山梨県剣道連盟相談役井上一男先生(剣道教士七段、元山梨県教育委員長、花咲カントリー倶楽部会長)の葬儀に参列し、献花させていただきました。これまでにそうそう参列したことがないような壮大な式でした。祭壇には剣道具も飾られ、井上先生の大きな足跡に思いをはせる貴重な時間でした。
弔辞の中で、井上先生が大月高校の教員を経て富士急行に入社し、ホテルマウント富士の「富士山が見えなかったら次回の宿泊料無料」という有名な企画は、実は井上先生が支配人当時に考案した企画と知って驚きました。
高校生のテーブルマナー教室も井上先生が発案されたとか。今ではよくある企画かもしれませんが、その当時、「コロンブスの卵」的な発想は井上先生でしかあり得なかったということでしょう。
剣道関係者からは「私が60歳、70歳になっても、本当に厳しく叱ってくださった」というエピソードもお聞かせいただきました。でも「それが本当にうれしかった」と。こういう叱られた方から感謝される叱り方のできる方はそうはいません。井上先生は生来の教育者なのでしょう。
また「大月の、山梨の、剣道をもっともっと盛んにしたい」ということを、病床でもずっとおっしゃっていたそうです。その思いを、後に続く剣道人が大切にしていかなければなりません。
個人的には十数年前にねんりんピックで先生の剣道を初めて拝見して、深い感銘を受けました。感動のあまり、井上先生に「先生の剣道は素晴らしいですね」と思わずお声掛けさせていただいたら、先生が「そうか」と笑顔で返してくださいました。それ以来、何かにつけ、声を掛けていただきました。
毎年、梨剣連の新年会の時に先生に招待状をお出しすると「家に多くの客人が挨拶にいらっしゃるから、三が日はなかなか家を空けられないんだよ。いつも悪いね」とわざわざご連絡をいただきました。毎年、そんなやり取りをさせていただくのが恒例でした。
県教育委員長当時には、高校入試全県一区などの問題にも真正面から取り組んでいらっしゃいました。ゴルフの際にはいつもお心遣いをいただき、気持ち良くプレーさせていただきました。
衷心より哀悼の意を表します。そして、山梨の剣道を盛んにするために、微力を尽くすことをお誓いします。
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