北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2012/11/06 23:38:00|変態な日常
充電ちう
アウトプットするばっかりではいずれ枯れてまう。
にんげん、インプットが大事やと、若いころ恩人に言われました。

けさ、カミさんにもおんなじこと言われて。
空いた時間に出かけてまいりました、ちょっと離れた某映画館。
ここは珍しぃことに「メンズデー」があるんですね。
たまたま今日がそぉやった。
で、封切直後の作品も1000円で観られる。

どれにしよかと迷ったんです。
草刈民代の濡れ場も見たいし、極道の浜ちゃんも捨てがたい・・・けど。
何のために映画観るのんっ!?
ここはいっぱつ、元気の出る作品で景気づけなあかんでしょ!

と、いぅわけで
『のぼうの城』でございました。

大正解っ!!
野村萬斎、やっぱり最高です。役者としてかなり卓越してますよ、この人は。
なんか最近、テレビドラマはもちろんのこと、映画でも消化不良の芝居見せられることの多いなか、安心して物語の中に浸ることができました。
佐藤浩市や前田吟をはじめ、脇をかためる役者衆もみな素晴らしかった。
びっくりしたのは、バラエティのイメージしか無かった上地雄輔が、上手に芝居をしてたこと。
子役の芦田愛菜ちゃんも、ちゃんとこの子の芝居観たのたぶん初めてやけど、騒がれるだけのことはあるわ。恐れ入りました。

とにかく話の筋が痛快やった。
いまの日本人が忘れかけてる誇りを、再認識させてもらえる作品でした。

へどが出そぉなくらい地に落ちた政治はもちろん、興味無いけどプロ野球?
デッドボールの明らかな誤審に、当たってないのに知らん顔して塁に進むわ、相手ピッチャー即退場させるわ。
そんなもん見せられたら、世の子どもたちは、どんなズルこいたってバレんかったら勝ちや!と、間違いなく思うでしょぉね。

それで子どもたちに夢をっ!?
それで紳士たれっ? 

ぷぷぷぷ、ぷっ。

ま、あのインゴウジジィ・ナベツネのお気に入りやから、どぉせそんな程度やろけどね。
誇りも伝統も、とっくの昔に地に落ちてるのに気づかんと、かわいそうに。
ついでにもひとつ、ぷっ。

さわっちゃいけない「野球」の話し(笑)。
こんなんいじる元気が戻ってきたのも
『のぼうの城』のおかげですな。
まだご覧になってない方、よかったらぜひ、映画館へおはこびくださいね。



ただ、ひとつだけご了解ください。
これは「水攻め」の物語です。
当然、そのシーンが出てまいります。
そのため、作品は完成していたにもかかわらず、公開は一年間延期されたそうです。
当該シーンにも修正が加えられています。

ワタシ、心配なって、東北で公開されてるか調べたんです、そしたら。
福島でも宮城でも岩手でも公開されてた。
きっと、そのシーンも含めて、現代に生きる人間に勇気を与えてくれる作品やと、みなが理解してくれたんでしょうね。

ぜったいに元気が出ます。
ぜひ、ご覧ください。

ワタシももっぺん観たい!
もちろん1000円の日にねっ。










2012/11/05 22:29:07|変態な日常
さてと。
なんと書いたらえぇんでしょう?
昨日は、行ってまいりましたアイメッセ。

山梨県を代表するハウスメーカー、グローバルハウス株式会社の『お客様大感謝祭』。
二日間、1800名を超えるご来場者で、大盛況でございました!

そんな大賑わいのイベントの中での「落語」。
大きな体育館のよぉな屋内会場の中、「ふわふわ」はあるは、フェィスペイントはあるは、ワタガシやら焼きそばやらヨーヨー釣りやら、いろんな屋台が出てるうえに、リフォーム相談や最新の設備機器のご紹介コーナーまでございました。
賢明な同好の士の皆さんなら、もぉおわかりですよねっ。

見事な公開稽古となりました(笑)。

ぃや、がんばりましたよ。
あの状況下で、最後のオチまでたどりついた自分を、心から褒めたいと思いました。

わかってます、わかってるんです。
わかってるんですけど、やっぱり頼まれたら断りたくなぃですやんっ。
しかも今回は、ちょー大切なご依頼主。
聴いてもらえんのはわかってても、やらんと逃げるのはぜったい嫌でした。
どぉしたら、ちょっとでも耳傾けてもらえるんやろか?
今回かて、けっこぉ考えて臨んだんです。
ま、結果はちと残念でしたけどね。

毎回、試行錯誤の繰り返しです。
あるプロの噺家さんには、ネタはやらんと小咄つないでまとめたらえぇねんと教わりました。
けどそれかて、腕のあるプロやから出来る芸当です。

今回もまた、貴重な経験を積ませていただきました。
いっこいっこ、どんな高座も無駄にせんと、そっから何かを学び取りたいと思ってます。
お祭り、宴席、パーティーの席。
「落語」が合わんいろんな会場あるけれど、数を重ねてそんなとこでも、大勢の皆さんに少しでもたくさん笑っていただけるようになりたいと、心から思いました。

それだけでも、ちっとは成長したんやなぃかぃな?
ま、日々、ますます精進でございますわ。









2012/11/03 22:08:43|変態な日常
小鳥のよぉに
今朝がた、駐車場の車のわきに、シジュウカラがうずくまってるのを見つけて。
これ、気がつかんかったら、轢いてるとこでした。

死んでんのかなとすくいあげたら、なんか目があったよぉな気がして。
動かなかったんで、とりあえず家の中に連れて帰り、怪我してないか様子を見ることにしました。
しばらくするとモコモコっと、体に力が戻ってくる気配がして。
見たところ、気になる外傷も無く、もぉいちど外へ連れて出て、
そばの木の枝にそっと止まらせた、すると。

はっと気がついたよぉに、なんでこんなそばに人間おるねんっ!?って感じで、
パタパタっと、飛び立っていきました。
どぉやら車の窓ガラスにぶつかって、一時的に脳震盪をおこしてたみたい。
ムクドリかなんかと、ケンカして逃げてたんでしょうか。

気がついたとき人間の手のひらにおって、めっちゃビックリしたやろな。
ドキドキしたやろな。

ワタシもいま、そんな心境です。
めっちゃドキドキしています。

あしたの高座は、ぜったいしくじるわけにいかん。
マジで。

きょう、本気で滝に打たれに行こかと思ぉたくらい。
けっきょく、行かなんだけどねっ。
だってさぶいし。

そんなわけで、今夜は早く寝ます。
おやすみなさい。









2012/10/31 0:02:21|変態な日常
いろいろあった日曜日

あいにくのお天気ではございましたが、
この日は『八ヶ岳ロードレース』の開催日でございまして。

もちろんワタシは諸般の都合(日頃の深酒など)で引退しておりますけど、息子が今年も出場いたします。
部員数ひとケタ、弱小公立中学陸上部ですから、強豪校のよぉなバックアップ体制はもちろんありまへん。
それでも雨の中、待機したりアップしたりせないかんので、少しでも濡れないよぉにと、
部員たちが雨宿りできる場所をちょっとでも有利な場所に確保しようと、朝の5時から軽のバンで場所取りに出かけました。
おかげさまで、けっこうなポジションにベースキャンプゲット!!
これでテント張らんでも、なんぼ雨降ってたって、後ろのハッチバック上げればみな雨宿りできます。

7時半ごろ、後続隊(カミさん)と車ごと交代。
ワタシはレースを見届けることはできないのです。
なんせこの日は、もぉひとつの大仕事が待っておりました。

『北杜市事業仕分け・市民判定人』に、選ばれてしもた。
行政の仕事を、市民の視点から大掃除しよぉというプロジェクト。

本番は11月の下旬なんですが、その模擬仕分けとして、内閣府からオブザーバーの参事官がお見えになって、事前研修を受けなければならんかったのです。
突然通知が来て、けどどぉせ選ばれんやろと思って、いぃですよなんて返事したら「あなたの参加が決定しました」って(爆)。
こぉなったらしゃぁない。
なにごとも経験ですから、いそいそと出かけてまいりました。

『構想日本』といぅ団体から出向してるといぅ若手の参事官さん、さすがの切れ者ぶりには感心しました。
北杜市には悪いけど、こんな頭の切れるお役人はひさしぶり。
茶色の革靴の先が、異常にとんがってたのだけは気になりましたが。

たいへん勉強になる時間を過ごさせていただき、また、これで自信もつけさせていただいて、本番では、きっちりお役を果たしたいと思いました。

さて、息子はといぅと。
思ったより好タイムでゴールしたらしく、途中経過では入賞したかもなんて話も届いてたんですが、世のなかそんなに甘くはありまへん。

中学生以下5kmコース18分32秒。
183人中、10位まで入賞のところ12位でございました。
まぁ、もぉ一年あるんやから、この悔しさを来年に生かせや。
今年速かった3年は、来年おらんしねっ。
けど、あとからもっと速い後輩来たりして(笑)。

弱小陸上部ではございますが、息子の同級生の女子は凄かった。
なんと3位入賞!
ウチの息子、去年は彼女より遅かったんです。
けど彼女といぅえぇライバルがおったおかげで、この一年でずいぶんと成長しよりました。
もちろん今年はタイムも彼女を越えることができた。・・・まぁ、男子やから、そぉでないとアカンねんけどね。

サービスで撮ってくれる山梨日日新聞の号外版に、ふたりで大きな写真に載せてもろて。
今回は表彰状掲げてるの彼女だけやったけど、来年は、どっちもでっかい表彰状持って写ってるとこ、期待してまっせ!!








2012/10/21 19:31:17|趣味まんだら
祝!長野県進出
本業の防水工事では、なんどもお邪魔させていただいてる長野県ですが、とうとう本日、
落語でもお声をかけていただくことができ、いそいそと出かけてまいりました。

場所は諏訪郡富士見町。
ワタシの家から、世界でいちばん近い長野県でつ(爆)。
とはいえ、そこはやはり、甲斐と信濃でございます、見えない壁がずどぉぉんっ!と
そびえ立ってる(よぉな気がする)。
電気製品の周波数も、ワタシんちの目の前の県境でスパッと変わるし、新聞もテレビも、
見事に切り替わります。かぶってるのはラジオくらい?

全国各地で落語をやらせていただいてるワタシですが、おとなり長野県への進出は、
悲願でもございました。
会場は、大きな古いお寺を改装したと思われる、地区の公民館。
とっても素敵な趣の会場やったんで、携帯で写真撮ったんですが、本体に保存したら
パソコンに移せず。んなわけで残念ながら写真は無しねっ。

本年度の農事祭のイベントで呼んでいただきました。
お年寄りから小さなお子さままで、120名くらいもいらっしゃったでしょうか。
お昼の12時から地区のお偉い方のご挨拶が約20分。
そのあとお願いしますって言われたんですが、聞いたらそこから宴席が始まるとのこと。
それはサイコ―に落語を聴かないパターンなので、30分くらいお食事やお酒を楽しんでいただいてからとお願いし、午後一時開演でございました。

そんな状況なんで、ワタシ的にはかなり念入りにマクラに力を入れました。
ふだんならぜったいやらない10分を超えるマクラは、おかげさまで老若男女、酔っぱらいの方も含めて、けっこぉついてきてくださったように思います。
会場から、マクラの最中にいろんなお声をかけていただくのも、きょうだけは想定済みやったんで、なんとか応対できて、ワタシ的には課題いっこクリア!

満を持してネタに入ったんですが、おおむね皆さんよく聴いてくださいました。
ただ、高座にいちばん近いテーブルの皆さんが(たぶん地区のお偉い方の席)、やっぱり5秒に一回笑うとこないと、飽きてくるんでしょね。一升瓶をどぉんとおいて、地区の未来について語り始めた。
「やはり、いまの若い衆に・・・」
なんか、けっこう真剣な話してはるやんっ!と、ついついそっちの話しも気になりながら、けど、客席に目を向けたら、そんないろんな音声にもめげず、一生懸命ワタシの言葉を聴き取ろうとしてくださってる多くの方たちが。
これは頑張らんといかんっ!!
すると、4〜5歳くらいの小さいお子さんが、「おかぁさんっ、おそとであそんできていいっ?」
あぁ、ひとりで行くのねっ!?
キミのおかぁさん、ワタシの落語聴いてくれてるからごめんねっ。気ぃつけていってきてね・・・。
なんか、熱い視線と熱い地域発展に向けた会議と、子どもの安全を見守りながらの、貴重な高座体験をさせていただきました。

でもねっ。
皆さんめっちゃあったかい、気持ちのいぃひとたちやっていぅのが伝わってきて、呼んでいただいてほんまに嬉しかったです。
お酒の席での高座ですから、まぁこんなもんでしょう。

富士見町T地区の皆さん、ほんとうにありがとうございました。
こんどもし機会があったら、そのときはたっぷりと落語をお楽しみいただきたいと思います。
またぜひ、お声をおかけくださいねっ!