地域の人が減ってゆく。 おそかりしながらも、何とか対策を、というので県に対策検討委員会のようなものができた。 まあ、トップが退陣を表明している中で、どれだけ本気でやるかは、疑問である。 報道発表したのだから、やらなくてはならないし、やり過ぎれば、次のトップの考えと齟齬するかも知れない。 下手をすれば、仕事が替えられるかもしれない。 くわばらくわばら。 俗に「飛ばされる」というけれどね。
思い付くことが、何と言っても「遅かりし由良之助」なのである。 それと相変わらずのトップと行政のアイデアのなさ。 広報不足と下手さ加減。 それにごますりブレーンども。 管理職になる年齢になった若い友人達も、さぞ頭を悩ましていることだろう。 残り数年だからなんとかサバイバルしてほしい。
県が市のレベルになっても、同様な欠陥は変わらない。 若い人を中心に一部の思いこんだ人達と、「地元企業」とがアートだ、グルメだ、ビールだ、よさこいだと囃すけれども、本当の意味で「地域」への人集め、活性化になんかなっていない。 路地を一つ離れると何事も起こってはいない空気だ。 前者は飽きっぽいし、後者はリスクを取らない。
甲府駅北口のよっちゃばれ広場と称する一画も、イベントは単発で、甲府の町なかへの浸透力もない。 ただ「よっちゃばって」いるばかりだ。 にぎわっていたとしても数千人もいなかろう。 甲府市全域、県全体からすれば、何もおこなわれていないのと変わらない。 担当が僅かな「日銭」を稼ぎ、くたびれて終わる。 その繰り返し。
北口の新聞社のショップ、レストラン、甲州夢小路、県の防災新館の1階。 いずれも網の目の一点であることを意識してはいない。 そこだけだ。 そして、人の入りも淋しいものだ。
ま、色々言ううちにどこやらの文芸誌のようになってきてしまったが。 |