文化庁から委託を受けている伝統文化親子教室事業の第5回甲斐市親子剣道教室を9月18日夕、甲斐直心館道場で行いました。
7月24日の第4回教室後、新型コロナ感染急拡大による活動自粛要請を受けて、9月12日まで一切の活動を休止していましたので、ほぼ2カ月ぶりの教室再開となりました。
台風14号の接近による大雨も覚悟していましたが、甲斐市周辺はそれほどの影響もなく、朝稽古、伝統文化親子剣道教室も通常通り行うことができました。
教室には甲斐市と周辺から親子ら30人が参加しました。検温、手指消毒を済ませ、道場に礼をして入るなり、送り足の練習をする幼児や打ち込み台に向かって跳躍素振りの要領で面打ち10本を繰り返す幼児、低学年の子どもがいて、みな剣道が大好きです。なかなかの竹刀の振りの強さで、打ち込み台の面がずれて、何度も調整したほどでした。朝稽古に続いての参加者も少なくありません。
小6中込さんの号令で正座。準備体操のほか、子どもたちの号令で握る運動100回、開く運動100回、片足立ち60秒ずつをして体幹を鍛え、平衡感覚を磨きました。
小6の3人と保護者の列、小学生以下の部に分かれて、まず立礼から「構え刀」までの所作を再確認しました。蹲踞(そんきょ)する時に頭が垂直に移動することが理想です。これは常に意識していないと、頭が前に下がって蹲踞してしまうなど、剣道の有段者でも美しくできていない人は意外と多いものです。
中段の構えから前進3歩、後退3歩の送り足の足さばきを行い、3〜5人ごとに全員に発表してもらいました。足さばきは剣道の根幹です。久々を感じさせない上達を見せてくれた参加者もいました。
前進3本、後退3本の正面素振りを行いました。手首をしっかり返して、剣先を顎の高さまで振り下ろすこと、無駄な力を抜いて冴えを出すこと、両手の親指を前方下に向けるよう軽く握ることを求めました。
保護者の方はさすがに修正ができます。子どもたちも元気よく素振りができました。
3列に分かれて打ち込み竹刀に対する打ち込みを行いました。面打ち、小手面打ち、小手面々打ちなど一本打ち、二段打ち、三段打ちを体験しました。「残心」までしっかり行います。15分ほど打ち込み、一人ずつ発表して大きな拍手が送られました。
残り15分で面を着け、大人が元立ちになり、面の打ち込み4本を繰り返しました。特に幼児の振りかぶり、面への振り下ろしが滑らかになっていると感じました。保護者の皆さんの面打ちにも冴えが出てきています。
面を着けている小学生、指導者・一般で見取り稽古も兼ねて地稽古を2本行いました。経験者は中段の構えから、打つ前の動作をできるだけ少なくするにはどうしたらよいかを考えながら打ってみると上達が早くなります。
剣道の稽古は、習う、練(ね)る、工夫することがとても大切です。これは柳生新陰流(やぎゅうしんかげりゅう)の「三摩(三磨)の位(さんまのくらい)」という教えです。師匠の教えを聞いて「習う」、その教えに基づいて練習する「練る」、しっかり自分で考えて「工夫」することが上達には欠かせません。これは一つの円の円周に「習・練・工」があり、常にこれを繰り返しながら学びます。
全員から感想発表がありました。それぞれにできたこと、もっとやりたいこと、剣道への目標が明確で、上達が楽しみです。
次回6回目親子剣道教室は9月25日(土)17:30〜19:00に甲斐直心館道場で開きます。竜王地区の小学校では運動会が予定されています。教室は発表会も含め全15回を予定しています。これからの新規申し込みも受け付けています。子どもだけの参加も受け付けています。
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甲斐直心館鷹野道場は、甲斐市篠原3218−2(法久寺前)です。道場北西に10台ほど駐車できるスペースがあります。ご利用ください。
駐車場がいっぱいの場合、稽古参加者用にお寺のご厚意で空いている時は駐車場を貸していただいています。墓参の支障にならないよう、必ず西奥の方から駐車してください。

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