みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
3.15 令和6年度静岡・山梨親善剣道大会!

 令和6年度(第25回)静岡山梨親善剣道大会(山梨県剣道連盟、一社静岡県剣道連盟、山梨日日新聞社・山梨放送主催)が3月15日、小瀬武道館で開かれ、両県の高校生、大学生、一般の男女19人による団体戦を行いました。
 先鋒は静岡県が勝利して次鋒は山梨県が勝利し、十七将は静岡県が勝利、十三将で山梨県が勝利して2−2となり、その後、山梨県が3連勝して5−2とリードを広げたものの5(9)−5(9)で迎えた大将戦で、4分59秒、静岡県の田和幸選手の放った面が決まり、熱戦に終止符を打ちました。
 山梨県の3連覇はならず、通算成績は山梨の9勝16敗となりました。
 最優秀選手に田和幸七段(静岡)、優秀選手に河合輝六段(静岡)、山口義修六段(山梨)、宮川麻衣四段(山梨)、優秀試合者賞に松井修司七段−依田安史七段(山梨)の副将戦が選ばれました。

 大会後には約20分間、審判員、役員も含めた稽古会が行われ、親善を深めました。

 静岡県の先生方 山梨までありがとうございました。

 
 
 







2025/03/16 5:31:18|稽古日誌
3.15 甲斐直心館朝稽古!(小学生以下の部)!


 3月15日、甲斐直心館朝稽古(小学生以下の部)には幼児、小中学生と指導者、一般会員ら23人が参加しました。

 小6松田さんの号令で正座。14種類の素振り計280本を振り抜いた後、水分補給をして足さばきと一拍子の正面素振りを入念に稽古しました。小学生高学年に手本となる素振りを披露してもらいました。また、前回から復活させた跳躍面素振り100本で前半を締めました。50本前後からつらくなったところで、どう持ちこたえられるか。1本目と100本目が同じように振れることが理想です。どんどん前に移動してしまう人はさがる足が不十分な証拠です。1本目も100本目も同じ位置にいられることも大切です。

 中学生の部と小学生以下の部の両方に参加して素振りをした人は660本は少なくとも振っています。






 
この日は元立ちも充実していましたので、指導者・一般元立ちで切り返し、面の打ち込み、小手体当たり、小手面打ちなどを行いました。指導者の示範も交えました。


 
 打ち込み稽古を行い、最後に1分間の地稽古を1〜2回行い、切り返しで締めました。






 
 よくなっている小学生も少しずつですが増えてきています。共通しているのは自分の課題をしっかり理解できていて、修正および克服に向けて努力している人です。

 先週、ほころんだ道場の梅の木もこの1週間でほぼ満開となりました。稽古後に、一部館生が梅の花見を楽しみました。

 



 







2025/03/16 5:30:02|稽古日誌
3.15 甲斐直心館朝稽古!(中学生の部)!


 3月15日、甲斐直心館朝稽古(中学生の部)には小中学生5人(小学6年生、中1〜3年)と指導者4人の計9人が参加しました。午前5時20分現在の道場室温は約8度、湿度55%でした。
 
 
 最初に道場の三分の一を雑巾掛けしました。雑巾掛けをすると、その日の体調がよく分かり、体幹も鍛えられます。到着した参加者が残りの雑巾を掛けていきます。 

 中1雨宮さんの号令で正座。14種類の素振り計280本を振り抜き、日本剣道形を修錬しました。

 面着け後は切り返し、面打ち、小手体当たり、小手面打ち、面に対する応じ胴を修錬し、9人で地稽古を行い、切り返しで締めました。


 いつでも打ち出せる構えになっているでしょうか。打つ前に必ず何かしらの動作を入れないと打ちだせない場合は、構えそのものを見直す必要があるかもしれません。攻めにつながる動作であれば問題はないですが。
 
 







2025/03/13 0:16:07|稽古日誌
3.12 白根桃源剣友会と合同稽古!


 甲斐直心館の3月12日(水)の稽古は、2月に続いて八田中学校での白根桃源剣友会への出稽古をお許しいただきました。双方の指導者、一般剣士を含めた大勢の参加で60人ほどの、前回にも増して熱気あふれる合同稽古となりました。

 松本髣Y先生のご指導で素振りなどを行い、面着け後は小学6年生以上が元立ちになっての基本稽古などを行い、打ち込み稽古なども行いました。

 

 この後は3年生以上の11人戦を行いました。1カ月前の練習試合と比べると、勢いのある白根の少年剣士に対して、それなりの試合になってきた館生が増えたことも感じました。
 




 ただ、構えているときの発声はあっても、打突時の発声がほとんどない館生がまだまだいること、自分から攻めていない、相手が打ってきてから対応しようとするリアクション剣道が多いことが課題です。難しいことですが、先をとる動きを工夫していかないと、ある程度のところからの上達は望めません。

 試合後は指導者・一般が元立ちになって指導稽古を行いました。初心者から中学生まで、一生懸命かかってくる子どもたちと稽古をするのは、元立ちとしても非常に楽しいです。




 白根の少年剣士は一拍子の打ち、打った後も姿勢が崩れないところが共通していて、素晴らしいと感じました。ふだんの稽古でも打ち込み、掛かり稽古や基本打ちでも体当たりや連続技を数多く経験していないとなかなかこうはならないでしょう。
 






 白根の皆さま、遅い時間までありがとうございました。また稽古後には直心館の指導者、一般会員が松本先生に残り稽古をつけていただきました。こちらもありがとうございました。
 






 
 







3.9 日本剣道少年団研修会!


 第47回日本剣道少年団研修会(全日本剣道道場連盟・日本剣道少年団指導本部主催)が3月9日、東京武道館で開かれ、甲斐直心館から館生7人、指導者2人、保護者ら計16人が参加しました。

 体験・実践発表会に始まり、書道展、錬成会という盛りだくさんの内容です。降雪が心配されましたが、道中、雪はなく、保護者の方々の多大なご協力により予定通りに行動できました。

 体験・実践発表では、全国の地区予選を突破した小学生9人、中学生9人が出場し、それぞれ実に素晴らしい発表でした。特に発表を熱心に聴いていた館生と最終成績を予想したところ、ほぼ意見が一致しました。最終的な成績はまさに予想通りで、審査員と思いを共有できたことで、すっきりした思いでした。

 

 関東地区予選は小中学生とも女子が最優秀賞でしたが、この全国大会では小中学生とも男子が最優秀賞でした。いずれも、時には笑みををたたえて発表する様子に安心感も覚えました。剣道を通じて、さまざまなことを感じ、考える機会があることは素晴らしいとあらためて思いました。
 



 書道展の展示、表彰式もありました。甲斐直心館は15人が出品し、10人が入選するまずまずの成績でしたが、上位の賞はなく、全員が佳作だったことが初めての経験でした。佳作作品も展示されました。

 【佳作】▷小1・2 伊藤希、雨宮千▷小3・4 山根、伊藤優▷小5・6 伊藤龍、松田清、中田、志澤▷中学生 勝村茉、中込

 



 

 錬成会には小学3年生1人、5年生3人、6年生2人の計6人が参加しました。はじめに高鍋進先生の基本指導がありました。素振りのご指導をいただきましたが、素振りの示範を拝見しただけでも感動します。一拍子の素振り、また、左脚の引きつけも圧巻でした。
 



 その後の学年ごとの錬成会ではそれぞれに5試合前後の錬成ができ、初めて竹刀を交える相手と貴重な切磋琢磨ができたようでした。






 この充実した研修会を企画、運営していただいた関係の皆さまに厚く御礼申し上げます。