原油価格の高騰、二酸化炭素による環境問題が、テレビや新聞等に大きく取り上げられております。 私共は、いかに消費エネルギーを減らし、環境にやさしく住まいに健康増進・利便性・快適性の向上を図るにはどうしたらいいのか考え、「高断熱・高気密」を取り入れることにしました。
 
2009/11/10 20:32:37|リフォーム
お施主様のアイデア
お施主様のご厚意で、ホームページに載せさせていただきました。

トイレとキッチン、他・DKの断熱工事を含めたリフォームを
させていただきました。

私共は、設備器具のメーカーを指定せず、お施主様のお好きなものを選んでいただいております。

お施主様はタカラスタンダードを選ばれました。

タカラといえばやはりホーローです。耐久性に優れてます。

今回お施主様は、ホーローパネルをキッチンとトイレ・洗面に
設置されました。

キッチン・洗面所のパネルは施工した事はありましたが、トイレ?

最初は疑問でした。

お施主様にホーローパネルをトイレに設置された事をお聞きすると
なるほどいいアイデアがそこにありました。

ホーローパネルは、磁石がつきます。磁石の付いたリモコン・紙巻器が壁に貼り付けられます。
それにより、どこにでも移動が可能なのです。

各自使いやすいところに、また、取付を固定しないので
壁下地を気にせず、壁も傷めることもないのもいい点です。

また、掃除がとても楽にできるとおしゃっていました。

洗面化粧台のタオル掛け・キッチンで料理本など置けるスタンドなど、工夫次第でいろんな使い方ができるのはいいですよね。

今後の仕事に使わせていただきます。


お施主様の計画通り、用途に応じた無駄のない間取りに
仕上がりました。


この度は本当にありがとうございました。

これからも末永いお付き合いよろしくお願い致します。







2009/10/26 21:55:50|高断熱・高気密住宅
寒さ感じる季節へ
今日は朝から雨。

寒い一日でした。

気づけば来週はもう11月。
すぐに年末です。

一年の早さを感じます。


最近、事務所に来られるお客様や業者さんに「この部屋暖かいね」と言われます。

高断熱・高気密住宅を体感していただき、その快適さを知っていただけて本当によかったと思います。


写真は少し前ですが、今月の21・22日の事務所の温度です。

上の写真は21日23時の事務所の室内と室外の温度です。

下の写真が22日7時30分の室内と室外の温度です。

もちろん無暖房です。

この事務所は実験棟として、山梨の次世代基準ギリギリの断熱性能で建てたものです。

断熱性能をどの位にするか検討
する時に、ギリギリでもこれだけの性能がありますと知っていただけるためです。

お客様にはすべて事務所よりも
ずっと性能がいい高断熱・高気密住宅を建てさせていただきました。


これから冬の季節。

寒い冬も快適に過ごせたらと思います。










2009/10/18 18:13:28|大工道具
削ろう会に刺激されて・・。
リフォームの大工工事も無事に終わり、次の墨付け・刻みに向け
道具の手入れをしました。

お弟子の頃は、昼休み・仕事が終わってから・休みの日に
道具の手入れをしてました。
仕事中は絶対にできませんでした。当然なんですけどね。


刻みには大きさがさまざまな鑿を使います。
一通りよく切れるよう砥ぎました。
刃物が切れないと仕事も時間かかりますし
なによりきれいな仕事ができません。
常に切れるようにしています。


先週の今日、新潟で削ろう会がありました。
その時に鑿を購入してきました。
三条の鑿鍛冶職人、田斎さんの鑿です。 叩き鑿 八分

田斎さんの鑿はとてもよく切れると評価も高く高価なものです。
田斎さんと直接お話させていただき、刻みに使うよう
購入しました。 刻みが楽しみです。


鑿を砥いでいたのですが、削ろう会でいい刺激をもらったせいか、鉋の砥ぎに時間をかけてしまいました。

削ろう会でのアドバイスを元に、自分なりに砥ぎ方、砥石の選択と
いろいろ試しています。

砥いだ鉋は兵庫の三木の鍛冶職人、内橋さんの圭三郎という鉋です。
今回の削ろう会でも内橋さんの鉋を使っていた方は、たくさんいました。

若干30歳でありながらすばらしい切れ味の鉋を作り出す、今一番注目されている職人さんではないでしょうか。

私も内橋さんの鉋を2丁持っています。

白妙(スウェーデン鋼)、朱雀(白紙鋼)

私は鋼の違う鉋を購入しています。
鋼によって、砥ぎ・長切れするか・削った木肌の光沢・が違います。
普段の仕事では、鉋3丁もあればいいのかもしれませんが
違いを知るのも勉強だと思っています。

まだ削ってはいませんが、どんな感じで削れるか楽しみです。







2009/10/13 21:53:46|削ろう会
これぞ匠の技 新潟三条大会

10・11日に削ろう会がありました。
今回は新潟三条市で行われました。

土曜日は仕事なので、日曜日に見学に行ってきました。

往復691Kmの日帰り、大変でした。

三条は金物の町で、大工道具の鑿や鉋の鍛冶職人がたくさんいます。
直接鍛冶職人に話が聞けるのも楽しみのひとつでもありました。


前にも紹介しました削ろう会は、伝統道具を残していこうと始まった会です。
その中で、鉋の薄削りを競う大会です。
単純にも思えますが、これがかなり難しいのです。
技術がなければ、ミクロン単位の鉋屑はでません。


上から3・4番目の写真は、一般に使われる寸八鉋による薄削りです。
削っているのは、テレビチャンピオンの大工王で優勝した谷さんです。
今回もテレビ取材が来ていました。
東京大会では、谷さんにコツを教えていただきました。
この大会でも、すばらしい鉋屑を出しています。


削ろう会では、大工の達人が多く集まります。そういった方達と話ができ、また技術も教えていただけます。
今回も何人かの人にアドバイスをいただきました。


5番目の写真は、削ろう会の名物大鉋の実演です。

木幅1尺、6mある木材をひと削り、薄い鉋屑を出すのです。

左の大鉋は女の子が引いてます。



最後まで見学できなかったのですが、私がいた時は
4ミクロンの記録がでていました。

手をかざすとその鉋屑の薄さがわかると思います。



会場の外では砥ぎ場のブースがあり、それぞれ砥いでいます。

薄削りをする鉋をつくるには、砥ぎは大事な作業です。

写真の中には、新潟の達人と有名鍛冶職人が写っています。

槍鉋の砥ぎをこの時見ることができました。

槍鉋は使ったこともなく、研ぐ方法も知りませんでした。

いい勉強させていただきました。


いつもいい刺激をもらっています。

職人として技術向上、つねに勉強です。

来年2月には神奈川大会があります。











2009/10/03 21:33:27|私どもの家づくり
家づくりのこだわり

お施主様のご厚意でホームページに載せさせていただきました。
奥様の仕事場です。

私共は墨付け・刻みを基本としています。
今回使用しました柱は、桧です。

この桧は、作業場に何年も保管してありました。
木材のいいところは、何年経っても削れば美しい木肌があらわれる事です。(写真@)
桧の香りもしっかりと感じられ、天然乾燥です。


墨付け・刻みをすることで、強度のある継手(木材と木材を1つにつなぐ)を適材適所に造ることができます。

この継手は追っ掛け大栓継ぎといいます。
これに栓を入れる事でさらに強度を増します。
つないだ木材はまっすぐ芯墨が通っているのがお解りいただけると思います。





今回の墨付けで、墨さしも新しく造ってみました。

黒い墨さしが今まで使っていたものです。
削って使用しますので、徐々に短くなっていきます。



また前に紹介しました、清久の鑿も今回デビューしました。
すばらしい鑿は砥いでも削っても申し分ありません。

使ってみて本当にいいので、清久の組鑿が欲しくなりました。
高いので、当分無理だと思いますけど・・。




高断熱住宅ではないので、一般の断熱材を使用しました。
10K100mm充填です。

一般断熱材もしっかりと施工すれば、その断熱材のもつ性能は
出ます。

高断熱住宅だけではなく、どの断熱材を使用してもしっかりと
こだわって施工させていただいています。