渓流釣り解禁―。 が、段々と近付いて来ています。
なので、投稿の方も「渓流釣り系」の話題が、 増えてしまって居りますが、 何卒ご容赦下さいませ(^_^;)
ところで、今日は『釣り具の小宇宙』の、 カテゴリーからの投稿です。 でも、どちらかと云うと、
うんちくを語るものはでなくって、 今日は最も大切な、釣り人の「安全」を、 意識して書かせて戴こうと思います。
その釣り具というのは、『ウェーダー』です。 『ウェーダー』と云うのは、川や池や湖や、 水辺から一歩、水の中に立ち入るための、 長靴の様な釣り具でして、 ベテランさんなどは、「バカ長(なが)」って、 呼んだりしている、釣り用の履き物です。
が、時に見ていて危ないなあ・・・。 って、思う事がしばしばあります。
何が危ないかと云うと、 長靴を履いている―。 って事で安心してしまって、 結構な流れの中に、 そのウェーダーで立ち込むか!?
って、注意したくなる、 そんな無謀な釣り人さんが、 割といらっしゃるなって思っているからです。
『ウェーダー』って、確かに長靴―。 と、云ってしまえば長靴なのですが、
単に水深のある場所に立ち込むだけであれば、 海パンと履き慣れた靴(スニーカー)の方が、 動きやすいし、濡れても構わないし、 そっちの方が断然に安全です。
が、春先の冷たい水に、 素肌をさらしてなんか入れませんし、 滑る川底に足を取られて流される―。 そんなリスクも考えなければいけませんし、 濡れることによる体温の下降の障害―。 『低体温症』の、リスクも考えなければなりません。
だからこそ、『ウェーダー』と云う、 釣り用の履き物がわざわざあるのです。
では、左に縦に3つ並んでいる写真をご覧下さい。
上から、『ヒップウェーダー』
真ん中が、『ウェストハイウェーダー』
一番下が、『チェストハイウェーダー』です。
見ての通り、膝上・腰・胸までありますよね。
この中で、 ベテランさんが好んで履いていらっしゃるのが、 一番上の写真の『ヒップウェーダー』です。
当然ですが、靴の長さ以上の流れに立ち込めば、 水が浸入して来ますよね。
このウェーダーで立ちこめる範囲は、 せいぜい「膝下」までです。
それを平気で、「膝上」とか、 もしくは、それ以上の、 深い流れに入って釣りをしている人が、 多い様に感じます。 失礼ながら、お歳はおおよそ60代以上の方が、 このスタイルです(>_<)
危険を仮にお伝えしても、 「何年、釣りしてると思ってんだ!!」って、 逆ギレされたことも、正直、度々ございます。
要は、好きに釣りをさせろ―。 って、云う事だとは思いますが、 川でのリスクに気付けば気付くほど、 その行為を止めたくなるのです。
そこで、ウェーダーの正しい選び方を知って、 ご自身の釣りのスタイルを、 見つめ直して戴ければな・・・。 と、余計なお節介をしたいと思いました。
先ず肝心なのは、 「邪魔くさい―」と、 感じる気持ちを捨てて下さい。 渓流釣りは、割と危険な釣りです。 そこを先ずは認識して下さい。
そして、立ちこめる部位として、 以下の3カ所を厳守して下さい。
ヒップウェーダー 『膝下』
ウェストハイウェーダー 『膝上』
チェストハイウェーダー 『腰』
全て『 』まで、です。
ウェーダーに水が浸入して最も危険な事は、 ウェーダーと体の間に水が入ることで、 ウェーダーがそのまま、 「浮力体」になってしまう事です。
こうなってしまうと、脚と頭が、 逆転して流される―。そんな怖い状況を、 思い浮かべて下さい。どんなにもがいても、 脚にウェーダーがある限りそのまま流されます。
実は、渓流釣りでの落水死亡事故の多くが、 このパターンです。 呼吸ができなくなるので、溺死と判断されます。
写真の様なナイロン製や、 ゴム製品は、特に注意が必要です。
が、上記の部位以上の所に絶対に入らなければ、 快適な釣りができるでしょう。
自信の無い方は、今までのウェーダーよりも、 長いウェーダーを選んで下さい。
また、ソールは、川であれば「ラジアル底」より、 「フェルト底」の、ウェーダーを選びましょう!! 湖や池などは、グリップ性能が高い、 『ラジアル底』の方が、良いと思います。
で、もし経済的に可能なのであれば、 保温性の高いネオプレン製を選びます。 ネオプレン自体が浮力が高いので、 脚を上げれば、体は浮きます。
呼吸は保たれるので、リスクが減ります。 ラッコの格好で竿を離して流されます。 頭を守って、石は足で蹴って流れます。
夏は、ウェーダーより、 ウェット素材の『タビ』と『タイツ』にして、 ご自身の体温で身を守ります。 アユ釣りしない方でも、 アユ用のタビ・タイツの方が安心ですよ。
少しでも、一歩でも、 魚のいる場所に近付きたい―。
そう思う気持ちは、自分も同じです。 が、大事なのは「釣果」じゃなく、 「無事に帰る事」です。
解禁を待ちわびていらっしゃる皆様、 コロナ明けの春、 渓流デビューと考えていらっしゃる皆様、
ウェーダーは単なる長靴にあらず―。 身を守るためのアイテムなり!! そう肝に銘じて、慎重に選んで下さいね(^_^)v |