みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2011/03/11 23:00:37|随想・雑観
大きな被害

 大津波が住宅や走行中の車をのみ込んでいく衝撃的な映像が流れていました。NHKテレビによると、各地で90人以上の死者が確認され、さらに仙台市若林区では津波でおぼれたとみられる200〜300人もの遺体が見つかった…。先日のニュージーランドの大地震が対岸の火事でなかったことを思い知らされました。

 そして気仙沼市では広範囲にわたって火災が。地震で怖いとされる津波、火災、どれも防げるものではなかったということでしょう。

 しかも福島第一原発から半径3�`以内から避難要請―と、恐れていた事態が次々と起きつつあります。日本の原発は多くが地震の巣の上に建設されていて、その危険性は多くの人が指摘してきました。学生時代、「東京に原発を」という本を書いた広瀬隆さんとお話をする機会がありましたが、今この現場を見たら「そんなことは20年以上も前に指摘しているじゃないか」と叱られそうです。

 幾つかの地方紙も新聞発行が困難となり、近隣の地方紙に協力を要請しているということです。友の安否も気掛かりです。それぞれに頑張ってほしい。

 VF甲府の選手も福岡戦に向けて空港にいたために、足止めを食らっているようです。JRも終日運行を見合わせているために、新宿駅をはじめ、人があふれています。歩いて帰宅する人も多く映し出されています。首都圏の有事の際の怖さも痛感させられました。

 地震は本当に怖い。でも、それ以上に津波はもっと怖い。火災も。







2011/03/11 21:39:10|随想・雑観
心の備え

 東北地方を中心とした国内観測史上最大M8.8の大地震。甲斐市では震度4でしたが、震源から遠かったためにゆっくりした揺れで、一部の学校などの建物に多少の被害はあったものの、人的な被害は今のところ把握されているものはないようです。甲斐市教委のスポーツグループリーダー研修会も夜の部は、資料の配布で切り上げたようです。幹線道路はあちこちで渋滞を引き起こしました。

 わが家の場合、長女が家にいたおかげで、年寄りも慌てることなく、余裕を持って庭の木にもたれて地震の揺れを待つことができたとのことです。テレビの国会中継を見ていたところ、緊急地震警報が流れ、それから揺れを感じるまでに30秒以上あったそうです。大きな船酔いのような揺れ、まったく自然のエネルギーの前には人間は無力です。

 娘が落ち着いて行動できたのは、今年1月に甲斐直心館で山梨県立防災センターを訪れ、防災体験を行っていたからだそうです。震度6強の揺れを体験していたために、身を守ることを最優先に行動しました。揺れが来てから慌てて屋外に逃げることはけがにもつながりますが、緊急地震警報のおかげで揺れを感じる前に心の準備もできます。これが大きいのです。

 緊急避難の備蓄品はそれほど用意してはありませんでしたが、早速、おにぎりをたくさん用意して、いつでも逃げられる態勢をつくっているようです。やや興奮気味ではありますが…。

 今回、私の携帯に緊急地震速報は届きませんでした。NNS甲府CATVが普及に努めている緊急地震速報システムは今回はどうだったのか気になります。以前、静岡県で起きた大きな地震の際は、このNNSのシステムが大きな威力を発揮しました。

 もし今回も威力を発揮したのであれば、導入を考えようかと思います。これはテレビのスイッチを入れていなくても、その端末のある位置で震度幾つの揺れがあるかを演算して速報してくれる強力なシステムであるからです。

 山梨も多くの断層が走り、いつ直下型の地震が来てもおかしくないといわれます。その時に慌てないよう、日ごろから備えておきたいですね。

 心も水も食料も。







2011/03/11 17:18:08|随想・雑観
余震・大津波にも注意

 11日14時46分、三陸沖を震源とする巨大地震があり、宮城県栗原市では震度7を記録しました。震源の深さは約10�`、マグニチュード(M)8.8。国内観測史上最大のMだそうです。多くの死傷者が出ています。

 宮城にも、福島にも、岩手にも青森にも山形にも、北関東にも多くの知人、友人、親戚がいます。無事を祈るばかりです。テレビからは大津波の脅威が映し出されています。被災地では車には乗らず、高いところへ避難してください。

 お見舞い申し上げます。







2011/03/11 0:01:59|随想・雑観
卒業

 甲斐直心館の館生2人が10日、中学校を卒業しました。ある館生は「今日無事に卒業式を終えました。祝電をくださってありがとうございました」と早速、丁寧なメールをくれました。きちんとした対応ができるようになったものだ、と感心しました。

 それぞれ、特に剣道に関して言えば、楽しいことよりも、悩みや苦しいことの方が多かった中学校時代だったと思います。大人の一人として、あまり力になってやれなかったことをお詫びします。

 私自身も剣道とのかかわり方について悩んだことの方が多かった2年間だったと思います。でも、それ以上に、「剣道を広めたい」という私の考えに同調してくれ、叱咤激励して、支えてくれる人がこれほどまでに数多くいるのだということに気付かされた2年間でもありました。

 自分が正しいと信じる行動を取れないようでは、剣道をしている意味はないと考えます。その踏み出した一歩をきっかけに、おかげさまで甲斐直心館は指導者から初心者まで40人に届くような中所帯に成長しつつあります。

 中学校の話に戻って…。11日は公立高校の合格発表です。昔は新聞にも合格者全員の氏名が掲載されていました。個人情報の保護が強くいわれる現在とは隔世の感があります。

 父親の思い込みで学力不相応な県立高校を何度も受験させ、3年前に大変につらい思いをさせてしまったわが家の長女も、日本航空高校で結果的に大変に有意義な高校生活を送ってくれたことで、ほっと胸をなでおろしています。

 本日まで2泊3日で、進学する専修大学の体育会剣道部合宿に参加してきました。まだ本人に会ってはいませんが、電話の向こうで「稽古はきつかった」としゃがれ声で話していました。これからの大学4年間に大きな希望を持っていると思います。

 私の場合、以前にもこのブログで書きましたが、高校こそ第一志望校に学力とくじ運(以前は甲府総合選抜で4校のどこに入学するか分かりませんでした)で入ることができたものの、大学も就職先も、第一志望には合格できませんでした。でもその流れによって今の自分の立ち位置があることを実感しています。

 今の仕事に就いたきっかけは、筑波大学第一学群社会学類(たしか当時はこんな名前だったかと)の推薦入試を受けて「南と北」という題の小論文が思うように書けず、面接でも酷評されたことです。そういう意味では不合格にしてくれた大学に感謝しなければならないのかもしれません。

 東京の私大に進学し、新宿・住友三角ビルに週1回、文章の勉強に行くようになりました。すべては小論文の失敗が原動力です。
そこで文章を書く仕事があることを知り、いろいろな大学の学生と知り合い、ある全国紙の論説副主幹からは、「ものの見方」の大切さを教えていただきました。
 
 余談ですが、その当時、物静かで他人の話をよく聞き、時折鋭い指摘をしてくれる女性がいましたが、今では某公共放送の解説委員として活躍しています。

 第一志望の全国紙には英語で苦戦して受からず、受かったのは某全国紙と地方紙。悩みに悩んだ末に内定を断りに行った某全国紙の人事担当者から「地方紙を選ぶとは志が低い」と、ののしられたことも、今となってはいい思い出です。今会ったら「地方紙を選ぶとは、先見の明があった」と言ってもらえるでしょうか。全国紙、地方紙に限らず、新聞の世界は厳しい経営が続きます。

 そんなこんなで「人生万事塞翁が馬」ということを実感しています。ちょっとしたことに一喜一憂するのではなく、長期的な目線で行動し、「今の自分がちょうどいい」ということです。

 ライオンキングの歌にもあった「ハクナ・マタタ」(スワヒリ語で「どうにかなるさ」)、琉球方言で「なんくるないさ」(「なんとかなるさ」)という言葉や、映画「風と共に去りぬ」ではスカーレット・オハラの最後のセリフ「tomorrow is another day」(明日という別の日があるわ)など、いずれも肩の力が抜けていながらも、前向きな気持ちが感じられる、好きな言葉です。

 最近、就職先が見つからず自暴自棄になってしまう若者の暴走が報じられています。せっかく社会人になって世に出ようという時に就職先が見つからなければ、閉塞感を持つのも仕方ないかもしれません。でも、目先のことで一喜一憂しては身が持ちません。今、景気のいい会社はごく一握りですし、将来性のある職業はこれから若者がつくり上げていくものになるかもしれません。

 進学先でも就職でも第一志望先に合格することは素晴らしいことですが、半面、そこで満足してしまえばその人の成長はペースダウンしてしまうかもしれません。

 挫折を知った人間は強いともいわれます。剣道の修行と同じで、目標に向かって努力したその過程がその人を磨き、価値のあることだと思います。

 努力した自分をまず褒めてあげてください。そして、自分のわがままを寛容に見守ってくれた家族に感謝の気持ちを口にしてください。どんな結果であっても、それは「将来、良い方に働く」と信じてみましょう。

 人生を楽しもう!


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2011/03/10 21:42:12|随想・雑観
剣道を楽しむ人 広める人 高める人

 全剣連の講習会でよく「剣道を楽しむ人」「剣道を広める人」「剣道を高める人」―。「あなたは剣道とどう関わりますか?」と問われることがあります。

 多くの剣道愛好者は「剣道を楽しみたい」という考え方かもしれません。しかし、以前、ある先生から「剣道六、七段は全国区であり、プロの自覚を持て」と言われたことがあります。

 もちろん、剣道を職業とするプロはほぼ存在しませんから、「プロフェッショナルの意識を持て」という意味と解釈しましたが、見方を変えれば剣道六、七段以上であれば、剣道の高段者として見られますし、称号・段位審査規則に照らせば、まさしく剣道の専門家の一人としての自覚を持たなければならないことになります。
 
 私も剣道を楽しむことを第一義と考えていますが、職業柄などから「剣道を広める人」でもなければならないと考えています。このブログもその行動の一端であり、剣道の普及に少しでもお役に立てればと考えています。「剣道を高める人」の域には一生かかっても到達できそうにもありませんが…。

 「剣道人である前に、常識的な社会人であれ」ということもここ何年か全剣連の講師の先生方がよくおっしゃることです。剣道人の常識が、あまりにも世間の常識とかけ離れていたのでは困ります。

 「剣道を広める」ためにも、剣道を正しく学び、それを伝えなければなりません。そして、剣道をしている社会人、学生、生徒、児童としての一人一人の評価が、剣道の将来、評価につながっていくことに各人が気付いた時、剣道の未来は無限大に広がっていくのかもしれません。


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