北杜市小淵沢町の元FRP防水屋です。 といぅのはおもて向き。 実態は、落語とバイクとシャンソンと やしきたかじんが 好きな道楽オヤジです。社会人落語家『酔亭化枝(よってけし)』としても活躍中。落語・講演・読み語り承ります♪ 脳梗塞を発症して防水屋を廃業後は、移動スーパー「とくし丸」を北杜市内で開業。地域の皆さんへ恩返し中。
 
2018/04/22 20:01:26|趣味まんだら
車検、取りました。


ほんまやったらバイクなんか乗ってる場合やない。
以前も一回あったけど、なんべん車検切って寝かせようと思ったか。

けど、カミさんが背中押してくれました。
「あんた、バイク乗ったらえぇやん。なんとかなるって!」

家計はもちろん火の車。
乗る機会だって、商売替えしてからはまだほとんどありません。
けど、やっぱりめっちゃ気持ちえぇんです。
日頃の溜まったストレスが、風と一緒に体中から飛び去ってく。

落語ももちろん刺激的です。
けど、高座に上がるまでが地獄の苦闘。
家族からは正式にマゾと認定されてるくらい、自分を追い込んで苦しんでのたうちまわって、それでやっと高座に上がる。
それでもしくじる時もあり、そぉなったらもぉ目も当てられん・・・。

その点バイクは、そんな追い込み必要ありません。
きっちりメンテだけしてやれば、ほんまに気持ち良く、ワタシを好きなとこへ運んでくれる。

カミさんの言葉に甘えて、諦めよと思ぉてた車検を取りました。
甲府は小瀬にあるフレンドリーなショップへ引き取りに行った帰り、しばらく走ってなかった南アルプスから白州へ抜ける気持ちの良いコースを流しました。

やっぱ、車検取って良かったっ!

ひとりニチャニチャよだれたらしそぉになりながら、走ってた変質者はワタシでつ(爆)。


写真奥に八ヶ岳を望む。〜左端・編笠山、右端・赤岳。









2018/04/08 22:32:00|趣味まんだら
極めつけのご褒美
あたらし寄席の翌日は、カミさんと久しぶりに寄席に行こうと計画してました。
都内の定席、池袋・鈴本・浅草・末廣亭の番組をチェックして、当初は新宿末廣亭に行くはずやった、ところが。
なんとその日、講談の日向ひまわりさんが、上野広小路亭にご出演なさると!!

末廣亭の桟敷席を楽しみにしてたカミさんにわけを話すと、もちろんカミさんだって異議はありません!
というわけで、上野3153でのお食事会のあと、遊月姐さんにもお付き合いいただいて、3人で広小路亭に向かいました。

開口には間に合いませんでしたが、前半、いろんな意味で楽しみながらw、お仲入り。
ひまわりさんの出番は、お仲入り後の食いつきでした。

そんなつもりは無かったのに、幕が開いてひまわりさんのお顔を見た途端「待ってましたっ!!」
思わず声を挙げとった・・・。

ワタシら夫婦が来てるとは夢にも思わなかったひまわりさん、思わず手をふりそうになったと後で教えてくださりつつ、かけてくださったネタが、清水二十八人衆・小政の次郎長親分との出会いの一席でした。
まだ子どもだった小政が清水次郎長に拾われるまでの物語。
それまでの、小屋のまったりした雰囲気が一気にぎゅっと引き締まる、それは見事な高座でした。
ワタシら夫婦のワガママにお付き合いくださった、「あたらし寄席」お席亭の遊月さんも大絶賛!

ひまわりさんが高座を降りられた後、3人ですぐに楽屋へ伺いました。

楽屋口から出てきてくださったひまわりさん、ワタシの顔を見たとたん、心做しか目を潤ませながら、いきなりハグしてくださって・・・

脳梗塞やらかしたこと、めっちゃ心配してくださってたんですね、きっと。
そこへ思いがけず現れた、ワタシのそれまでと変わらない様子を見て、すごくホッとしてくださったんやと思います。
そんなひまわりさんの気持ちに、ワタシも思わずうるっとしそうになりました・・・。

カミさんとも久しぶりに再会して、めっちゃ喜んでくださいました。
さらには、福井の「ちりとてちん杯・女性落語大会」でひまわりさんがゲストでお見えになった際、優勝されたのが遊月姐さん!
幾重にも喜びの再会が重なって、ほんのひとときでしたが夢のような時間でした。

ワタシゃほんとうに幸せもんです。

ひまわりさんから、手のひらいっぱいにぎゅっとパワーをいただいて、これからも負けずに頑張ろう、そんな力がふつふつと湧いてきました。

あたらし寄席、くじけずにがんばって良かった・・・。
最後の最後にとびっきりのご褒美が、待ってました。












2018/04/08 13:14:00|趣味まんだら
「第9回あたらし寄席」の感謝とご報告
寄ってたかって袋叩きに遭うくらい、久しぶりのブログ更新でござります(大汗)。

もう、パソコンに向かうヒマがあったら1秒でも多く寝たいっ!!
新事業を立ち上げてから、これまで味わったことの無い、精神的なストレスとの闘いの日々・・・
とにかく、日々孤軍奮闘しておりまっす。

そんな中、去る4月1日、都内墨田区のふれあいホールにて、「第9回あたらし寄席」が開催され、
たいへんありがたいことに、今回も演者として参加させていただきました。
脳梗塞前なら、自分で好きなようにスケジュール組んでほうぼう飛び歩いてたのに、それが出来なくなった今、かなり久しぶりの晴れ舞台でございました。

ワタシのネタは「死神」。
ふつう持ち時間の15分ではおさまる噺では無いそうなんですが、なんとか我流で刈り込んだはいいものの、一方では物議を醸すくすぐりぶち込んで、かなり会場のお客さんのひんしゅくを買ったのではないでしょかw。
高座に上がってからはもう無我夢中でした。
お客さまの反応もなんとなく伝わってくるんですが、客席と高座の間に薄いもやがかかってるみたいな、そんな雲の上で喋ってるみたいな感覚でした。
けっして良い意味では無く、それくらい無我夢中で喋ってたんやと思います。
新事業を始めてから、落語の稽古が出来る時間などほぼ皆無の状況でした。
一刻一刻迫ってくる本番の日を前に、「もう落語やめるっ!」何度カミさんに八つ当たりしたかわかりません。
そんなワタシをなだめたりすかしたりしながら、辛抱強く深い懐で見守ってくれたカミさんには、
もうほんとうに感謝しかありません。

その結果があの日の高座となりました。もちろんネタおろし。
内容的に、一部のお客さまにはたいへんご不快な思いをさせたかもしれません。
お詫びするとともに、あれが社会人落語家としての「酔亭化枝」やとご理解いただければ幸いです。なにがあってもきっと仲間が立て直してくれると信じて、思いっきり甘えてしまいました。
お席亭の遊月さんはもちろんのこと、ご一緒させていただいた演者の皆さん、ほんとうにありがとうございました。

おかげさまで、出来はともかくやりきった感でいっぱいで、出番が早かったこともあり、今まででいちばん他の演者の高座を楽しむこともできました。
都内や近県、さらにはなんと山梨から聴きに来てくれた友だちやお客さまもいらして、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

じつはこの日、落語仲間の傳さんこと「一め家傳右衛門」さんから、めっちゃ素敵なプレゼントをいただきました。それが冒頭の絵「冬の販売風景」。
マイナス10℃の清里で販売中、みんな凍らせて駄目にしてしまったたくさんの野菜や、その時折れたワタシの気持ちを、見事絵の中で復活させてくださいました。
傳さんは、毎年八ヶ岳の山小屋で開催している「山落語」にも参加してくださってる方です。
こんな素晴らしいお仲間に支えられながら、生かされてるんやなと思うともう、感謝しかありません。

寄席の翌日は、お仲間の風鈴姐さんや小夏ちゃん、それにお席亭の遊月姐さんと、なんと橘ノ圓満師匠もおつきあいくださって上野でお食事。ワタシは前夜の深酒がたたって参加できませんでしたが、ほかの皆さんとうちのカミさんは上野動物園でしっかりパンダの赤ちゃんにも会ってきたそうで、
お昼にやっと合流させていただきました。

そしてまだこのあとに極めつけの出来事が・・・(つづく)



写真左/一め家傳右衛門 画「とくし丸〜冬の販売風景」(仮題)
写真中/出演者だよ全員集合!
写真右/ 撮影:ちゃん平さん…勝手に使わせてもらってごめんなさいっ(^_^;)










2017/11/13 3:45:03|趣味まんだら
4か月ぶりの落語会
ありがとうございます。
こんなにたいへんご無沙汰してて、それでもときおり訪れてくださる皆さまには、心から感謝申しあげます。

おかげさまで昨日12日(日)は、「とくし丸」開業以来初めてとなる高座をつとめてまいりました。
7月12日に開業してから、ちょうど4か月でございます。
日々睡眠時間を4時間確保することさえままならないなか、落語の稽古をする時間などほとんど全く確保できないなかで、それでも最後まで諦めなかったおかげでしょうか、どうにかつとめさせていただくことができました。

こんなに長い期間高座に上がらなかったのは、落語を演じるようになってから、初めてのことでした。
自分なりには反省点の多い出来ではありましたが、80名ほどのお客さまにはなんとか楽しんでいただけたようで、終始たいへん笑っていただいて、心からほっとしております。

これからまた、すこしづつ高座に上がる機会を増やしていきたいと思います。
移動スーパー「とくし丸」同様「酔亭化枝(よってけし)」も、
今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。








2017/09/03 22:38:25|明日のために
「山落語」休演のお詫び
約2ヵ月ぶりでございます、たいへんご無沙汰して申しわけありませんでした。

7月12日に移動スーパー「とくし丸」を開業して以来、予想だにしなかった怒涛の日々を重ねてまいりました。
様々にご挨拶申し上げないとならない方々にも不義理を重ね、それも全てはワタシの不徳のいたすところ、一日3時間の睡眠時間を確保するのもままならない約ひと月を経て、このままではほんとうに死ぬかもしれん、脳梗塞やらかして、そのせいで防水屋を廃業せざるを得なくなったのに、これで死んだら悔やんでも悔やみきれんと、せめて最低限生きていける時間に仕事をまとめることを優先させて、それからのひと月、どうにかやってまいりました。

もちろん収益は、とてもとても採算ベースに乗せるにはほど遠い有様ですが、とにかく長く続けていくことを最大の目標として、慌てず騒がずまずは1クール・春夏秋冬しっかり経験を積みながら、徐々に次のステップに移行できればと考えております。

ご利用くださるお客さま、提携しご協力いただいている「いちやまマート双葉店」の皆さまには、ご不便やご迷惑をまだまだおかけするかと思いますが、きっと必ずお役に立てる日が一日も早く来るよう努力を重ねますので、どうぞ長い目で見ていただけましたらありがたいです。


前置きが長くなりましたが、そんなわけで現在のところはとにかく身体の休まる暇がなく、この状態で今年の「山落語」を決行することはほぼ自殺行為だろうと、最大の協力者であるカミさんとも意見が一致、昨年NHKの番組でもご紹介いただいて、ますますお客さまのご期待もいただいていたのに、今年の「山落語」開催は、中止の決断をせざるを得ませんでした。

八ヶ岳編笠山・青年小屋オーナーの竹内ご夫妻をはじめ、関係各方面の皆さまにも多大なご迷惑をおかけして、ほんとうに申しわけない気持ちでいっぱいです。
ですが、けっしてこれで消滅させることなく、新事業にも少しは慣れたであろう来年こそは、きっと復活させたいと考えております。

それまでどうか、待っていてください。
不肖よってけし、このままでは死にません。きっと復活いたします。<(_ _)>