穴があったら入りたい。 まさにそんな高座をやらかしてしまいました。
やっぱマクラがすべてでした。 言い訳するつもりはおまへん。実力の無さがはっきりと高座に現れただけです。 当初、別のマクラを用意してたんですが、前日に子どもたちに聴かせたら、関東の人には分かりにくいとダメだしを喰らい、急遽、小咄で取り繕ぉうとしたんです。 案の定、自分で消化しきれてないもんで、シラーっ。 あとはもぉ、ダダすべり一直線でした。 とんでとんで真っ白なって、テンポもなんもあったもんやない。 関係者の皆さんは、後日、日が志さんがアップしてくださる映像で、詳細をお確かめください。
けど。 ほんまに勉強になりました。 そうそうたる出演者。耳の肥えたお客さま。おひとりおひとり、その素晴らしさを語り出したらキリがないくらいのお方ばかりで、ワタシみたいなもんが、その場に混ぜていただいたということが、まさに奇跡のようなもんでした。
終わったあとの打ち上げでも、たいへんに多くのことを学ばせていただきました。 人間として、まだまだほんまに未熟やなぁ、足元にも及ばんと。 落語って、いかに人生を生きて来たか、その人間力がはっきりと現れるんですね。 このたびご出演の皆さんの前では、ワタシなんて、前座にも上がれん。
でもそれがわかって良かったです。 山梨の、北のはずれでばかりやってたら、きっと天狗になったでしょう。 こんな機会をいただいて、思い知ることができた。努力がまだまだ足りないことがよくわかった。 やるべきことを、はっきりと見せていただくことができました。 頑張るしかない、いまはただ、それだけです。
ただ、嬉しいこともありました。 昔の仲間が聴きに来てくれて、そのひとりなんか、十数年ぶりに再会できたこと。 ショートヘアがとても素敵でした。 久しぶりに会ぉたのに、あんな落語しか聴かせられんでごめんな。きっとリベンジするから、また来てな。 もうひとりは、なんと来年、ウチのすぐ近所の美術館で写真展を開くそう。彼女はプロのカメラマンです。みんな凄いな、頑張ってるなぁ!
最後に、今回、ずっとワタシのそばでフォローし続けてくれたやさしいカミさん。 ほんまにありがとう。 打ち上げの時、ワタシよりアンタのほぉが評判良かったのは、当然のことです。 アンタに支えられてるワタシのこと、みんなめっちゃ羨ましそうにしてたのが、唯一ワタシの自慢でした。
「あたらし寄席」。 未熟な自分をしっかりと認識させていただき、あらたな目標をいただいた、貴重な落語会でした。
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