さて二番目は、『引っ越し騒動』でございました。 ウチの子どもが東京の学校へ進学することになり、じつはその引越しの途中で、『あたらし寄席』に出演させていただいてたんです。
当初は一便で済むはずやった荷物も、あとからあとから出てくる箱に、ワタシゃもぉ一往復せなあかんかったり、てんやわんやの大騒動ではございましたが、まぁなんとか無事に終わりました。 ところが息ついてるヒマは無い。 翌日は入学式です。
「大学」と名のつくところにこれまでテンで縁の無かったワタシは、生まれて初めて「ダイガク」っちゅとこに足を踏み入れました。 そこそこ大きな学校だけあって、大勢の警察官やガードマンによる周辺の交通整理から、構内での誘導、そして一万人は入るんやないかと思うくらい大きな会場での入学式など、見るもの聞くものすべてが漫画みたいで、けどワタシにとっては初体験ですからめっちゃ新鮮で、式の途中には、とうとう思わず口あいて、笑けてきてしまいました。 すっげぇなぁ、日本の大学って、こんなとこなんや・・・。
けど、さすが大学ですね。 だらだらした式典ではけっしてありません。 挨拶の言葉はぐっと中身も濃く、しかもたった二人だけ。 大学総長と、芸術功労賞を受賞された「松本幸四郎」さんのおふたりだけでした。 幸運にも、とても良い席から拝見できたことも重なって、たいへん堪能させていただきました。 これが学部全体の入学式。 翌日には、学部ごとの入学式がありました。 この日は雨。 これはこれでよい雰囲気の中で、粛々と執り行われました。
ところが。 やはり都会で何日も行ったり来たりしてると、田舎モンのからだには堪えますな。 山梨に戻るなり、体調崩してしまいました。 もちろん現場は待ってくれません、そんな体をおして仕事に出かけなあかん。 幸いただの風邪やったんで、そのうち良くなるでしょう。 それにしてもてんこ盛りの年度末、そして、新年度の始まりでございました。
写真は、 学生寮近くのレストラン・総長と松本幸四郎さん・ こんな会場で落語やったらどぉなるやろ!?
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