型に切った「身エサ」などを、使います。
しかも、光る物に興味を示すので、 ハリスに細い蛍光のパイプなんかを通して、 エサを目立たせる工夫をしたり、
アナゴ用の水中ライト(小さめ)や、 ケミカルライト(小型のケミホタル)を付けて、 底を小突きながら、 上下に誘ってアナゴの魚信(アタリ)を、待ちます。
この時に活躍するアナゴ釣り独特のアイテムに、 「釣鐘(つりがね)オモリ」と、 これを真ん中にして、両方にアームを付けた、 「アナゴ天秤(釣鐘天秤)」です。
この「釣鐘オモリ」は、 お寺にある、あの「釣り鐘」と同じ形です。 その釣り鐘の底の平らな部分で、 底を叩くと、泥が舞い上がって中に隠れていた、 小魚や多毛類の存在をアナゴにアピールします。
すると、コンコン、コンコン、と、 魚信’(アタリ)が来ます。が、直ぐにアワセないで、 しっかり食いつくまで待ちます。
ぎゅんと重く竿が引き込まれたら、 軽く竿を立てるようにすれば、フッキングしやすいですよ。
この時、東京湾で長年釣っているベテランさんなどは、 テバネの竹竿を二本、器用に操ってアナゴを誘います。
で、釣れたら、おおよその釣り船屋さんでは、 アナゴを捌いてから手渡してくれます。
ああ云うニョロ形の魚ですから、 躊躇していると、くるくるっと巻いてしまって、 美味しくなくなってしまいます。なので、 持ち帰って捌く―。 なんて、無謀なチャレンジしない方がいいです。
料理としては甘辛く煮て食べるか、 天ぷらも最高。勿論、蒲焼きもウマいです。
こんな魅惑的な釣りが東京湾でできるのならば、 今こそ、忍耐です。昼間のアナゴのように、 ステイホームして、みんなで協力し合って、 コロナの感染を食い止めようじゃ、あーりませんかっ!!
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