全日本剣道連盟の月刊広報誌を「剣窓(けんそう)」といいます。「剣道は閉鎖的でなく、外に向かって開かれていなければならない」という思いを込めて命名されたそうです。剣道界の情報を実に早く知ることもでき、私も剣道五段に昇段した23、24歳ごろから購読していますので、もう20年ほどになるでしょうか。
最近発行された剣窓のなかに奈良県で行われた第47期中堅剣士講習会に参加した感想を山梨県剣道連盟会員の平子順一先生が全参加者を代表して執筆しています。参加者の中には私が今年の京都大会でお手合わせしていただいた東京の岡本和明先生のお名前もありました。また茨城の海老原孝先生のお名前もありました。4泊5日の強化合宿の中身は厳しいものだったことが分かります。
私が山梨県剣道連盟のご推挙をいただき、参加させていただいたのは4年前の第43期。福本修二先生を中心とする強力な指導陣で、朝から晩まで剣道漬け。初日の延々と続く素振りで左手の掌(たなごころ)に不覚にも大きなマメができてしまい、苦痛の日々でした。平子先生の感想にもありましたが、苦しい区分稽古が20セットを超えたころ、全員で励ましあう連帯感が生まれていました。汗をかいた剣道着もいつしか乾きに向かっている状況でした。
同期参加の中から東京の恩田先生、山口県の吉田先生、神奈川の小山先生と、すでに大先輩3人が剣道八段に昇段され、毎年、5月の京都では稽古や第二道場で楽しい交流会が行われています。
このHP、ブログも「剣窓」を常に意識して、剣道以外の話題も積極的に取り上げるようにしています。先日も奈良県から山梨にいらっしゃった方から「毎日見ていますよ」と声を掛けていただき、少々驚いたのと同時に、インターネットは全国どころか世界に向けて発信されていることをあらためて感じました。
8月下旬にブラジルで剣道の世界選手権が開かれます。もはや剣道は日本の「剣道」としてだけではなく、「KENDO」としての性格も併せ持っています。人それぞれに求めるものは多様化しています。幅広い人々の期待に応えられる剣道文化を深化、発展させていきたいものです。 |