先日の削ろう会で鑿を購入しました。
削ろう会では道具の展示販売もしており、すばらしい道具が手にとって見れるのでそれも目的で行きました。 今回は販売はしてなかったのですが、注文して送ってもらいました。
大工道具について
大工にとって手道具はとても大事なものです。 切る・削る・叩くなどなくてはならないものです。
大工道具を少し違った方向で見ると、一般の方にも興味を持っていただけると思います。
手道具には鍛冶職人の銘がうってあります。
有名な鍛冶職人の鉋・鑿・玄翁など値段も高いですが、道具として最高なものばかりです。
オークションでも高価で取引されているほどです。
鉋は削ろう会で記録を出すと、その鍛冶職人の鉋を求め注文が殺到するそうです。
現に手に入らない鉋もいくつもあります。
有名で高価な道具は確かにすばらしいと思います。 でもあまり高価でなくてもいい道具はたくさんあります。
私は高価な道具はあまり持ってませんが、随時紹介できればと思ってます。
今回買った鑿は半叩き鑿という鑿です。
新潟三条の鍛冶職人で、銘は清久といいます。
刃物には鋼がついており、その鋼の種類によって研ぎ易さ・長切れするかとなどが違ってきます。
清久の鑿は白紙1号という鋼にこだわって造っておられます。
大工道具は美術品ではなく使って道具だと思って いますが、あまりの仕上がりの美しさに、まだ刃もつけずに事務所に飾ってあります。
本当に美しいんですよ。
しばらく使わずに眺めていたい気分です。
|