今朝の稽古には、25人ほどの参加がありました。甲斐直心館の指導者の一部が仕事などのために欠席したかわりに県内各地から4人の先生と3人の高校生、小学生が出稽古に来てくれました。 切り返しに始まる基本稽古を中心にし、打ち込みで締めました。先生方の相懸かりを見たと思いますが、いずれは皆さんも経験してください。小学生以下は久先生の指導で基本をみっちり学んでもらいました。
稽古後、ある先生が「清く正しく美しく」というお話をしてくださいました。まさに剣道は人を高めるものであって、剣道の尊い正しい教えを胸にして稽古に臨めば、自然と徳が備わってくるということです。 特に剣道では、正面(前面)はいくら見繕(みつくろ)っても、後ろ姿にはその人の品性、本性が表れてしまうとよくいわれます。後ろ姿とは実際の背中も指しますし、その人の物事に対する姿勢も指しているでしょう。
稽古後、先日地区の育成会で行われた有価物回収の時の話をしました。これまでに私が組んだ中で、最も礼儀正しく、最も働き者だなあと感じた子どもが剣道を一生懸命学んでいる子どもでした。私自身も「剣道を学んでいる子どもはこうあってほしい」と強く感じたし、非常にうれしいことでした。こういうことが自然とどこでもできるようになることが、剣道を学ぶ目的なのです。
時間を守る、約束を守る、機敏な行動を取る、いじめられている仲間を見たら助ける…正義感に基づいて自発的に行動できることが尊いのです。
久先生から手の内について正しく覚えてほしいという話がありました。一度間違って覚えてしまったことは、その癖を抜くまでに何倍もの労力が必要になることはこれまでも皆さんにお話ししてきました。親指と人差し指で竹刀を握るのではなく、小指からの3本を中心に握ること。そうすれば左手が突っ張った振りかぶりにはならないこと…。
とにかく、面布団を軽やかな弾む音で打つことができるようになりましょう。素振りで竹刀が鞭(むち)のようにしなる感じに使えるようにしましょう。そして素振りで空気を切るような冴えを表現しましょう。無駄な力が入れば入るほど振りは遅くなり、冴えがなくなることに気づくでしょう。道場の扁額の「守破離」の「守」は教えをしっかり忠実に守ることの大切さをいっています。
残り稽古で明日の本部審査を前に、日本剣道形の最終確認を熱心にしている高校生、中学生がいました。相手から目を離さず、節のない、柔らかさのある日本剣道形を堂々と打ってほしいと思います。
出稽古の先生方、ありがとうございました。またご指導と素晴らしい剣道講話をお願いいたします。 |