リーフレット『樋口一葉と歩く・山梨編』の表紙写真を撮りなおしておきたいなと前々から考えていたので、慈雲寺を覗いて来た。
案の定、今年の桜はまだ早く、もう一週間は遅れそうな塩梅だ。
とは言え、近くの「区」民は駐車場や車の誘導の準備に大わらわ。ささやかな露店もちらほら出始めている。
大藤の方からは、引率者がいるのかいないのか、女子学生らしい一団が100人ほど坂道を登ってゆく。とばくちの手漕ぎの井戸を珍しそうに触っている。
農協の方には、桜にあてが外れた年輩の一段がバスの駐車場までばらばらと下ってゆく。できれば滝本院まで登れば、眺めがいいのにと思うが、急坂だし、特に勧めもしない。
ま、慈雲寺さんにはありがたいような、ありがたくないような現象だな。かなり前から桜の根元を踏み固めないようにすの子を強いたり、柵を結ったりしているが、近隣への気遣い等もあるだろう。
今週は狭い坂道を大勢の人が埋めつくすだろう。バス道は車だ。
写真も必要だし、お寺さんの拙著の在庫も知りたいが、ちょっと二の足を踏む思いだ。
都留文大の講義開始ももうすぐ。資料を用意する。資料類を載せた教科書は定めてプリント類は減らし、講義の度ごとに、教育現場なんかの最近の実践例などを示してやろう。
それに出席票のコメントにコメントし返すのは時間がかかり過ぎるるから絞ってゆこう。
色々心づもりもある。
遠いし、正直不安もあるが、また、文大坂の喫茶バンカム・ツルのコーヒーが呑めるのは楽しみだ。もちろん真面目な学生諸君に逢えるのも、まんざらではない。