そのあとのことはよぉ覚えてまへん・・・(大汗)
かなり声が大きかったよぉで、一部ご就寝の登山客の方には、たいへんご迷惑をおかけいたしました。全てはワタシのせいでございます。 何度もボリュームを絞られながら、しばらくするとまた元に戻ってたみたいで、申し訳ありませんでした。ほんとうにごめんなさい。
翌朝、山小屋スタッフが部屋の外から窓にトタンを打ち付ける音で目が覚め。 台風がどんどん近づいてきてたんです。 情報によれば、小淵沢から乗るはずの、特急あずさは全面運休らしい! とにかく早く下山して、駅で確認しようと、たいへんお世話になった小屋スタッフの皆さんへのご挨拶もそこそこに、下山を開始しました。 ところが、なぜかまだ風も穏やかで、ときおり日が差し込むほどの陽気。 ほんまに、特急止まってるんやろか!? みな半信半疑のなか、それでも天気のえぇのは良いことです、順調に下って、全員無事に観音平へたどり着きました。 誰一人怪我もなく、編笠山登頂と落語会挙行を果たし、この企画がひとまず成功したことに心から感謝。
寄席スタッフとは、ここでお別れです。 全員で再会を約束して、出演者とウチの家族は小淵沢駅へ。 やっぱり全面運休はデマでは無かった。 どぉせ電車が動いてないんやったら、温泉行こうぜっ!といぅわけで、白州・尾白の湯へ。 やっぱりここのお湯は最高です。 北杜市内いくつも温泉施設はあるけど、ワタシはここがいちばん好き。 体質にあってるんでしょね。 ゆっくり温泉に浸かって食事もいただき、完全に復調いたしました。
さて。 わざわざ遠くからお越しいただいた出演者の皆さんを、このまま鈍行なんかでお帰しするわけにはまいりません。 中途半端なとこで申し訳なかったんですが、道路状況などを鑑みながら、八王子駅まで車でお送りし、そこから皆さん、電車でお帰りいただきました。 その夜、全員無事帰宅の連絡をいただいて、『空にいちばん近い寄席〜山落語』完全終了。
多数ご参加いただいた登山客の皆さま、青年小屋管理人の竹内さんと奥さまをはじめ、 山小屋スタッフの皆さま、陰になり日向になり力を貸してくださった地元スタッフの皆さん、 そして、トンデモ企画にもかかわらず快くご出演いただいた演者の皆さん、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。 大勢の皆さんに支えられて、『山落語』は無事、成功の裡に幕を閉じました。
べつに望んだわけでもなく、ぐうぜん落語に出会ったおよそ5年前、まさかこんなことになろうとは夢にも思いませんでした。 けど確実に、落語はワタシという人間を、いろんな意味で大きく変えようとしてくれています。 それはきっと、この先もそうでしょう。
ふとしたきっかけで、人生、何が起こるかわかりまへん。 だから人間、あきらめたらアカンのでしょうね。 一生懸命やってたら、いつかきっと道は開ける。 そして、幸せな気持ちをいただいたら、ひとりでも多くの人にその幸せをおすそ分けしていく。 また幸せな気持ちになる。 これこそ、『幸せの連鎖反応』なんでしょね。
昔よく冗談で言ぅてました、「ワシゃ止まったら死ぬんじゃっ」 まだまだ走り続けたいと思います。
ただし、ワタシひとりの力ではありません。ここまでなんて、ぜったい来れなかった。 間違いなく、カミさんのおかげです。 ワタシは日本一幸せ者です。 もっともっと大切にせないかんと、反省いたしました。 あんまり書くと嫌がるんで、あとひとことだけ。
「○○○○○」 ・・・お好きな文字を入れて、お楽しみくださいませ(爆)。
( 完 )
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