3月8日(土)の甲斐直心館朝稽古(小学生以下の部)には幼児から小学生、指導者ら22人が参加しました。午前7時10分から8時10分すぎまでの1時間ほど稽古をしました。
支部合同稽古、大会等のため、久々の道場朝稽古となりました。県中西部ではまた雪予報が出ていることもあり、気温は低めで、午前5時20分現在の道場内室温は4度、湿度53%という状況でした。 小6伊藤さんの号令で正座。14種類の素振り計280本を振りました。足さばきが大きな課題として、足さばきの稽古を多めに行いました。さがり足の時に転んだ場合の対処法として、柔道の後ろ受け身を学びました。前受け身を含めて、柔道の受け身を覚えておくと、大きなけがにつながらずに済むことがあります。覚えておいて損はありません。 また、コロナ禍で長らくお休みしていた足裏タッチも復活。手と足で違った動きをすること、また左右逆の動きをすることなどはなかなか難しいことですが、歴代、これがうまくできる子どもは、ほぼ比例して剣道の腕が確かでした。
経験が少なく、なかなかスムーズにはできない子どもの方が多かったですが、1列目と2列目でそれぞれ特に上手にできた子どもにお手本を見せてもらいました。偶然にも、その2人とも先日、教育祭県下書きぞめ大会県特選に入ったとして新聞に名前が載っていたことが共通していました。見たもの、感じたものを表現する力は、さすがです。
三方向の踏み込み足も行いました。次に自分が踏み込む方向をしっかり見ること、膝の向きが大切です。道場の床板の下には修技者の膝を守るゴム材が入っていますので、もっと力強く踏み込んでも大丈夫です。甲斐直心館の伝統として強い踏み込み足、足さばきの良さが挙げられます。この伝統を復活させていきたいと思います。
面着け後は切り返し、相面を行い、指導者元立ちで打ち込み稽古を行いました。体当たりをした後にも気を抜かず、技を出すことが大切です。打ち込み稽古の中で体勢をくずして倒れたけれどもしっかり後ろ受け身をして、頭を打たずに済むことができた低学年剣士もいました。早速、効果が出ていました。最後に、1分間の地稽古をして切り返しで稽古を締めました。
9日は東京武道館で日本剣道少年団研修会です。体験・実践発表を聞き、午後は錬成会です。参加の小学生は雪が心配ですが、充実した一日にしましょう。