12月7日(水)の甲斐直心館通常稽古は玉幡中学校での3週間ぶりの実施となりましたが、稽古後、お母さん方から「車が多過ぎて(中庭に)置ききれず、どこに置こうか思案してしまった」という声が出るほどの盛況でした。
発足して3年目も既に後半に入り、館生や剣道再開という方も続々と増えました。充実期に入りつつあることを感じさせられる一コマであり、指導者冥利に尽きます。
この日の稽古には40人近くが参加しました。中でも年長児の未裕ちゃんが30の竹刀を持って、稽古デビューしました。4度目の稽古となった小6の文佳さんも竹刀が振れてきました。
中3生3人が久しぶりに勢ぞろいしました。女子2人とも期末テスト、到達度テストともに達成感がある出来だったようで何よりです。週2回計3時間弱の稽古は続けていった方が良いと思います。受験勉強のストレスを、剣道で大きな声を出して発散することで、好循環が生まれるはずです。
通常の準備体操、素振りメニューの後、初心者も多いため、足捌きの前段階としてスキップを多めに取り入れました。足の裏でしっかり体重移動することを学べる良い稽古になります。
そのあとは太ももの前に手を添えての音を立てないナンバ走り、送り足、手刀での連続面打ちなどを行いました。さらに竹刀または木刀をもっての足捌き、前進正面素振り、連続面打ち、連続小手面打ち等を行いました。
大勢が横一列になって素振りをすると、それぞれの振りの違いが良く分かるものです。来弥さん、誉久君の正面素振りが光っており、みんなの前で見本を見せてもらいました。見取り稽古した先輩方は自分との違いが分かったでしょうか。
来弥さんは手と足のバランス、タイミングが良く、振り下ろした時にしっかり左足の引きつけも完了していて、振りに冴えがあります。峡中地区剣道祭の初心者錬成準優勝、そしてデビュー戦の千葉さな子杯でいきなり2本勝ちするなどして優秀賞を獲得したことが実力通りの結果だったことが分かります。
誉久君の振りには無理がないため、振りかぶり振り下ろしが美しく、きれいな弧を描いていました。剣先の走りも見事でした。あとは左足の引きつけ、剣道具をつけた後も同様の振りができれば上達はもっともっと早くなるでしょう。
いずれにしろ、小1の来弥さんの躍進ぶりが低学年男子たちにも大きな刺激になっているようです。現在の第3代団長が女子であるように、甲斐直心館は保護者も館生も今のところ女性パワーの方が勝っているようです。
前半の締めは跳躍素振り100本でした。私は木刀に近いず太い竹刀を使っていましたので、正直なところ途中で「まだ、40本なのか」と思いました。最後の10本ほどは足の前後の動きが小さくなってしまいました。素振りの1本目も100本目も同じような振りができるように不断の修錬を怠らないようにしないといけないと自己反省しました。
面着けからは50本切り返し、小学生、中学生に分かれての相面、3〜4グループに分かれての応じ技を行いました。
仕上げは掛かり稽古を行いました。わずか15秒の世界に全力で挑めたでしょうか。
途中、残念だったのは剣道具を着け直すために脱落していった館生が1人や2人ではなかったことです。元立ちが10人近い大勢だったことを差し引いても、脱落者が出れば、連続で掛からなければならない仲間が増えていきます。ここで踏ん張ったか踏ん張らないかで、強くなっていく人と、いつまでたっても上達しない人の分岐点になってしまいます。
まず正確な着装をすること、そして自分の弱い心に打ち克ち、体力を増強していくこと。これが掛かり稽古の大きな目的です。頭の中が真っ白になるまで稽古して無心の一本が出せるようになれば、試合でも無意識のうちに会心の一本が打てるようになるのです。
大森杯の甲斐支部代表選手の成、千裕、鷹野が30秒試合を2試合ずつ行いました。支部代表の名に恥じない試合をしたいものです。自分にも言い聞かせています。
宮下先生がずっと稽古を見守ってくださり、アドバイスをしてくれました。前日に32歳の誕生日を迎えられたとのことでおめでとうございます。参加者全員の拍手で祝福しました。
稽古前のモップ掛けなど、まだ自分たちで率先して動くという意識が足りません。いろいろな学校から館生が集まってくるため、お話をしたいことも多いのでしょうが、剣道の稽古の時は稽古に集中しましょう。
鷹野道場でのぞうきん掛けと中学校武道場でのモップ掛けと、館生の皆さんは二つの様式の違う道場を利用することで、同時に2倍の学びを体験しています。こういう経験は貴重で、あらゆる環境に対応できる力が自然と養われていきます。
自分を取り巻く環境に常に感謝の気持ちを忘れず、剣道を楽しみながら、正しいことを勇気を持って正しいと言える、真っ直ぐな心を持った人間になりましょう。
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