10・11日に削ろう会がありました。 今回は新潟三条市で行われました。
土曜日は仕事なので、日曜日に見学に行ってきました。
往復691Kmの日帰り、大変でした。
三条は金物の町で、大工道具の鑿や鉋の鍛冶職人がたくさんいます。 直接鍛冶職人に話が聞けるのも楽しみのひとつでもありました。
前にも紹介しました削ろう会は、伝統道具を残していこうと始まった会です。 その中で、鉋の薄削りを競う大会です。 単純にも思えますが、これがかなり難しいのです。 技術がなければ、ミクロン単位の鉋屑はでません。
上から3・4番目の写真は、一般に使われる寸八鉋による薄削りです。 削っているのは、テレビチャンピオンの大工王で優勝した谷さんです。 今回もテレビ取材が来ていました。 東京大会では、谷さんにコツを教えていただきました。 この大会でも、すばらしい鉋屑を出しています。
削ろう会では、大工の達人が多く集まります。そういった方達と話ができ、また技術も教えていただけます。 今回も何人かの人にアドバイスをいただきました。
5番目の写真は、削ろう会の名物大鉋の実演です。
木幅1尺、6mある木材をひと削り、薄い鉋屑を出すのです。
左の大鉋は女の子が引いてます。
最後まで見学できなかったのですが、私がいた時は 4ミクロンの記録がでていました。
手をかざすとその鉋屑の薄さがわかると思います。
会場の外では砥ぎ場のブースがあり、それぞれ砥いでいます。
薄削りをする鉋をつくるには、砥ぎは大事な作業です。
写真の中には、新潟の達人と有名鍛冶職人が写っています。
槍鉋の砥ぎをこの時見ることができました。
槍鉋は使ったこともなく、研ぐ方法も知りませんでした。
いい勉強させていただきました。
いつもいい刺激をもらっています。
職人として技術向上、つねに勉強です。
来年2月には神奈川大会があります。
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