金曜ロードショー「たそがれ清兵衛」のクライマックスシーンを見ました。あらためて真田広之さんの剣さばきのうまさ、田中泯さんの渋い演技が光る映画だと感じました。
昨年10月、白州正心館(蓑輪勝館長)の20周年記念式典で田中泯さんの踊りを間近で拝見しました。私は村上修一先生と日本剣道形を打たせていただきましたが、田中泯さんのあの緩急を生かした踊りは、私のような素人が見ても「ただ者ではない」と思わせるものでした。今は同じ甲斐市にお住まいのようですから、またお会いできることもあるかと思います。
蓑輪館長が甲斐直心館の稽古にお出掛けくださることになりました。長年、持田盛二先生、望月正房先生ら野間道場の大家を身近に感じてきた蓑輪先生の教えには実に多くの発見、学びがあります。66歳の蓑輪先生と私とでは23歳ほどの開きがありますが、時に私の息が上がってしまい、めためたになってしまうこともあります。
私の家族は、今年元日、蓑輪先生と私の稽古を正心館で拝見して「蓑輪先生の剣道は剣先の動きだけを見てもとても興味深い」と感想を漏らしました。剣先が生きている−。生意気に言わせていただければ、そこが私とは決定的に違います。先生の剣先と対話できるようになるまで、掛かり手は必死です。蓑輪先生の稽古は、打った打たれたではなく、そこに至るまでの攻めの工夫があるかどうかが、掛かり手にも見えてくる非常に味わい深いものです。 |